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コラム お香典
作成日:2023/04/24 最終更新日:2024/02/18

初盆(新盆)で包む香典の相場|香典袋の選び方と表書きを徹底解説

初盆(新盆)で包む香典の相場|香典袋の選び方と表書きを徹底解説

初盆は故人が亡くなられてから初めて迎えるお盆の事をいいます。四十九日が過ぎ、仏として極楽浄土に旅立った故人が里帰りすることから、初盆は普段のお盆よりも特に盛大に執り行われる場合が多く、香典の金額も普通のお盆の時よりも多くなります。地域によって異なる初盆の時期や、香典マナー、金額の目安などをご紹介します。

初盆(新盆)の香典袋の選び方や書き方

初盆(新盆)の香典袋の選び方や書き方
初盆では、親戚や故人が生前に親しくしていた友人・知人を迎えて法要を行い、読経をしたり会食をしたりして、故人の冥福を祈ります。お葬式の香典と同様に、初盆の香典にも書き方のルールやマナーがあります。故人が仏になっているという考えから、香典の表書きも葬儀の時と少しは異なります。香典袋の選び方や書き方、宗派による違いをみていきましょう。

水引が黒白の結び切りの香典袋を選ぶ

香典袋は葬儀と同様に不祝儀袋を選びます。一般的な法要では、白黒や藍銀の水引の香典袋ですが、関西や北陸の一部では、四十九日以降の法要には黄色と白の水引を使うところもあるため、事前にご家族などに確認しておくと安心です。包む金額が多い場合は、双銀を使用することもあります。
<水引の色の違いに注意>
※熨斗(のし)がついているもの・水引の色が赤白のもの・蝶結び・あわじ結びのものは、結婚式や祝い事に使う祝儀袋です。

表書きは薄墨で書く必要はない

お通夜や告別式での香典は、薄墨の筆か筆ペンで書くのがマナーですが、初盆の場合には通常の濃墨で書きます。初盆の香典は故人が亡くなってから時間が経っていることと、事前に準備していることが前提であり、「無事に初盆を迎えられた」という意味も含まれるため、濃墨で記入して問題ありません。しかし、簡易的なボールペンやサインペンで書くことは失礼になるため控えましょう。

表書きの書き方

香典の表書きは表書きの下には贈り主の名前を記入し、上側は宗教・宗派によって異なりますが、宗派によっては葬儀の時とは違う書き方をしていきます。宗教宗派を問わない書き方として、「御香料」が「御供物料」に変わります。もしも、宗教宗派がわからない際は、「御供物料」と書くといいでしょう。

仏式の場合

<仏式>
御仏前/御佛前/御供物料
葬儀では表書きに「御霊前」と書きましたが、初盆は四十九日を迎えた後になるため、故人は仏になったと考えることから、仏式の場合には「御仏前」や「御佛前」などと書くのが一般的です。
※浄土真宗は他の宗教と異なり、亡くなった人はすぐに仏になると考えられているため、「霊」の文字は使いません。初盆の香典では、「御仏前」や「御佛前」を使いましょう。

神式の場合

<神式>
御玉串料(おたまぐしりょう)/御神前
※神式では、亡くなった人は仏にならないため、四十九日以降も「御仏前」とは書きません。仏ではなく神前に香典を捧げるため、「御仏前」と書くのは誤りであるため気をつけましょう。

キリスト式の場合

キリスト教の場合は、基本的に初盆の習慣はありません。しかし、日本の風習に合わせて行う場合もあります。そのため、初盆に招かれた場合は、「御花料」と書きましょう。

初盆(新盆)で包む香典の相場

初盆(新盆)で包む香典の相場
初盆の香典は5,000円~10,000円前後が一般的です。故人との関係性、遺族の年齢によって目安となる金額が異なります。故人が親である場合は、1万円~3万円が目安です。20代・30代と40代・50代では、年配である方が包む金額が高くなる傾向にあります。また、初盆で会食がある場合も目安が変わるので注意しましょう。会食にかかる費用を香典にプラスして包むのが一般的です。
 
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会食がある場合

初盆の法要で会食がある場合は、食事代を考慮して5,000円~10,000円をプラスして包むのが一般的です。親族の場合は別途提灯を贈る場合もあります。

親族の場合

故人が実の親や兄弟、姉妹、子どもなど、近い身内の場合は10,000円~30,000円程度。実の祖父母や孫であれば5,000~10,000円程度。他の親族の場合は5,000円程度が相場ですが、会食がある場合は10,000円程度包むことが多いです。香典を包む方の年齢が上になるほど、金額が増えるため注意しましょう。

友人の場合

特に親交の深かった友人の場合、5,000円~10,000円程度。知人や近所付き合いのある方であれば3,000円程度です。会食に参加する場合は1人あたり3,000円~10,000円程度をプラスで包むことが多いです。仕事関係の方の初盆に行く場合は、代表者を1人たてて香典を包むこともできます。金額は1人あたり1,000円~5,000円前後で切りの良い金額がいいでしょう。連名で包む場合は縁起の悪い数字とされる「4(死)」や「9(苦)」は避け、端数がでないようにしましょう。

一周忌法要と一緒に行う場合

一周忌とは故人が亡くなってから1年が経った命日ですが、故人が亡くなられた日が7月・8月の場合は、翌年に初盆と一周忌が重なったり近くなったりすることがあります。その場合は、一周忌法要と一緒に行うことがあります。初盆と一周忌を一緒に行う法要に参列する場合は、1回分の香典だけで問題ありません。一般的に香典の目安は5,000円~10,000円です。法要後に会食がある場合は、5,000円~10,000円をプラスして包むといいでしょう。
 
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初盆(新盆)で香典をお供えする時期

初盆(新盆)で香典をお供えする時期
お盆は7月の新盆と8月の旧盆があります。初盆(新盆)のお供えの時期は、全国的には8月13日~16日が一般的です。地域によって少し異なり、東京や神奈川、北海道、沖縄の一部の地域では、旧暦7月13日~16日に行われる場合があります。
故人の命日によっても初盆の時期は変わります。例えば、四十九日忌明けより前にお盆を迎える場合、初盆は翌年になります。四十九日忌明け後にお盆を迎えた場合は、その年の初盆を行います。法要に出席できない場合は、法要前日までに香典などを郵送することができます。時期を間違えないように気を付けましょう。

旧盆の8月13~16日

全国的には旧盆とされる8月13日~16日が一般的です。
旧盆と新盆があるのは、明治時代に暦の国際基準化を目的として行われた改暦が関係しています。改暦に伴い、日本の各行事は30日遅れとなりました。旧暦の7月15日に行われていたお盆も、改暦後には新暦の8月15日に行われるようになりました。

新暦の7月13~16日

  • ・関東(東京・神奈川)
  • ・北海道
  • ・沖縄の一部など

上記の地域は、新暦の7月13~16日に行う場合があります。地域によって異なることを知っておきましょう。

お香典をお供えする方法

香典としてお金を渡す以外に、提灯やお線香、お菓子などのお供え物を初盆に贈る場合もあります。お供えの方法は主に以下の3パターンです。

  1. 御仏前(お香典)のみ
  2. 御仏前(お香典)の代わりに品物をお供えする
  3. お香典と品物の両方を用意する

<提灯>
初盆で提灯を贈る際は、白提灯が一般的です。故人の霊が迷わずに里帰りすることができるように、目印となる白提灯を用意します。翌年からは絵柄入りや色つきの提灯に変わります。地域によっては故人様と近しい親族から盆提灯を贈る習慣もあります。提灯の代わりに御提灯代を包むこともあります。
<お供え花>
初盆でお供えするお供え花は、白を基調とした淡い色のお供え花を贈ることが一般的です。
 
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まとめ

初盆の香典はいくら包むのか、どうやって書いたらいいのかなど、何をしたらいいのかわからない。など、ご不安な気持ちを抱えている方がたくさんいます。葬儀と時同様に宗派によって異なる書き方があり、四十九日前と後では故人の扱いが変わるため、それぞれの書き方を間違えないようにしましょう。香典の目安は故人との関係性や自分の立場や年齢によって異なります。
習わしを踏まえたうえで、故人への大切な想いをのせてご供養しましょう。サン・ライフでは葬儀や四十九日法要など、故人とご遺族の大切な時間が素敵なものになるようにサポートいたします。法要のお困りごとや葬儀後のご相談など、周りに聞きづらいことであってもどうぞお気軽にご相談ください。

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