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コラム お墓・散骨
作成日:2023/04/30 最終更新日:2023/12/12

戒名とは?【宗派別】戒名の付け方や費用相場について解説

多くの人が疑問に思っていることの1つとして、「戒名」に関することが挙げられます。この記事では、戒名の概要や歴史、決め方やよくある質問などについて解説します。

戒名(かいみょう)とは

戒名(かいみょう)とは

戒名とは、仏様の世界(死後の世界)での名前のことです。
仏弟子とは、仏教徒を指します。名前を与えられることで、仏門に入ったことになると考えられています。

戒名を授ける意味とは

迷いなく極楽浄土へ行けるように戒名を授けられます。
仏式葬儀には戒名が必須であり、ない状態ではお墓に入れません。そのため、菩提寺の住職に依頼してつけてもらうことが一般的です。

戒名の決め方

「院号」は、より多く貢献した人に与えられる位です。例えば生前お寺を建立した人に与えられることがあります。

そして「院殿号」は本来院号に次ぐ位でした。
しかし使用する人が少ないことから、戒名の最高位に位置付けられています。
これらの場合、頭に「~~院」「~~院殿」と記述されます。必須の位ではありません。

院号・院殿号

「院号」は、より多く貢献した人に与えられる位です。例えば生前お寺を建立した人に与えられることがあります。

そして「院殿号」は本来院号に次ぐ位でした。
しかし使用する人が少ないことから、戒名の最高位に位置付けられています。
これらの場合、頭に「~~院」「~~院殿」と記述されます。必須の位ではありません。

院号・院殿号

悟りを開いたものに与えられ、水子・幼児・未成年者には授けません。

使用されやすい文字 ・性格や人を示す「翁・老」など
・場所を示す「海・山」など
・住居を示す「殿・宅」など
使用を避けるべき文字 ・縁起が良い「祝・鶴」など
・縁起が悪い「死・病」など

戒名

一般的に、位牌や墓石に刻まれる約10文字の名前を指します。
まず現世での名前から1文字とり、あと1文字は仏様などからもらいます。

使用されやすい文字 ・尊敬する人に関する文字
・先祖より代々受け継いでいる文字
・生前の仕事をイメージさせる文字
使用を避けるべき文字 ・不吉なイメージの文字
・天皇家をイメージさせる文字
・音の響きがよくない文字

位号

性別や年齢、社会的貢献度などの条件により、位が決定されます。

【男女別のつけ方】

  • ・男性:大居士、居士、信士
  • ・女性:清大姉、大姉、信女

【水子・幼児・未成年者のつけ方】

  • ・男児:5歳以下「幼児・嬰児・孩児」、15歳程度まで「童子・大童子」
  • ・女児:5歳以下「幼女・嬰女・孩女」、15歳程度まで「童女・大童女」
  • ・水子・幼児:水子

【宗派別】戒名のつけ方

【宗派別】戒名のつけ方

戒名のつけ方は、宗派によって異なります。

浄土宗

構成は、「院号・道号・誉号・戒名・位号」です。
誉号と呼ばれる、「誉」の文字が使われることが多くあります。
誉号は、念仏の教えを受けた証として与えられるものです。
道号をつけず、誉号をつけるケースもあります。
また、白木位牌の1文字目には、「キーリク」と呼ばれる阿弥陀如来を意味する梵字が使われています。

真言宗

構成は、「梵字・院号・道号・戒名・位号」です。
幼児のケースを除き、大日如来を意味する「アの梵字」を最初に使用します。
幼児のケースで使用されるのは、「カの梵字」です。

浄土真宗

構成は、「院号・釈号・法名」です。
戒律がないことから、仏弟子には法名が授けられます。
男性なら「釋」で女性なら「釋尼」を、道号の部分に使用する点が特徴的です。
すべての人は平等との教えから、位号はつけません。

日蓮宗

構成は、「院号・道号・法号・位号」です。
戒名とは呼ばず、「法号」を授けます。該当する部分に「日」の文字を入れる点が特徴的です。
また、道号の位置に男性は「法」、女性は「妙」が入ります。

曹洞宗・臨済宗

構成は、「院号・道号・戒名・位号」です。
「新帰元」との文字を白木位牌の1文字目に記します。
ただしこれは戒名ではなく、黒塗りの本位牌を作る際には記されません。

 

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戒名に関するよくある質問4つ

戒名に関するよくある質問4つ

ここでは、よくある質問を紹介します。

1.戒名に位(ランク)があるのはなぜ?

仏道では「人はみな平等」との教えがあるにも関わらず戒名にランクがついているのは、故人の存在価値を子孫に示すためとの説があります。

  • ・名家の生まれ
  • ・生前に功績を残した
  • ・身分が高い

上記のような情報を残すことで、お墓を守っていく際に先祖の功績がわかるようになるのです。

2.自分で戒名はつけられるのか?

ルールから考えれば、自身でつけることも可能です。
ただし、宗教によっても異なる細かいルールがあります。
例えば「生前戒名」であれば、僧侶に相談しながら納得できるものを与えてもらえます。
生前戒名を授かった場合は、家族に報告することが大切です。

3.戒名は絶対につけなければいけないのか

法律上は「つけなくてはダメ」となっているわけではありませんが、リスクを考えるとつけることをおすすめします。

まず、仏式葬儀を行いお墓に入るためには、戒名が不可欠です。
お墓は菩提寺の土地を借りて建てられるため、ルールに従えない人はお墓に入れません。
また、菩提寺以外の僧侶から授かる、自分で勝手に決めるなどをしても、お墓に入ることを断られるケースはあります。

もしどうしても戒名をつけたくないならば、宗教にこだわらず納骨できる墓地を探すべきでしょう。
公営墓地や納骨堂など、なくても問題ないケースはあります。

4.戒名におけるお布施の目安

戒名におけるお布施の目安は、ケースによって異なります。

【位ごとの目安】

  • ・院号・法院号:100万円~
  • ・居士・大姉:50~80万円
  • ・信士・信女:20~50万円

お布施は、お通夜や葬儀をお願いしに伺った際に渡しましょう。

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菩提寺について

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菩提寺とは、先祖代々のお墓がある寺院のことを指します。

菩提寺がどこかわからない場合

もし家の自分の菩提寺がわからなければ、まずは両親や親戚に聞いてみましょう。それでもわからない場合は葬儀社に紹介してもらうか自分で探す必要があります。自分の宗派がわかれば、葬儀社に伝えて僧侶を紹介してもらうことも可能です。

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まとめ

戒名とは、仏様の世界(死後の世界)で与えられる名前のことです。宗派によっても構成やつけ方が異なるため、菩提寺の僧侶に相談するのをおすすめします。
サン・ライフ」では、お布施をはじめとして葬儀に関することであれば何でも相談を承っています。
24時間365日体制のコールセンターをご用意しているため、どんなタイミングでもご相談いただくことが可能です。故人様やご家族様の「想い」を大切にすることにこだわり徹底教育されたスタッフが、対応させていただきます。葬儀に関しては何かとご不安になることが多いと思われるため、まずはお気軽にご連絡ください。


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