こんにちは。西湘ホールの金子理紗です。
めっきり肌寒くなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
夜、自宅に戻った際、ふと空を見上げると星が非常にキレイに輝いていて
空気が澄んできて、冬の空気に近づいてきたのだな、と実感しました。
さて、今回はお香典に関することに触れてみたいと思います。
【不祝儀袋について】
不祝儀袋にも、いくつか種類があります
故人やご遺族の“宗教”や“宗派”に合った不祝儀袋を使用します
仏式の葬儀では『再び繰り返させない』という意味を込めて
水引は“結びきり”を選びます。
【お札について】
気にしなくてもよい。という考え方もありますが、
お札を入れる際には、“顔のある表面を見えないように”
“裏が見えるように入れる”というのが一般的です
最低限、複数枚のお札を入れる際には向きは揃えましょう
また“不幸を見越して用意していた”とも考えられることから
新札は用いないほうが良いとされていますので
一度、二つ折りにしてから使用することをおすすめします
ただし、あまり汚れたお札や、シワだらけのお札でも
失礼になりますのでご注意ください
【折り方について】
慶事と弔事では、逆になるため悩まれることも多い折り方ですが
弔事の場合は『悲しみを流す』という意味から下向きに折ります
(下の折りしろ→上の折りしろの順になります)
お悔みは“深く敬礼”とおぼえると良いそうです
ちなみに、慶事の際は『喜びを受け止める』という意味で逆になります
【表書きについて】
一般的な仏教では、四十九日で仏様になることから、
四十九日前までは『ご霊前』を使用し、
仏様になった四十九日以降には『ご仏前』用います
例外として“浄土真宗”では、亡くなられた時からすでに仏様という考えから
四十九日前でも『ご仏前』を用います
神道では、『玉串料』または『御榊料』『神饌料』などが一般的です
また、キリスト教では『お花料』が、カトリックとプロテスタントのいずれにも使用できます。
ちょっとしたマナーですが、知っておいて損はないと思いますので、
皆さまのお役に立てていただければ幸いです。
季節の変わり目は、体調も崩しやすいので、
みなさま、どうかくれぐれもご自愛くださいませ。
西湘ホール 支配人 金子 理紗