大切な家族が臨終を迎えたとき、慌てずに落ち着いて見送ってあげたいと考える方が多いのではないでしょうか。
いざそのときになって慌てないように、臨終を迎えるまでにすることや臨終後の葬儀までの流れなどを事前に知っておくことは大切です。本記事では細かな部分まで、詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
目次
臨終とは? 危篤との違いを解説
臨終と危篤はよく似た意味ですが、少しだけ異なります。臨終は死を迎える間際のことで、危篤は病気や事故などで命の危機が迫っていることを指します。どちらも医師が正確に判断し家族に伝えてくれるので落ち着いて対応しましょう。
危篤とは命の危機が迫っていること
医師が命の危険が迫っていると判断したときや、入院中や事故で回復が見込めないときなどに危篤を告げられます。危篤と判断された場合、早ければ数時間、遅くとも2、3日の間に死を迎えるケースが多いといわれています。医師に危篤状態だと告げられたときは、回復を見込めないと考えてよいでしょう。
危篤だと告げられたときは、いつ最期を迎えてもおかしくないと思って気持ちの整理をしておくとよいかもしれません。ただし稀に危篤状態から回復する場合もあります。
臨終とは死を迎える間際のこと
臨終とは厳密にいえば死を迎える間際のことを指し、仏教用語である「臨命終時(りんみょうじゅうじ)」を略して「臨終」になったという説もあります。危篤から奇跡的に回復する場合もありますが、臨終と判断された場合は回復の見込みはなく、確実に最期を迎えるときだけに使われるようです。
本来臨終は死に際を表す言葉ですが、現在では死を迎えた瞬間に使われることも多く見受けられます。そのため医師から「ご臨終です」と言われたときは「死亡を確認しました」と同義だと思っても問題ありません。
医師が死亡確認するまでの流れ
医師が死亡を確認する際は、心臓拍動停止・呼吸停止・瞳孔散大および対光反射停止の3つを確認します。心電図モニターの波形が動かなくなったら触診で脈の有無を確かめ、聴診器で呼吸状態の最終確認を行います。その後、目に光を当てて対光反射がないことを確認してから、最終的な死亡を診断するという流れです。
この一連の流れは2〜3分かけて実施されます。心電図がフラットになり、心臓が動かなくなった後でも電気的な振動として心電図に波形が出る可能性があるからです。
また最期に肺にたまった空気を出すために、大きくため息を付くような呼吸をすることもあります。しかし蘇生するわけではありません。そのため医師は時間をかけて家族の気持ちに寄り添いながら確認作業を行います。
危篤状態で本人にかける言葉
危篤状態で反応はできなくとも、人間の聴覚は死ぬ直前まで動いているといわれています。そのため家族や友人が危篤状態になったときは、最後まで自分の声が届いていると思って声をかけてあげましょう。
これまでの感謝を伝える
今までは恥ずかしくて言えなかった感謝の言葉も、後悔のないように伝えるのがよいでしょう。「今までありがとう」もよいですし、「あのときこう言ってくれて本当に嬉しかった」など、具体的なエピソードを一緒に伝えても構いません。
生きているうちに伝えればよかったと悔いることのないように、照れずにまっすぐに自分の想いを話しましょう。たとえ反応がなくとも、きっと気持ちは届いているはずです。
別れを惜しむ言葉
まだ逝って欲しくない、という素直な気持ちを言葉にするのもよいです。「まだあなたとやりたいことがたくさんあるよ」「また一緒に旅に出ようよ」など、別れを惜しんでいることを伝えてください。
自分の気持ちを押し殺して前向きな言葉をかけることは、ときには精神的な負担になることもあります。しかし名前を呼びかけたり、ずっとそばにいることを伝えたりするのも安らかな見送りとなるでしょう。
思い出を語る
今までの思い出を語りかけることは、自分の気持ちを落ち着けて静かに看取れる方法かもしれません。楽しかった思い出はもちろん、今だから笑える思い出でも構いません。一緒に苦労をしたことや喧嘩したことなど、そのときは辛かったけれど今となっては大切な思い出と思えることは、きっと本人も覚えていることでしょう。
嬉しい記憶や幸せな記憶を一緒に共有しながら、安らかに最期のときを迎えてもらえるよう努めてください。
臨終を迎える兆候
臨終が近くなると、さまざまな兆候が現れます。全ての方に見られるわけではありませんが、下記のような兆候があれば最期のときが近づいていると覚悟した方がよいかもしれません。
寝ている時間が増える
食事の量が減り自力で活動する力がどんどんなくなるため、体力の衰えなどから臨終が近づくと寝ている時間が増えてきます。
食事や入浴、トイレなど日常生活を一人で送ることが難しくなり、人の手を借りて生活するようになります。また手足が冷たくなる方もいるようです。
安らぎを感じやすくなる
死を迎えることは怖いことですが、臨終が近づくと死に対する焦りや不安が減ることがあるようです。時間や場所の感覚が薄れていくため、安らぎを感じ、穏やかな気持ちで過ごせるようになる方が増えます。
家族側も本人が安らぎを感じていると思うと、少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。
お迎え現象が起こる
お迎え現象とは、すでに亡くなった家族などその場にいるはずのない人が見える現象のことです。
この現象は以前は妄想や幻覚だと捉えられていましたが、容態が安定した際に見られることが多く、脳の機能が衰えていく過程で今まで見えなかったものが見えるようになるのではないか、と考えられています。実際にお迎え現象を見たという家族も多いようです。
危篤から臨終までの期間は何をすればいい?
家族が危篤だといわれた際、臨終を迎えるまでに何をしておけばよいのかについて解説します。意外とやっておくべきことがたくさんあるので、一つずつ慌てずに実施していきましょう。
死を受け入れる
まずは自分が家族の死を受け入れるところから始めます。上述したような声かけをしたり、手を握ったりさすったりすることで、本人と一緒に最期の時間を過ごしましょう。そうすることで、家族の死に対する自分の気持ちも整理できるかもしれません。
親族や深い関わりのある人に連絡する
危篤だと伝えられると、医師から身内や親しい友人などに連絡するようにいわれます。身内には3親等以内の家族(曽祖父母、祖父母、父母、子、孫、ひ孫、兄弟姉妹、甥・姪、叔父、叔母)が該当し、その他本人と頻繁に交流のあった方などを呼ぶとよいでしょう。本人の状態や病院の住所、部屋番号などを慌てずに伝えてください。
職場に連絡する
家族が危篤となった場合、通夜や葬儀などしばらく会社に行けない状態が続くため、早めに上司へ連絡しておくことが大切です。休む連絡だけでなく具体的な引き継ぎや業務調整なども一緒に伝えられると、なおよいかもしれません。流動的な予定になるからこそ、早めの連絡を心掛けましょう。
葬儀社を検討する
次に臨終を迎えた場合に備えて、ご遺体を搬送してくれる葬儀社を検討しておきましょう。病院にはご遺体を安置しておく霊安室がありますが、長期間使用することはできません。
できるだけ速やかに葬儀社に依頼し、ご遺体を別の場所へ異動させる必要があります。そのため24時間365日対応可能・遺体搬送専用車がある葬儀社を選ぶと安心です。
手配する際には故人や家族の個人情報・現在地・搬送先などが聞かれます。気が動転してうまく伝えられないかもしれませんので、事前にメモをしておくとよいでしょう。
またすぐに葬儀社が決められない場合は、病院側に紹介を頼んでみるのもよいです。遺体搬送と葬儀を依頼する会社は別なところでも構いませんので、葬儀については遺体を搬送後にゆっくりと検討してください。
なお株式会社サン・ライフでは、ご遺体の搬送や安置施設を完備しています。お気軽にお問い合わせください。
「死亡診断書」を作成してもらう
死亡が確認された後は、医師や監察医から死亡診断書または死体検案書を作成してもらいます。誰に作成してもらうかは状況によって異なります。
- ・病院で亡くなった:医師が死亡診断書を作成
- ・自宅にて病気で亡くなった:かかりつけの医師や病院の医師が死亡診断書を作成
- ・自宅にて事故で亡くなった:監察医が死体検案書を作成
このよう亡くなった状態によって依頼する方が異なります。また事故で亡くなった場合は監察医に書いてもらい、死体検案書を作成してもらうまでは遺体を動かさないように注意してください。
臨終に立ち会う前の心構え
いざ最期を迎える際に、残される家族は自分の気持ちを整理して落ち着けるように心構えをしておく必要があります。本人を前にしてしない方がよいことなどもご紹介しているので、ぜひご覧ください。
死を連想させる言葉を使わない
本人の前で、亡くなった後に葬儀の手配や遺言書の内容などを話すのはよくありません。意識がないから聞こえていないだろうと思うかもしれませんが、人間の感覚で最期まで残るものは聴覚だと言われています。安らかに死を迎えさせてあげるためにも、そのような話題は本人の前でしないようにしましょう。
どうしてもしなければならない場合は部屋を出て、本人の耳に入らない場所で静かに話すように気を付けてください。
ネガティブな言葉を使わない
別れを惜しむ言葉をかけることは構いませんが、聞いた本人が嫌な気持ちになるネガティブな言葉をかけることは避けてください。回復を諦めるような言葉や心のわだかまりなど、最期にふさわしくない声かけは控えるようにしましょう。
何の心配もなく穏やかで優しい気持ちで最期を迎えられるよう、本人にかける言葉は慎重に選んでください。
臨終に立ち会えなかった場合でも悲観的にならない
大切な家族の最期に立ち会いたいと思っている方も多いと思いますが、どうしても臨終に立ち会えない場合もあるかもしれません。そのようなときは「自分の希望はかなわなかったけれど、本人は苦しまずに楽にあの世へ逝けたんだ」と捉えるようにしましょう。
看取ることができなかったことに対し、悲観しすぎないようにすることが大切です。
亡くなった後に身内がするべき行動
人が亡くなった後には、さまざまな手続きが必要です。病院が主導で行ってくれる場合もありますので、分からないことがあれば指示を仰ぎましょう。葬儀関係のことは葬儀社が、遺言関係のことは弁護士や司法書士などのプロに頼むと安心です。
末期(まつご)の水をとる
「末期の水をとる」とは、仏教に由来を持つ慣習で、亡くなられた方の蘇生を願い行ったという説や、お釈迦さまが無くなる際に水を欲したからなど、その起源には諸説あります。
末期の水をとるタイミングは死亡が確認された後に行うのが一般的です。具体的な方法は、以下のとおりです。
- 割り箸の先に脱脂綿を輪ゴムでくくり付け、小皿に水を入れたものを用意する
- 配偶者→子ども→親→兄弟姉妹→子どもの配偶者→孫→いとこ→叔父叔母→その他親族の順番で、脱脂綿を水につけて故人の口元へ持っていく
- 左から右へ上唇、下唇の順番でなぞる
病院で亡くなったときはエンゼルケアの一環として、看護師さんが実施してくれる場合があります。またご遺体を自宅へ連れて帰った後に、親族だけで再度末期の水をとっても構いません。
エンゼルケアを行う
エンゼルケアとは死後に行う処理のことで、生前の姿に近い状態に戻すため死に化粧をしたり、身体をきれいにしたりするケアのことです。病院では末期の水と同時に看護師が行うことがあります。自宅で看取った場合は家族や葬儀社が行います。
たとえ病気や事故などで生前の姿とは異なるご遺体であっても、丁寧にきれいにすることで残された家族へのケアにもなるでしょう。
またエンゼルケアと似た処置としてエンバーミングといった処理もあります。エンバーミングは遺体の保存を目的とした防腐・殺菌・修復などを行うことです。
エンバーミングは日本で実施できる場所が少ないですが、株式会社サン・ライフであれば可能です。年間5万人以上の方がご利用されており、近年さらに注目されていますので、興味のある方はぜひご相談ください。
ご遺体を搬送して安置する
死後24時間以上以内の火葬・埋葬は法律で禁止されております。しかし、病院の霊安室には2~3時間程度しか利用ができないため、ご葬儀をするまで安置する次の場所を早急に決める必要があります。
安置場所は主に自宅・葬儀社・民間施設の3種類あり、家族が決めて手続きを進めます。近年はマンション住まいの方が多く近隣への配慮から、葬儀社や民間施設での遺体安置を依頼される方が増えています。
株式会社サン・ライフは自社にご安置室を設けているため、病院からの搬送後、すぐにご遺体を安置できます。遺体安置所の詳しい内容や搬送方法などを知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
サン・ライフが選ばれる5つの理由
遺体搬送の費用や流れを解説。自分で搬送する際のリスクや注意点
葬儀の手配
具体的な葬儀のプランは、葬儀担当者と話し合って決定します。葬儀の日時やプラン、形式など葬儀社が提案する候補の中から選びましょう。
葬儀の日時は、火葬場の予約が取れてから決めましょう。人が亡くなるのはいつも突然なので、火葬予約が混み合う時期は予想できません。希望どおりの日時に火葬ができるとは限らないため注意してください。
どこの葬儀社に頼めばよいのか分からない、もっと他の葬儀社も検討してみたい方は、ぜひ株式会社サン・ライフをチェックしてみてください。年間依頼数8,000件以上、利用満足度98%を誇り、故人や遺族の希望をかなえる葬儀をご提案します。葬儀が初めての方でも丁寧にサポートいたしますので、安心してお任せください。
遺言書の確認
故人が残した遺言書やエンディングノートなどに、遺産をどう分けるか、遺族への想い、どのような葬儀にしてほしいかなどの希望が書かれている場合があります。
エンディングノートとは、生前に自分が亡くなった後のことや、家族への想いなどを記したノートのことです。遺言書と似たようなものですが、決定的に異なるのが法的強制力の有無です。
遺言書は弁護士や行政書士などプロの力を借りて作成する公的証書で、記載する内容も厳格に決められています。
しかしエンディングノートはもっとカジュアルなもので、何度でも書き直しが可能です。死後のためだけに書く、というよりも自分の人生を整理したいときに書くノートなので遺言書よりは気負わずに書けます。
ちなみに自宅で遺言書を見つけた場合は、勝手に開封することは禁じられています。遺言書の内容が修正・改ざんされていないことを証明するためにも必ず家庭裁判所にて、法定相続人またはその代理人の立ち会いが必要です。
死亡届など必要な手続きを行う
ご遺体を火葬するためには火葬許可証が必要ですが、その際に亡くなったことを確認するために死亡届の提出が必要です。
死亡届は死亡診断書に含まれており、提出日や故人の個人情報など家族が記入する欄があります。故人の本籍地や世帯主名なども記入する必要があるため、分からない場合は早めに調べておくと安心です。死亡届は亡くなってから7日以内の提出が求められます。そのため速やかに市役所や区役所、町村役場へ提出しましょう。
臨終後の葬儀までの手順
臨終から葬儀までの手順は大きく分けて通夜・葬儀・火葬の3つです。それぞれどのようなことをするのか、流れやマナーについて詳しく解説します。
お通夜
通夜は、もともと夜通しで故人を守ることを語源としています。家族や友人などが集まり故人との最期のお別れを過ごす時間のことで、現代では数時間程度で終わることが多いです。
通夜に来ていただいた弔問客に感謝の気持ちとして、食事やお酒、お菓子などをふるまうこともあり、それらは「通夜振る舞い」といわれています。地方によって何を出すのか異なる場合があるので、家族でよく相談しましょう。通夜振る舞いについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
葬儀・告別式を執り行う
葬儀・告別式は、通夜の翌日に執り行うのが一般的です。葬儀の一連の流れは以下のとおりです。
- 開式
- 読経
- 焼香
- お別れの儀
- 喪主挨拶
- 閉会
- 葬儀後に出棺
出棺とは葬儀場を出て火葬場へ向かうことを指し、参列者にとっては最後の別れの場となります。喪主が遺影、家族がその後に並んで退場するのが基本です。
出棺時には喪主が故人と同じ車に乗り、家族は自家用車やバスなどで火葬場へと向かいます。火葬に立ち会わない方は、その場で合掌しながら見送ります。
また通夜や葬儀のマナーや服装などを詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
火葬する
出棺後は火葬場の炉の前で納めの式と呼ばれる最後の読経・焼香が行われます。家族が故人と最期のお別れをした後、火葬炉へ運ばれ火葬開始です。火葬時間はおよそ1~2時間かかり、火葬後には遺骨を骨壺に入れるお骨上げという儀式を行います。故人が骨になった姿を見るのは精神的に負担が大きい、子どもが小さいなどの場合は、お骨上げを辞退することも可能です。
葬儀の準備や詳しい流れについては、こちらの記事も参考にしてください。
葬儀プランの種類
葬儀プランの種類は主に4つです。一般葬・家族葬・一日葬・火葬式や直葬があり、それぞれ流れや参加できる方などに違いがあります。
一般葬
一般葬は昔の一般的な葬儀の形式で、通夜と告別式どちらも家族や親族以外の方への参列が認められた葬儀スタイルです。友人や会社関係の方も葬儀に参列できるため、故人が多くの方々とお付き合いがあった場合に適しています。
参列者には通夜振る舞いや精進落としなどで食事やお酒を提供することで、参列していただいた感謝を表せます。一般葬は参加者の範囲が広いため、葬儀後の弔問対応などの手間が省けるのが利点です。その分広い会場で食事する手配を行いましょう。
株式会社サン・ライフは一般葬プランもご用意しております。詳しいプラン内容やお見積もり例などはこちらに記載しておりますので、ぜひご覧ください。
家族葬
家族葬とは家族や親族のみで執り行う葬儀のことです。家族葬といっても、友人を呼んではならないという決まりはなく、家族や友人を中心に小規模に行う葬儀の総称を指します。通夜・葬儀・火葬といった流れは一般葬と変わらず、参列者の人数によって違いが出るということです。
メリットは、参列者対応が減らせるので故人との最期の時間を十分に確保ができることです。ただ故人に生前の関係者が多数いる場合は、お別れをしたい方の気持ちを汲んで一般葬にすることをおすすめします。
株式会社サン・ライフは家族葬プランもご用意しております。詳しいプラン内容やお見積もり例などはこちらに記載しておりますので、ぜひご覧ください。
一日葬
一日葬とは通夜と葬儀を一日にまとめて執り行い、家族や参列者の負担を減らす葬儀スタイルのことです。一般葬のような大規模な葬儀を一日で行うというよりは、家族葬のような小規模な葬儀を一日でまとめて執り行うといったイメージです。
仕事が忙しい方やどうしても二日間は参加できない方へ配慮した葬儀で、近年は一日葬での葬儀も増えています。メリットは開催側・参列者側双方のスケジュール調整がしやすいところです。
一般葬だと参加できなかった親族でも、一日葬であれば参列し最後のお別れができるかもしれません。注意する点は、費用です。二日間を一日にするので費用は抑えられると思うかもしれませんが、葬儀社によってどの程度金額が抑えられるかは異なります。
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火葬式・直葬
火葬式・直葬は、通夜や葬儀・告別式などを一切行わず、火葬後直接お墓に納骨する形式です。ゆっくりお別れをしたい場合は、火葬前日に安置所に行って思い出話をしたり、お線香をあげることも可能で、形式ばったお別れではなく自由なお別れができます。
コストも抑えられるので、あまり予算がない方にもおすすめです。菩提寺がある場合は、正当な理由がない限り直葬を認めてもらえることは少なく、事前に確認せず直葬をしてしまった場合には納骨を断られてしまうこともあります。先祖代々の菩提寺がある方は、早めに確認しておきましょう。
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危篤時に連絡を受けた場合
家族が危篤時に連絡を受けた場合は、夜中でもできるだけ早く駆けつけるのがマナーです。また友人が危篤状態で、その家族からの連絡であった場合は「顔を見に来てほしい」といわれた場合のみ駆けつけます。
最期は家族だけで看取りたいなど家族の意向があるかもしれないので、勝手に駆けつけることは避けてください。家族への思いやりの言葉をかけて、その後の連絡を待ちましょう。
臨終に関するよくある質問
最後に臨終に関するよくある質問をまとめました。知っているようで意外と知らないこともあるので、これを機に再確認しましょう。
「ご臨終です」とはどういう意味ですか?
ドラマや映画などで医師が家族に対して「ご臨終です」というシーンを見たことがある方も多いと思います。このシーンによって「ご臨終=亡くなった」のイメージが付いたといっても過言ではなく、「臨命終時(りんみょうじゅうじ)=死を迎える直前」といった本来の意味はほぼ薄れています。
医師による死亡確認を終えた後、直接「亡くなりました」と伝えるよりは「ご臨終です」と伝える方がオブラートに包んだ言い方となるため、よく使われるようになったという背景もあるかもしれません。
訃報と逝去の違いは何ですか?
訃報とは本人が亡くなった知らせのことです。逝去は死去の尊敬語となり、身内以外の方が本人の死去を伝える際に使います。そのため逝去ではなく「ご逝去された」という言い回しにするのが一般的です。
なお死去は故人の身内に訃報を伝える際に使われる言葉で、上司や部下が亡くなったことを他社に伝える場面で使用されることもあります。また逝去の他にも他界・永眠・息を引き取ったなど、さまざまな言い換えがあります。
危篤と重篤の違いは?
危篤は死に近い状態です。医師に危篤を伝えられた場合、家族は死を覚悟をしなくてはならないかもしれません。
危篤 |
回復の見込みは少なく、死が差し迫っている状態 |
重篤 |
命に係わる重い病気やけがをしている状態 危篤に比べて、若干回復の見込みがある |
重体 |
病気やけがの状態がひどく、命に係わる危険性がある状態 |
重症 |
病気やけがが治癒するまでに3週間以上の治療が必要な状態 |
まとめ
大切な家族や友人が臨終だと伝えられれば、気が動転することもあるかもしれません。何をすればよいのか分からないまま、大切な人との最期の別れが過ぎてしまわないように、事前にしっかりと気持ちの準備しておくとよいでしょう。
神奈川・東京で葬儀を執り行いたい方は、株式会社サン・ライフにご相談ください。一般葬から一日葬、家族葬まで幅広く対応しておりますので、ご希望に沿ったお別れをしていただけます。葬儀のほかにも遺品整理や法事法要なども承りますので、葬儀後もさまざまなお手伝いをさせていただきます。電話での無料相談や資料請求なども実施しておりますので、お気軽にご連絡ください。