お通夜の日程を決めるにあたっては、葬儀場や火葬場の空き状況を確認します。
葬儀の会場にはさまざまな選択肢がありますが、希望する会場の空き状況によっては、日程を考え直す必要もあるかもしれません。場合によっては、希望以外の日時・会場で実施しなければならないことも出てくるため、会場の手配は早めに行うようにしましょう。
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僧侶のスケジュールを確認することも、日程決めにおいては重要です。
日本で行われるお通夜や葬儀の多くは仏式であり、僧侶をお呼びして読経してもらうことも多いためです。
菩提寺がある場合、そちらの僧侶のスケジュールを優先しなくてはいけません。
どうしても都合が合わない場合は、同じ宗派の寺院を紹介されることもあります。
【考慮が必要な例】
全員にとって都合のよい日程はなかなかないものですが、できる限り考慮した上で日程を決めるようにしましょう。
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スケジュールを決めるにあたっては、地域の風習を把握しておくことも非常に重要です。
地域によっては、独自の風習があるケースもあるためです。
例えば、一般的には葬儀・告別式の後に火葬を行いますが、地域によっては火葬を先に行うこともあります。日程調整を適切に行うために、地域の風習をしっかりと理解している葬儀社に相談することがおすすめです。
スケジュールの都合上、友引にしかお通夜や葬儀を行えない場合に、友引を気にされる方や参列者の中に気になる方がいる場合の対応方法をご紹介します。
友引の日でしか葬儀を行えない場合や参列者に友引を気にされる方がいる場合の対応として、友引人形を入れるという方法があります。友引人形とは、「友の代わりに連れて行ってもらう」という意味の故人の棺に入れる身代わり人形のことです。
人形の形・種類に決まりはなく、人を模したものであればどんな人形でも良いとされています。故人のお気に入りの人形があればそちらでも問題ありません。
お通夜で「先勝」を避けるという対応方法もあります。お通夜は基本的にどの日程(六曜)で行っても良いため、先勝以外の日をお通夜にすれば友引の葬儀を避けることができます。
注意点として、旧暦の2月と8月の1日は必ず友引の日となるため注意が必要です。どうしても友引に葬式を避けたい場合の対策法としては、「葬儀社に相談し別日を提案してもらう」やカレンダーで友引の該当日を随時確認しておくようにしましょう。
「故人が友を引く(連れていく)」とのイメ―ジから、お通夜の日程として友引を嫌う方はいます。本来は友引の実施でも問題ないのですが、状況によっては考慮して日程を決めなくてはならないこともあるかもしれません。
その他にもさまざまなことを考えなくてはならないことから、日程を決めるだけでも大変なことはあるはずです。
故人と過ごす最期の時間をできるだけ落ち着いて過ごすためにも、頼れる葬儀社に相談することが重要でしょう。
「サン・ライフ」では、葬儀に関することであればどんなことでも相談を承っています。
式の日程や送り方、費用などに関して、ご要望やご不安事を解消しながら打ち合わせを行うことが可能です。24時間365日体制でスタッフが対応しているため、いつでも必要なときにご相談いただけます。いつでも、お気軽にお問い合わせください。

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