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葬儀 コラム お通夜 宗教・宗派
作成日:2023/04/29 最終更新日:2024/02/15

友引はお通夜や葬式を避けるべき?友引で気をつける事と日程の決め方

お通夜や葬儀の日程を決める際に、「友引の日は避けた方がよいのか」を気にされる方がいらっしゃると思います。
友引にお通夜や葬儀を避けた方がいいというのは、あくまで慣習的な迷信であるため実際のところは友引の日にお通夜や葬儀を行うことに問題はありません。
では、なぜこれまで「友引にお通夜は避けた方がいい」と言われているのでしょうか。
お通夜や葬儀の日程を決める際に友引の日を気にしないといけない場合もあるかと思います。
この記事では、友引にお通夜を開催する際の注意点やポイント、参列者の方が気にされる場合の対応方法など、友引とお通夜についてを詳しく解説していきます。

友引の意味

友引の意味とは?
そもそも友引(ともびき)とは、元々は「共引」と言われており、「勝負事などで相引きで勝ち負けがない日」として意味付けられています。友引には主に縁起を良くし、良い縁を引き寄せるという意味合いもあるため、結婚式などに吉日として選ばれています。
友引の日は干支と曜日の組み合わせが一致した日を指します。日本の干支や曜日の制度は、古代中国の暦法に由来しており、それが日本に伝わった際に友引の概念も一緒に広まったと考えられています。干支が日本の暦に取り入れられるようになったことで、友引の日も特定の日に関連付けられるようになりました。

六曜の意味

六曜はもともと中国で生まれた占いの概念で、14世紀頃に日本に伝えられました。干支などの思想を基にしており、明治時代以降には、その日の吉凶や運勢を占うための暦注として広まった歴史があります。六曜は現在もカレンダーの日付と一緒に記され、風習が残っています。
六曜は1ヵ月を以下の6つに区切ります。各六曜の意味は次の通りです。
【六曜の意味】

先勝(せんしょう・さきかち・さきがち) 先手を打つことが良い日で、午前中が吉。急ぐことが吉とされます。
友引(ともびき) 勝負事では引き分けになりやすい日。凶事に友を引き込むとされます。
先負(せんぶ・さきまけ) 早まると負けてしまう日で、午後が吉。急ぐと凶とされます。
仏滅(ぶつめつ) 物事が終わる日で、あらゆる物事が上手くいかないとされます。
大安(たいあん) 何をするにもよい日で、六曜の中で最も良い日とされます。結婚式や結納に適しています。
赤口(しゃっこう・しゃっく・せきぐち) すべてが滅びる凶日で、血や火に気を付けるべきです。葬儀は可能な日とされます。

 

お通夜は友引の日に行ってもよい

お通夜は、友引に行っても問題ありません。友引や六曜は中国の占いにおける考え方であり、本来は仏事とは関係がありません。友引にお通夜が行われるとしても、参列して差し支えないと考えてよいでしょう。

友引のお通夜が避けられている理由

「友引の日には通夜や葬儀を避ける」という意識がある地域は今でも存在します。これは、友引の日には、友人や知人との交流がより良い縁をもたらすとされているため、通夜や葬儀などの行事を避けることで家族や関係者に良い運気をもたらすと信じられているからです。「友引」が「故人が友を冥土に引く」つまり、親しかった人をあの世に連れて行ってしまうことをイメージさせるからです。このような文字から連想されるマイナスイメージを嫌い、お通夜や葬儀については友引が避けられるようになっています。

友引にお通夜を行う際に気をつけたいこと

といっても友引にお通夜や葬儀を行うこともあるかと思います。友引にお通夜を行うこと自体は何も問題ありませんが、「友引の日は葬儀などはふさわしくない」という迷信が広がっている分、開催する際には多少の配慮を行うことも大切です。ここでは、お通夜を友引に行う際に気を付けたいポイントについて解説します。

地域によっては友引を避けている場合がある

本来はお通夜を友引に行っても問題ありませんが、地域によっては友引を避けているケースもあります。古くからの風習を重視する地域は、六曜を過剰に意識することが考えられるためです。そのような地域の場合、葬儀社が友引の日をお休みにしている場合が稀にあるため、事前に確認しておくようにしましょう。

参列者が気にする場合がある

参列を予定している親族・知人のなかには、友引の日の実施を気にする方もいるかもしれません。参列者からの要望を受けて、日程を再考する必要が出てくることは十分に考えられます。友引のイメージを強く気にする方がいる状況であれば、お通夜の実施を避けることが好ましいかもしれません。その際には葬儀社の担当者に相談し、日程を調整してもらうようにしましょう。

友引は火葬場が休みの場合が多い

「友引は縁起が悪い」と考える人も多いことから、定休日を設けている火葬場は、友引の日を定休日にしているところが多いです。年中無休で対応している火葬場もありますが、友引の日に火葬する場合は必ず確認をとるようにしましょう。

友引の次の日は火葬場が混む可能性が高い

友引を定休日としている火葬場が多いことからその翌日に火葬の予約を入れる方が増えるため、友引の次の日は火葬場が混む可能性があります。
特に、都市部においては火葬場が混んで予約を取りにくいことはよくあります。希望する日時や場所で火葬場を予約できないことも考えられるため、早めに確認しておくようにしましょう。

葬儀や告別式・四十九日法要では友引を避けるべき?

葬儀や告別式では友引を避けるべき?
葬儀や告別式においても、友引を避ける必要はありません。ただし、お通夜とは異なり、葬儀・告別式は故人とお別れをする日です。参列予定の方のなかには、六曜を気にする方がいることも十分にあり得ます。そのため、状況によっては友引を避けて行う必要があるでしょう。
また、四十九日の法要とは、故人の命日から「49日後」に行われる法要のことです。四十九日法要に関しても、六曜とは関係なく催されるため、友引を気にする必要は全くありません。
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お通夜・葬儀・告別式の日程の決め方

お通夜の日程の決め方
ここでは、お通夜・葬儀・告別式の日程の決め方について解説します。

葬儀場や火葬場の空き状況を確認する

お通夜の日程を決めるにあたっては、葬儀場や火葬場の空き状況を確認します。
葬儀の会場にはさまざまな選択肢がありますが、希望する会場の空き状況によっては、日程を考え直す必要もあるかもしれません。場合によっては、希望以外の日時・会場で実施しなければならないことも出てくるため、会場の手配は早めに行うようにしましょう。
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僧侶のスケジュールを確認する

僧侶のスケジュールを確認することも、日程決めにおいては重要です。
日本で行われるお通夜や葬儀の多くは仏式であり、僧侶をお呼びして読経してもらうことも多いためです。
菩提寺がある場合、そちらの僧侶のスケジュールを優先しなくてはいけません。
どうしても都合が合わない場合は、同じ宗派の寺院を紹介されることもあります。

参列者の都合を考慮する

【考慮が必要な例】

  • ・平日の参加が難しい方がいる場合、土日も候補に入れる
  • ・遠方の方を呼ぶにあたっては、移動時間も考慮しなくてはならない

全員にとって都合のよい日程はなかなかないものですが、できる限り考慮した上で日程を決めるようにしましょう。
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地域の風習を把握する

スケジュールを決めるにあたっては、地域の風習を把握しておくことも非常に重要です。
地域によっては、独自の風習があるケースもあるためです。
例えば、一般的には葬儀・告別式の後に火葬を行いますが、地域によっては火葬を先に行うこともあります。日程調整を適切に行うために、地域の風習をしっかりと理解している葬儀社に相談することがおすすめです。

友引の日しかお通夜を行えない場合の対策

スケジュールの都合上、友引にしかお通夜や葬儀を行えない場合に、友引を気にされる方や参列者の中に気になる方がいる場合の対応方法をご紹介します。

友引人形を入れる

友引の日でしか葬儀を行えない場合や参列者に友引を気にされる方がいる場合の対応として、友引人形を入れるという方法があります。友引人形とは、「友の代わりに連れて行ってもらう」という意味の故人の棺に入れる身代わり人形のことです。
人形の形・種類に決まりはなく、人を模したものであればどんな人形でも良いとされています。故人のお気に入りの人形があればそちらでも問題ありません。

お通夜では「先勝」を避けるようにする

お通夜で「先勝」を避けるという対応方法もあります。お通夜は基本的にどの日程(六曜)で行っても良いため、先勝以外の日をお通夜にすれば友引の葬儀を避けることができます。 
注意点として、旧暦の2月と8月の1日は必ず友引の日となるため注意が必要です。どうしても友引に葬式を避けたい場合の対策法としては、「葬儀社に相談し別日を提案してもらう」やカレンダーで友引の該当日を随時確認しておくようにしましょう。

まとめ

「故人が友を引く(連れていく)」とのイメ―ジから、お通夜の日程として友引を嫌う方はいます。本来は友引の実施でも問題ないのですが、状況によっては考慮して日程を決めなくてはならないこともあるかもしれません。
その他にもさまざまなことを考えなくてはならないことから、日程を決めるだけでも大変なことはあるはずです。
故人と過ごす最期の時間をできるだけ落ち着いて過ごすためにも、頼れる葬儀社に相談することが重要でしょう。
サン・ライフ」では、葬儀に関することであればどんなことでも相談を承っています。
式の日程や送り方、費用などに関して、ご要望やご不安事を解消しながら打ち合わせを行うことが可能です。24時間365日体制でスタッフが対応しているため、いつでも必要なときにご相談いただけます。いつでも、お気軽にお問い合わせください。

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