八王子市の概要
東京都八王子市は、東京都心から西へ約40キロ、新宿からは電車で約40分の多摩地域南部に位置する市です。
2023年現在で特別区を除く東京都内のすべての市町村で最も人口が多く、都内唯一の中核市です。
2023年5月現在、推計人口は約57万9000人となっていて、面積は奥多摩町に次いで都内で2番目の広さです。周辺は町田市、多摩市、日野市と隣接しており、南西部は神奈川県相模原市と接しています。
交通では東京都心から山梨県甲府市を経由し長野県塩尻市に至る甲州街道(国道20号線)と、横浜市から川越市方面を結ぶ東京環状(国道16号線)の交点となっており、高速道路では八王子ジャンクションが中央自動車道と圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の交点にもなっています。
市内にはJR東日本(中央本線、横浜線、八高線)をはじめ、京王線(京王線、京王高尾線、京王相模原線)や多摩都市モノレールが通っており、都心や横浜方面へのアクセスもしやすいです。
年間の平均気温は15~16度ですが、市の西部には高尾山や陣馬山など関東山地を形成する山々があり、山間部以外の地域もやや標高が高く内陸部の盆地となっていることから寒暖差の大きい地域です。冬場の平均気温は東京都心より5度ほど低く、夏場の平均気温は2~3度高いこともあります。
八王子市の火葬場
八王子市には八王子市斎場(八王子市山田町1681-2)という公営の火葬場があります。死亡者本人が八王子市に住民登録がある場合は、無料で利用ができます。八王子市斎場には火葬場の他、大小2つの式場も併設しています。使用料は第一式場(126席)は2日間利用で5万円、第二式場(60席)は2日間利用で4万円となっており、夜間付き添いを希望の場合は控室を利用して仮眠をとることができますが、式場使用料は1万円追加になります。
最寄り駅は京王高尾線「山田駅」となっており、徒歩約7分となっています。バスを利用する場合は八王子駅南口バスターミナル7番乗り場から(八90)めじろ台行(山田駅経由)、もしくは(八97)法政大学行き(山田駅経由)に乗車し、「南山田」下車徒歩5分、「下椚田公園」下車徒歩4分です。
八王子市民が利用できる火葬場は他にも南多摩斎場(町田市上小山田町2147)があります。南多摩斎場は南多摩斎場組合(構成市:八王子市、町田市、多摩市、日野市、稲城市)が運営する火葬場で、死亡者が構成市に住民登録がある場合には無料で火葬室を利用できます。
八王子市内には楢原斎場(八王子市楢原町1578-5)がありますが、火葬設備はありませんので、別途火葬場の予約が必要です。
八王子市のお墓
八王子市内には様々な墓地・霊園があります。
- ① 東京霊園
(八王子市元八王子町2-1623-1)
東京霊園は日本庭園のような特別墓域「もみじ苑」や欧風ガーデニング墓域など様々な区画があります。バリアフリートイレや礼拝堂、休憩室など設備が充実しています。
- ② 都立八王子霊園
(八王子市元八王子町3-2536)
丘陵地や樹木などの環境を生かして造成された自然豊かな霊園です。園内は来るまで乗り入れることもでき車いすやお年寄りでも安心です。
- ③ ひだまりの里
(八王子市美山町1439)
日当たりがよく、緑豊かで閑静な霊園。園内の墓域はすべて平坦に作られており、お子様からお年寄りまでお参りがしやすい霊園です。
- ④ 八王子高尾「光とガラスの花壇墓地」花ごころ(八王子市下恩方町1970)
季節の花々に囲まれて眠る、明るく美しい霊園。墓石は管理スタッフと打ち合わせをして要望に合わせた彫刻や色、形を決めることができます。
- ⑤ たきやま台墓苑 永遠の園
(八王子市戸吹町60)
八王子市の北部、滝山丘陵に囲まれた公園墓地。個別埋葬と合祀埋葬のプランが選択でき、ペットの合祀埋葬も可能な合葬式墓所です。
- ⑥ 風の丘 樹木葬墓地
(八王子市片倉町939-6)
多摩丘陵の高台に位置する永代供養の樹木葬墓地。緑と水のコントラストが美しい、公園のように開放的な空間が広がります。
- ⑦ エクセレント八王子聖地
(八王子市中野山王2-8-10)
中央自動車道八王子ICを降りてすぐ、都心からアクセスしやすい霊園です。全区画ペットと一緒に埋葬することができ、宗教不問です。
- ⑧ 八王子みなみ野樹木葬墓地
(八王子市兵衛2-3-1)
JR横浜線八王子みなみ野駅から徒歩7分の好立地、電車でアクセスしやすい霊園です。高台にあり境内からは富士山を望むことができます。
- ⑨ ゆぎ霊園
(八王子市上柚木1537)
大型駐車場や水場など設備も充実、現地でお花を買うこともできます。エレベーターも完成し、どなたでもご利用しやすい霊園です。
- ⑩ メモリアルガーデン多摩
(八王子市堀之内1049-1)
多摩センターや都心が見渡せる眺望が特徴。日本初のエスカレーター付きの参道の霊園としても有名。電車でも車でも行きやすい便利な霊園です。
八王子市における
葬儀の風習
八王子市のご葬儀の基本的な流れは他の首都圏のご葬儀と大きく変わることはありません。しかし地域ならではの特徴があります。
【日程が延びやすい】
八王子市民が利用できる火葬場は「八王子市斎場」と「南多摩斎場」ですが、どちらもご葬儀日程が延びやすい傾向があります。八王子市斎場も南多摩斎場も式場を併設しており、八王子市民が安価で利用できるとあり、予約が集中しやすく、式場の空き待ちで約1週間程度延びてしまいます。火葬室の利用だけであれば2~3日の待ちで済みますので、自社で式場を保有している葬儀社では比較的早く葬儀を行えます。
【火葬後に料理屋で会食】
八王子市は火葬後に料理屋に移動して精進落としを行うこと一般的です。料理屋さんもご葬儀後の会食利用が多いこともあり、マイクロバスを保有しているところが多いです。近年は葬儀が小規模化したことや、コロナの影響もあり火葬場の待ち時間を利用して会食をするケースや会食自体を省略することも増えてきています。なお、一般的に精進落としと言われる葬儀の会食ですが、八王子市では「壇払い」と呼ぶことがあります。これは本来精進落としは忌明けに行う食事であることから、四十九日後に撤去する中陰壇を撤去する際の食事、壇を払ってからする食事なので「壇払い」、という説が有力です。
八王子市における福祉葬・葬祭扶助・給付金について
八王子市には市内の葬儀社の協定により統一的な価格で葬儀が行える「市民葬儀」が利用できます。協定葬儀社であれば、統一的な価格で葬儀サービスを受けられるので、安心して葬儀を依頼することができます。市民葬儀利用申込書に必要事項を記入し、協定業者に渡せば利用ができます。
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また、亡くなられた方が自営業をされていて国民健康保険に加入していた場合や、後期高齢者医療制度の被保険者だった場合には、八王子市役所に必要書類を用意して申請すれば葬祭費を受け取ることができます。葬祭費申請には被保険者証または被保険者番号がわかる通知等、葬祭を執り行ったことが分かるもの、預金通帳、葬祭費支給申請書が必要です。なお、申請できるのは葬祭を行った方(喪主)のみになります。八王子市では葬祭費は5万円支給されます。
葬祭費についてはこちら
生活保護を受けていた方が亡くなられた場合には、葬祭扶助を利用して火葬を行うことができます。利用する場合には福祉課の担当者に連絡し葬祭扶助の利用が可能かどうか確認が必要です。葬祭扶助でできる葬儀はいわゆる「直葬」であり、ご遺体を荼毘に伏すための最小限の内容になります。この際の葬儀費用は自治体が直接葬儀社に支払いますので、遺族に葬儀費用の支払いは発生しません。
株式会社サン・ライフは安心のご葬儀・お葬式・家族葬をお手伝いいたします。