町田市の概要
東京都町田市は人口約43万人、東京23区と八王子市に次いで3番目に人口が多く、東京都のベッドタウンとして知られています。島しょ部を除くと、東京都で最南端に位置しており、半島状に突き出た形となっているため周囲をぐるりと神奈川県に囲まれているのが特徴です。北側は八王子市、多摩市、川崎市と接しており、南側は相模原市、大和市、横浜市とも接しています。
主要な路線としては町田駅を通る小田急線や横浜線、他にも南町田駅と通る東急田園都市線、多摩境駅を通る京王相模原線など、都心方面や横浜方面だけでなく江ノ島や鎌倉、小田原や箱根と言った観光地へのアクセスが良いのが特徴です。
市内の主要な道路としては、町田市北西部の相原方面から南町田駅付近まで、神奈川県との都県境沿いを通る「町田街道」と、多摩市を通り町田市北部の小野路方面から神奈川県境まで南北を貫くように通る「鎌倉街道」があります。
町田市内には9つの大学と8つの専門学校があり、学生が多い街でもあります。町田駅周辺は大手デパートやファッションビルなどが立ち並ぶ都会の雰囲気ですが、少し離れると閑静な住宅街や自然豊かな里山が広がっています。都会の便利さと自然も両方感じられる住みたい街として注目されています。
町田市の火葬場
町田市には南多摩斎場(町田市上小山田町2147)という公営の火葬場があります。
南多摩斎場は町田市、八王子市、多摩市、日野市、稲城市の5市で構成された南多摩斎場組合が運営しており、構成する5市に住所登録がある方の火葬は無料で行うことができます。また、南多摩斎場は火葬場だけでなく大小3つの葬儀式場も併設しており、火葬場への移動の負担が無く葬儀ができることから、周辺地域の方々が多く利用されています。
施設の使用料金ですが、火葬(12歳以上)については組織内住民だと無料ですが、組織外住民だと50,000円かかります。葬儀式場については第1式場(104席)の場合、組織内住民が140,000円、組織外住民が280,000円、第2式場(35席)の場合、組織内住民が50,000円、組織外住民で100,000円、第3式場(80席)も第2式場と同じく組織内住民が50,000円、組織外住民が100,000円となっています。
南多摩斎場の最寄り駅は京王相模原線の南大沢駅となっており、バスでは京王/神奈川中央交通「桜84 相模原駅行」に乗り、6つ目のバス停「坂上」バス停で下車し、徒歩1分ほどとなっております。バスの本数は非常に少ないので、南多摩斎場に行く際にはタクシーをお勧めします。タクシーでは所要時間約8分、1,100円前後で行くことができます。
南多摩斎場公式サイト:https://www.minamitama-saijyo.jp/
町田市のお墓
町田市内には様々な墓地・霊園があります。
- ① 町田こもれびの杜霊園
(町田市相原町527-6)
町田市北西部の相原にある自然豊かな霊園。緑に囲まれた静かな霊園ですが、園内はきれいに整備されていて、どなたにもお参りしやすい環境が整っています。
- ② メモリアルフォレスト多摩
(町田市小野路町2356-2)
四季の彩りを感じる自然豊かな大型霊園。子供向けの広場やお休み処などもあり、お年寄りやお子様連れでもお参りしやすいきれいな霊園です。
- ③ メモリアルパーククラウド御殿山
(町田市相原町522-1)
緑と花に囲まれたガーデン風の霊園。季節の花や芝生など、公園のように開放的で明るい雰囲気の霊園で、エレベーターなどの設備も充実しています。
- ④ 南大沢霊園
(町田市上小山田町2143-4)
全区画がペットと一緒に埋葬できる欧風霊園。法要を行える施設も併設しておりますので、利便性が高いです。
- ⑤ 武蔵丘霊園
(町田市相原町4132-2)
丹沢山系や富士山を望む、見晴らしの良い霊園。園内は日当たりも良くきれいに整備されていて、明るく整然とした雰囲気の霊園です。
- ⑥ 梅花の郷 光明浄苑
(町田市高ヶ坂7-15-1)
町田駅から徒歩圏内の都市型霊園。法要や会食スペースもあり、利便性の高さから選ばれる方が多い霊園です。
- ⑦ 合掌の郷 小野路霊園
(町田市小野路1536)
多摩丘陵に広がる高級公園墓地。ガーデン風の明るい雰囲気や広く整備された通路など、管理が行き届いた霊園です。
- ⑧ 南大沢バードヒルズ
(町田市上小山田町2072)
南大沢駅から車で約4分、都心からもアクセスしやすい大型霊園。無料送迎サービスなども行っており、車が無くてもお参りしやすい霊園です。
- ⑨ 緑山メモリアルパーク
(町田市三輪緑山4-25-8)
自然豊かで閑静な住宅街にある公園墓地。平坦でバリアフリーに配慮されていて、どなたでもお参りしやすい設備が充実しています。
- ⑩ 東京多摩霊園
(町田市真光寺町203-1)
四季折々の草花が彩る大型公園墓地。日当たりも良く開放的な雰囲気が人気で、多くの方に選ばれ続けています。
町田市における
葬儀の風習
東京都のご葬儀は、一般的に葬儀・告別式を行ってから火葬を行う「後火葬」で行われることが多く、町田市も例外ではありません。しかし、23区のご葬儀とは一部異なる風習がありますので解説いたします。
【火葬場で精進落としを行う】
葬儀・告別式と火葬が終わると、料理屋やお寺などに場所を移し、初七日法要と精進落としを行う流れが多いですが、町田市は都心の民間火葬場と異なり、火葬に1時間以上要することから、火葬の待ち時間中に精進落としを済ませてしまうことが多いです。
本来火葬後に行う初七日法要も、葬儀と一緒に行うケースも増えています。
【納棺の時に豆腐を食べる】
町田市内の小野路周辺の一部地域では、納棺の際に参加している親族が豆腐を食べる風習が残っています。最初に納棺に参加する人は日本酒を一口飲み、身を清めます。その後、一丁の豆腐を皿にのせ、箸で一口ずつ食べてまわしていきます。豆腐にはしょうゆや薬味などの味付けは一切しません。豆腐は「角が立たないように」ということから四隅から食べ始めます。また、この豆腐は残してはいけないので、最後に回ってきた人は豆腐をすべて平らげなくてはなりません。
納棺で豆腐を食べる理由としては、「食い別れ」と言い、白いものを食べて身を清める意味があるという説が多いようです。
町田市における福祉葬・葬祭扶助・給付金について
町田市では国民健康保険に加入していた方、もしくは75歳以上で後期高齢者医療制度に加入している方が亡くなった場合には、必要書類をそろえて申請することで「葬祭費」という給付金を受け取ることができます。
町田市の葬祭費は50,000円となっています。申請には亡くなられた方の保険証、喪主をした方の印鑑、喪主名義の振込先口座がわかるもの、喪主が故人の葬儀を行ったことが分かるもの(宛名の入った葬儀の領収証、会葬礼状など)が必要です。
申請に必要なものを揃えたら、町田市の葬祭費申請窓口である保険年金課保険給付係に届出をします。
町田市葬祭費のページ:https://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/hoken/kokuho/ironnakyuufu/sousai.html
注意しなければいけないのは、葬祭費の申請期限です。葬祭費は葬儀を終えた日から2年以内に申請しないと受け取ることができません。また、他の社会保険などで埋葬費など葬祭費と同様の給付を受けている場合にも受け取ることはできません。
生活保護を受けている場合には、町田市の地域福祉部生活支援課の判断により、葬祭扶助を受けられることがあります。葬祭扶助が適用される場合には、火葬にかかる費用を町田市が負担するかたちになるので、葬儀費用は発生しません。
ただし、葬祭扶助で行うご葬儀はいわゆる「直葬」と呼ばれる形式で、火葬を行うために必要最低限の物品やサービスしか受けることはできません。
本人が生活保護を受けていたとしても、喪主や親族が生活困窮者でなければ葬祭扶助が認められないケースもあり、葬儀を行う前に必ず生活支援課の担当者に確認が必要です。
株式会社サン・ライフは安心のご葬儀・お葬式・家族葬をお手伝いいたします。