1日葬を選んだ理由

お母様は99歳と5ヶ月でお亡くなりになりました。「お友達もみんな先立たれていたので、親族だけになるだろうという考え方で、お通夜とかはしないで、来れる方だけで1日でやろうということになりました」とTさんはおっしゃいます。

1日葬にした具体的な理由は、遠方に住む親族の事情もありました。「それぞれ仕事も忙しいですから、お通夜に来て次の日の葬儀というのを両方来るのはちょっと厳しいという人も多いですし、仙台から来た方も和歌山から来た甥っ子たちも、1日のうちに行って帰りたいということがあって」。最初は10名ほどと想定していた参列者が、連絡を取り合ううちに最終的に25〜6名になったといいます。2日間の日程では対応が難しい方々の事情を踏まえ、家族で話し合ったうえで1日葬という形が自然と決まっていきました。

サン・ライフ 藤沢聖苑前ファミリーホールでの葬儀当日の様子

葬儀当日は、サン・ライフ 藤沢聖苑前ファミリーホールに集まった親族が、作ってもらった写真パネルを見ながら思い出話に花を咲かせる時間からスタートしました。続く納棺では、スタッフの指示のもとみんなでお母様を移す作業を行い、「最後の別れを本気でするような感じで良かった」とTさんは振り返ります。ご住職のありがたいお話に続き、お花入れの時間には一つの微笑ましいエピソードが生まれました。「孫がパティシエなもんですから、その孫の母が一生懸命見よう見真似で、いただいたケーキに飾り付けをしたんです。ああいうのをやってくれるの嬉しいなと思いましたし、母もお菓子好きだったので、棺の中に入れられても嬉しかったですね」。

特に印象に残ったのは、葬儀前に担当スタッフがインタビューをもとに作成してくれた「会葬礼状(式次第に添えるご挨拶文)」でした。「もらった時から泣いちゃったんですけど」とTさん。一度受け取った後、「こういうことも入れてくれませんか」とリクエストしたところ、「30分か40分ぐらいで書き直してくれて戻ってきた。後でいただいた方がすっごく良くて、またポロリときた」と話してくれました。この文章は50部作成し、来られなかった方や挨拶をもらった方々にも送ったといいます。

葬儀では、写真をプロジェクターでホール全面に映し出す演出が参列者の心をつかみました。「よく結婚式では見るんですけど、葬式であんまり見たことなかったので、みんな見るだけでもう自分との関わりが全部出てきて、ポロポロポロポロって感じですごく良かったですね」。そして流れてきた音楽が「いのちの歌」(竹内まりや)。「大好きな歌だったもんですから、いきなり流れてもう掴みOKという感じで完全にボロッときちゃいました」とTさん。1日葬について「一番レベルの高いところで葬儀を終えて、焼き場まで行って、上手にピークが作られていて、まるで観劇そのものでしたね」と振り返ります。

サン・ライフ 藤沢聖苑前ファミリーホールと藤沢聖苑について

式場の広さについて、Tさんはこう話します。「最初は10人ぐらいと思っていたのが、連絡するともう行きたいという人たちが現れて、最終的に25〜6人になったんですよ。大丈夫かなと思っていたんですけど、広さとおもてなしをいただいて、ぴったしな感じのボリュームでお別れが密にできました」。コンパクトな式場でありながら、25名の親族が一堂に会しても「全員とも話できた」という充実した時間になったといいます。お茶やコーヒーも提供され、飾られた写真を眺めながらワイワイと過ごせた時間が印象に残っているとのこと。

一点だけ、安置所への案内に関して戸惑いがあったとのことです。「入口に入ったとき、左側の自動ドアを開けないと受付があるんですが、どこへ行くんだろうとなって、エレベーターにいきなり乗っちゃったりしたもんですから」と正直に話してくれました。「受付がここにあるとちょっとわかりにくかった」とのことです。それ以外は「すごく綺麗な場所で、対応もすごくきちっとしていた」と大きなご満足をいただいています。駐車場についても「広かった」とのこと。火葬場の藤沢聖苑についても、遠方から来られた参列者の移動・駐車の面で特に支障はなかったようです。

サン・ライフを選んだ理由

サン・ライフを選んだ経緯には、30年前にさかのぼる縁がありました。お父様がお亡くなりになった際、第一互助会に加入。「父が亡くなった時に互助会の掛け金をかけていて、母が亡くなった時にそれを使えばいいねということで、第一互助会さんにご連絡したら、サン・ライフさんだったんです」とTさん。30年前にお父様のとき一度使い、また入会して今回に至ったといいます。

葬儀後のアフターフォローも深く印象に残っています。「お葬式が終わった後もお手紙をいただいて、ちゃんとうまくできましたでしょうかというご挨拶をいただいた。そこまでやってくれるんだということで」。お位牌の納品についても、仮住まいの団地まで持ってきてくれたといい、「わざわざ来てもらうなんてちょっと思ったんだけど、持ってきてくれたのでびっくりしました。感謝しています」とTさん。今回の体験を経て、「自分たちのもサン・ライフさんにお願いしたい」と新たに会員にもなられています。義母(94歳)にもサン・ライフのことをお話しているとのことでした。

費用について率直に教えていただきました

費用の事前想定について、Tさんは「ハナから想定が全くなかった。いくらなんだろうというレベルでしか考えていなかった」と話します。打ち合わせでは「母が望むだろうと思うレベルで全部決めていった。安いから高いとかじゃなくて、こういうことが必要だからと決めていった」とのこと。会員割引が適用されたことで「実際はこのぐらいかかるけど、この部分は安くなりますよ」という説明を受け、「嬉しい、という気持ちが残っています」と振り返ります。「安くしてほしいという気持ちは全くなかった」という言葉が、費用よりも内容を重視した姿勢を物語っています。

母が別れたかった人たちに、きちんとお別れができた

インタビューの最後に、今回の葬儀で一番大切にされたことを伺いました。「一番してあげたかったのは、母が別れたかった、きちんとお別れをしたかった人たちに、ちゃんとお別れができたと思ってもらえるような葬儀ができることでした。99ですから、もうお友達とか親しい方はほとんど先に行ってしまっているんですが、孫子、ひ孫たちがおばあちゃまとお別れをするのを真剣に向き合える場でありたかった」とTさん。

結果として「それ以上にできたかなというふうに思います」という言葉が続きました。強いて言えば、仮住まい中だったために用意できる写真が限られてしまったことが心残りだったといいます。「全部の写真の中からいい写真を探してあげたかったな、というのが自分たちの悔いとして残っています」。それだけ真剣に向き合ったからこそ生まれる言葉でした。

そして、これから葬儀を考えている方への言葉として、Tさんはこうおっしゃいました。「死んだ瞬間というのは悲しみのふちにいますから、冷静になれない部分もあるじゃないですか。その時に、朝でも真夜中でも、遺体となった方の面倒を見てくれて、こっちがどうしたらいいかということを考えてやってくれる、こっちがどうしたらいいんだろうと思う瞬間が一個もなくなるような対応をしてくれる、そういう葬儀社さんにお願いした方がいいと思いますよ、と言いたいですね」。