1日葬を選んだ理由

「父の時も家族葬だったので、同じ形でいいかなと思った」と話すFさん。それに加えて、声をかける範囲が限られていたこともあったといいます。家族でまとまって送る形式を選んだのは、自然な判断だったようです。

実際にまた家族葬にしてみてよかったことを尋ねると、「みんな顔見知りだったりして、こちらとしても一人一人話したり、声をかけたりできましたし、そういうところは家族葬が良かったなと思っています」とFさんはおっしゃいます。最初は父の時と同じでいいかと選んだ形式でしたが、実際には参列者全員が近しい間柄だからこそ、一人ひとりと向き合った温かい時間が持てたようです。

サン・ライフファミリーホール秦野での葬儀当日の様子

葬儀当日は、お母様個人に合わせた式の演出が印象的だったとFさんはいいます。「個人的に、母のことを考えられた方式で、ビデオを作っていただいて、それを通夜と葬式の時に流していただいて、すごい良かったなと思っていました」。お母様の生前の姿が映像として残されたことで、最後のお別れがより豊かな時間になったようです。

とりわけFさんの心に残ったのが、スタッフによる手作りの装飾でした。「母の趣味のカラオケのことを話していたら、手作りでカラオケの飾りをしてもらったり、お花を入れる袋も、みんなどうぞって手作りで用意してくれたりしていて。自分たちでは気づかないことをしてもらえて、すごく良かったです」。また面会の際には好きなものを聞いてくれ、手作りのお団子・おはぎをお供えさせてくれる場面もあったといいます。「自分たちでは気づかなかったことをしてもらえて、良かったなと思いました」。

式の当日は複数のスタッフが関わる場面もあり、湯灌など儀式の場面では担当スタッフが一つひとつの意味を丁寧に説明してくれたといいます。「何も全然わからないところを、一つ一つその意味を教えてもらいながら進めてくださったところがすごい良かったです」と、ご家族からもお声をいただきました。

サン・ライフファミリーホール秦野と秦野市斎場について

「とても綺麗で、家族がワンフロアで気兼ねなく伝えたのがすごい良かった」とFさんはホールの印象を振り返ります。安置場所は式場内のご安置所を利用されましたが、こちらも落ち着いた雰囲気だったとのこと。ご面会の際には「いつも皆さん、スタッフの方が駐車場のことまで気にしていただいて、ありがたかった」とおっしゃっていました。

一点だけ、正直なエピソードも話してくれました。桜の時期だったのでご自分で持参したガラスの花瓶を安置場所に置いてきてしまったとのこと。「プラスチックなど割れないものがあったのかなと思いながら、そのまま置いてきてしまったので、かえって申し訳なかったなと思っています」。ご自身が気にされているエピソードですが、サン・ライフのスタッフとして事前に説明できたことかもしれない、と取材者は感じました。

秦野市斎場については、火葬後に「帰りにどこか回っていくご希望はありますか」と声をかけてもらったことが心に残ったといいます。「お祭りの場所を回ってもらったので、すごい良かった」と話してくれました。また、「着替える場所がどこかわからなかった」という親族からの声もあったそうで、案内表示の改善があるとさらによかったとのご意見もいただきました。

サン・ライフを選んだ理由

「もともと互助会に入っていて、父の時にそちらでお世話になったので、その時にすごく良くしていただいたので、またそちらにお願いしようと決めていました」とFさんはおっしゃいます。以前の葬儀での経験と信頼が、迷わない選択につながったようです。

またFさんは、生前に葬儀の相談をするハードルの高さについても率直にお話しくださいました。「まだ母が生きているのに、急にそんな相談をしてはいけないんじゃないかという気持ちがあって」。結果的に亡くなった日に突然会場を決めるご家族が多い現状に触れながら、「生前に、本人も含めて気軽に相談できるような世の中になれたらいい」とおっしゃっていました。今回の経験を機に、ご主人とご自身たちの葬儀についても話せるようになったといいます。「母の死を機会に、自分たちの葬儀のことも夫と話すことができて、いい機会になったなと思いました」。

費用について率直に教えていただきました

「父の時も経験しているので、大体の費用はこのくらいかかるとわかっていましたが、やっぱり出る出費は大きいですよね」とFさんは率直に話してくれました。一方で「その対価に対する満足度も全然あったので、本当にいいお式ができたなと思って満足しています」とも。互助会に加入していたこともあり、費用面での安心感もあったようです。コンパクトな1日葬という選択の中で、価格と満足感の両立が実現できた葬儀だったといえそうです。

「いいお式ができたなと思って、本当に満足しています」

インタビューの最後に、今回の葬儀全体を振り返っての感想を伺いました。Fさんはシンプルにこうおっしゃいました。「その対価に対する満足度も全然あったので、本当にいいお式ができたなと思って満足しています」。

お父様の時と同じ形式を選びながら、今回の葬儀ではスタッフの一人ひとりへの配慮が積み重なり、Fさんにとっての「良い見送り方」が形になったといえます。お母様の趣味を取り入れた手作りの飾り、ビデオで振り返る生前の姿、顔見知りの親族と過ごした温かい時間。家族葬という選択が、最後の時間をより深いものにしてくれたと感じていただけたようです。

また今回の経験が、Fさん自身の「生前からの話し合い」のきっかけにもなりました。秦野市での1日葬の体験は、これから葬儀を考えるすべての方にとって、静かな後押しになるはずです。