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神式(神道)の葬儀とは?お葬式の流れやマナーについて

神式(神道)の葬儀とは?お葬式の流れやマナーについて
神式(神道)の葬儀とは?お葬式の流れやマナーについて
作成日:2024/09/11 最終更新日:2024/09/11

古来より日本の伝統として受け継がれてきた「神式(神道)の葬儀」。近年では仏教式の葬儀が主流となっていますが、その厳かな雰囲気と深い精神性に魅力を感じる方が増えています。しかし神式葬儀は仏式葬儀とは異なる様式やマナーが存在するため、初めて執り行う方や、参列する方は戸惑ってしまうことも少なくありません。

そこで今回は、神式葬儀の流れと基本的なマナーを詳しく解説します。神式葬儀への理解を深め、故人を送り出しましょう。

神式葬儀と仏式葬儀の違い

神式葬儀は神道に基づいて行われる葬儀で、「神葬祭(しんそうさい)」とも呼ばれています。神式葬儀や仏式葬儀は、日本の代表的な2つの葬儀様式ですが、それぞれの宗教的背景に基づき、故人に対する考え方や葬儀を行う目的が異なります。

仏教では、亡くなった方は冥界へ旅立ち、次の生へと輪廻すると考えられているのが一般的です。そのため葬儀では故人の冥福を祈りお坊さんによる読経が行われます。

一方、神道では死を穢れと捉え「祓いの儀式」が行われるのが基本です。その後、故人は祖先神として祀られ、子孫を見守る存在になると考えられています。葬儀では仏式の読経に当たる祝詞(のり)を唱え、故人とともに子孫の繁栄を祈るのが習わしです。

このように神道では、故人とのつながりを通して神と向き合い、新たな生活を歩むための儀式となっています。

神式の葬儀マナー

神式葬儀は仏式葬儀と比べて異なる様式やマナーがあるため、慣れていない方は戸惑ってしまうことも少なくありません。そこで神式の葬儀マナーの中でも、特に重要な3つの作法について詳しく解説します。

手水の作法

神式葬儀では、参列前や帰宅時に御神水のある手水舎で「手水の儀(ちょうずのぎ)」を行います。手水は参列者が神聖な空間に立ち入る前に、心身を清めるための大切な儀式です。

作法の手順は下記の通りです。

  1. 右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、御神水をすくい左手をすすぐ
  2. 左手に持ち替えて水をくみ、右手もすすぐ
  3. 両手を洗ったら再び柄杓を右手に持ち、左手に水を受けその水で口をすすぐ

このとき、柄杓に口を付けないよう注意してください。一連の儀を行ったら、柄杓を元にもどし懐紙(半紙)で濡れた手を拭きましょう。

拝礼の作法

神式では、神前や祭壇に向かって二礼二拍手一礼(にれいにはくしゅいちれい)の作法で拝礼を行います。二礼二拍手一礼は神への敬意を表す基本的な挨拶です。

  1. 頭を2回下げる
  2. 手を2回叩く
  3. 最後に一礼する

最初の二礼は姿勢を正し、約90度まで深く頭を下げます。手を叩くときは、手を合わせるときに右手を左手に添えるように少し下げ、拍手が終わったときに左右の高さをそろえます。最後に深く一礼し、軽く会釈して離れましょう。

神式に参列する際の服装マナー

神葬祭と仏式葬儀では、服装に関する基本的なマナーはほぼ共通しています。そのため男女とも黒色のフォーマルな服装を着用するのが一般的です。男性の場合は黒色のスーツ、黒色のネクタイ、黒色の靴、靴下を着用します。ワイシャツは白無地のみで、ストライプやカラーのあるワイシャツはマナー違反です。

女性の場合は黒のスーツまたはワンピースを着用します。アクセサリーはパールなどの控えめなものは許容されていますが、それ以外の装飾は着けないようにしましょう。派手な服装やメイク、アクセサリーは避け、清潔感のある服装で故人への敬意を表す装いをすることが大切です。

また神式葬儀に参列する際の身だしなみやマナーについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

>>神道の葬儀について|神式のお葬式マナーや流れをご紹介

神式葬儀の流れ①ご臨終~納棺

神道では故人を「穢れ」としているため、神式葬儀は神社ではなく自宅か斎場で行うのが一般的です。ここでは神式葬儀において、故人が亡くなってから納棺までの流れを説明します。

帰幽奉告(きゆうほうこく)

帰幽奉告とは家族が故人の死を神棚や祖霊舎に伝え、死を奉告するために始めに行う儀式です。神道では人が亡くなったことを「帰幽」といいます。神道では死を「穢れ」と捉えるため、故人を自宅に迎え入れたら神棚や祖霊舎の前で一礼し、手を合わせて死を奉告(ほうこく)しましょう。そして穢れを受けないよう扉を閉じ、白い紙を貼ります。

枕直しの儀

枕直しの儀は白布で故人の顔を覆い、北枕に安置する儀式のことを指します。故人の魂を鎮めるために行われるもので、枕元に守り刀を置き、祭壇を設けて榊、白菊、果物、故人の好きだった菓子などのお供えをする「枕飾り」を行います。

枕直しの儀は家族や親族で行うのが一般的ですが、神主が行うケースもあるので役割を確認しましょう。

納棺の儀

納棺の儀は故人のご遺体を棺に納め白布で覆う儀式です。故人は「末期の水」で清められ、死化粧を施されます。これらは仏式葬儀と同様の作法で、魂を敬い、次の世界へ旅立つ準備を整えるために行われるものです。そして「神衣(かんみそ)」と呼ばれる衣装を着せ、枕直しの後に白布を敷いた棺に丁寧に納め、蓋をして白布で覆います。

神式葬儀の流れ②神葬祭1日目:通夜祭~遷霊祭

故人を清め、納棺まで行い準備が整ったら葬儀に入ります。神式葬儀1日目は、通夜祭と遷霊祭という2つの儀式が行われます。

通夜祭

通夜祭は故人の冥福を祈り、遺族が最後の別れを告げる儀式です。仏式の「通夜」に当たりますが、仏教では「成仏」を願うのに対し、神式では家の守り神として祀るために行われます。通夜祭は故人の穢れを祓い、魂を鎮めるのも目的のうちの一つです。

雅楽の演奏のもと神官が祝詞奏上を行い、玉串奉奠(たまぐしほうてん)の儀を行います。玉串とは榊(さかき)の枝に紙片を麻で結んで下げたもので、参列者が神前に玉串を受け取り、奉納します。仏式と同様、玉串奉奠は喪主、遺族、参列者の順に行うのが一般的です。

遷霊祭(せんれいさい)

遷霊祭は故人の魂を遺体から「霊璽(れいじ)」と呼ばれる位牌に移す神聖な儀式で、通夜祭に引き続いて行われるのが一般的です。霊璽は故人の新たな住処となり、魂の安寧を守るとされています。遺族や参列者にとっても故人の死を真正に受け止め、新たな旅立ちへと送り出すための重要な意味を持つ儀式です。

会場の明かりを落として神主が祝詞を唱え、厳かな雰囲気の中で執り行われます。霊璽に遷された故人の魂は、祭壇に安置された「仮霊舎(かりみたまや)」に納められます。

神式葬儀の流れ③神葬祭2日目:葬場祭〜帰家祭

2日目は神式葬儀のメインとなる日です。仏式の告別式に相当する斎場祭に加え、火葬祭、帰家祭などが行われます。なお、地域によっては埋葬祭を行う風習もあります。

葬場祭

2日目は「葬場祭(そうじょうさい)」と呼ばれる神式葬儀の中でも重要な儀式が行われます。葬場祭は仏式の葬儀・告別式に相当するもので、故人の冥福を祈り、遺族が最後の別れを告げる場です。

神主は祭壇前に進み出て祝詞を奏上します。故人に感謝の気持ちを伝え、冥福を祈る言葉を捧げるもので、参列者は一人ずつ玉串を奉納します。その後喪主の挨拶、弔電の読み上げなどが続きます。

火葬祭

斎場祭の後は火葬場において「火葬祭」が執り行われます。祭壇には故人の遺影や榊などが飾られ、斎主による祭司の奏上、喪主や遺族による玉串奉奠などが行われます。

火葬祭は単にご遺体を火葬するだけの儀式ではなく、故人の死を真正に受け止め、守護神となるための新たな旅立ちへと送り出すための儀式です。火葬後は遺骨を骨壺に入れて自宅に持ち帰り、五十日祭までに納骨するというやり方が一般的です。

埋葬祭

埋葬祭は、火葬された遺骨を永代供養のお墓に納め、故人の魂の安寧を祈る儀式です。仏式の納骨に当たり火葬後すぐに埋葬するのが基本です。ただし、いつまでに納骨をしなければならないという決まりはなく、故人との別れや気持ちの整理をつけてから行うケースも多いとされています。その場合、五十日祭または一年祭に合わせて行われるのが一般的です。

帰家祭(きかさい)

帰家祭は火葬を終えた故人の魂を再び自宅へとお迎えする儀式です。遺族・参列者とも塩や手水で身を清め、祭壇に持ち帰った故人の遺骨と霊璽などを置いて霊前に葬儀が終了したことを奉告します。

その後は「直会の儀(なおらいのぎ)」と呼ばれる宴を設け、神主や参列者をねぎらうのが一般的です。思い出などを語り合い、新たな気持ちで日常を取り戻すという意味が込められています。

神式葬儀が終わった後の儀式

神式での葬儀を執り行った場合でも、「霊祭」と呼ばれる仏式の法要に当たる儀式が存在します。ここでは主に行われる代表的な霊祭を説明します。

50日目に行われる五十日祭

五十日祭(ごじゅうにちさい)は、神道における忌明けの儀式で、故人が亡くなってから 50日目に行われます。

五十日祭は仏教における四十九日法要に相当し、重要な節目の一つです。この日を以て「故人が家庭の守護神になる」と考えられているため、故人の霊を家に迎え入れ、祖霊として祀る意味があります。

年忌法要の式年祭

式年祭(しきねんさい)とは「霊祭(れいさい)」とも呼ばれ、仏式の法要に当たる儀式のことです。神主の祈りの後、直会などでもてなします。

故人の命日を1日目として数え、1年、3年、5年、10年と続きます。一年祭と三年祭が故人を偲ぶ節目の年として最も規模が大きく、その後は徐々に小規模になり、10年目以降は省略されるのが一般的です。式年祭は故人の思い出とともに通常の生活に戻るために行われます。

式年祭では香典を包む場合もありますが、案内状に辞退する旨が記載されている場合は持参する必要はありません。

まとめ

神式葬儀は「故人が家の守護神になる」という神道独自の精神に基づいた伝統的な儀式です。神式葬儀を執り行う際は、故人の希望や斎場、予算などを葬儀会社に相談しましょう。

株式会社サン・ライフは、神奈川県、東京都を中心に多くの斎場を展開しています。神式葬儀も取り扱っており、神道での葬儀をご希望のご家族さまにも葬儀の流れや必要な準備物、費用の目安など詳しくご説明させていただきます。

ご家族さまとのヒアリングを通して、ご希望に沿った形で式の内容をプランニングし、事前準備から当日、アフターケアまで丁寧にサポートいたしますのでお気軽にご相談ください。

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