2019年8月から相模原会館にオールラウンダーとして勤務しております吉村裕子です。
どうぞよろしくお願い致します。
コロナ禍の中家族葬が増えてきた昨今、今まで葬儀に接する機会も少なくなりほとんど知識の無いまま働く事になりました。
見る物、聞く事、全てが初めてで戸惑う事の連続です。
私個人としては今年の3月末に母を亡くし千葉県の葬儀場で神式での家族葬を行いました。
母は難病(進行性格上性麻痺)で7年の闘病の末に亡くなりましたが、昨年末までは意識もはっきりしていて意思の疎通が出来ました。
生前の母の口癖は「私の葬式は家族だけで簡単でいいからね」でした。
喪主である弟(長男)に葬儀社での契約を全て任せて、母の遺言の通りに家族だけで一日葬を行いました。
五十日祭(仏式での四十九日)も家族で行い納骨も無事に済ませました。
相模原会館に勤めるようになり仕事を通じて色々知れば知る程、母の時は随分簡略化してしまったのだと思いました。
例えば、お通夜の時に行う儀式には遷霊祭といって亡くなった方の魂をお位牌のような霊示と呼ばれる物に移しこむ、真っ暗闇で行う秘儀があります。
伊勢神宮の儀式で有名な式年遷宮の時の儀式と一緒らしく、
暗闇で神社の神官たちが「おぉーおぉー」と唸りながら古い社から新しい社へご神体を移す秘儀、
見たことある方もいらっしゃるかと思いますがあの儀式もどうやったのかとか、知れば知るほど申し訳ない気持ちになります。
それよりも気になるのは、元気だったころは広い庭いっぱいに四季折々の花を咲かせ、ホームでも「お花博士」とあだ名が付くほど花好きだった母。
棺にはもちろん生前に好きだった物やお花も入れましたが、お花畑の中に居る様にして送ってあげたかったし、
棺とお揃いの衣装を着せてあげる事も出来たのだと、この仕事を通じて知りました。
神道では死後は祖先の神々の元へ帰り、家の守護神となり家族や子孫の繁栄を見守ると信仰されているそうです。
ネットで調べたこの情報を読み、
子供達は「長年の闘病から解放されたおばあちゃん“守護神”になって見守ってくれているのだと思うとホッとするね」と言っています。
この仕事に就かなければ考えも及ばなかった事が沢山ありました。
私たちは私が後悔した事が起こらないようにお棺と仏衣のご提案からお式の進め方のご案内等、家族葬のご案内も多岐にわたりプランをご提示しています。
相模原会館では11月21日(土)、22日(日)、23日(月祝)に感謝祭を予定しております。
楽しいイベントや格安お野菜販売なども考えております。
少しでも興味のある方は是非この機会に足を運んでみてください。
また、ご案内して参りますのでその際にはどうぞお試しにご来館ください。
相模原会館 吉村 裕子