1日葬を選んだ理由
Mさんご夫婦が1日葬を選んだのは、いくつかの事情が重なったからでした。「参加できる人間も少なくて、近くだけの親族でやりましたので、大勢いないしということもありました」とMさん。年齢的な体力への配慮もあり、ご主人も「1日でやってくれていい」と了承していたとのことです。
決め手のひとつになったのは、ご近所での体験でした。「ご近所でお通夜なしの葬儀をなさった方がいて、私も参列したんです。その話をしたら、主人も自分もそれがいいって言ったので、どっちが先かわからないけれど、そういうふうにしましょうって決めておりました」とMさんは話します。
突然のことだったので、最初はいろいろ考える余裕はなかったといいます。ただ「式はして送ろうというふうには思っていた」ため、火葬のみという選択は最初から念頭になかったと話してくれました。事前に夫婦で形式だけは合意できていたことが、慌てずに進められた一因にもなったようです。
サン・ライフ相模ファミリーホールでの葬儀当日の様子
葬儀当日は、総勢6名という小さなお見送りでした。Mさんは「本当に内輪だったので、和やかにできたかなと思いましたね」と振り返ります。ご挨拶についても、スタッフから「なしにされる方もいらっしゃいますよ」と言われ、「娘の家族と私の弟と妹一人ずつ来ただけでしたので、本当にいつも会っているところなので、そんなに堅苦しく挨拶する方がなんかあれだなと思って」とMさん。最終的に挨拶なしで進め、それで良かったと感じていると話してくれました。
特に印象に残っているのは、担当の菅原が棺の中にご主人が可愛がっていた愛犬のエサを、小さな袋にリボンをかけて添えてくれたことだといいます。「棺の中にちっちゃな袋にリボンかけて、ワンちゃんのエサですかね、何か入れてくださったりとかしたのがすごく印象的でした」とMさん。短命だった愛犬をご主人がとても可愛がっていたというエピソードを話す中で、菅原がしっかり受け止めてくれたのだと感じたそうです。
担当の菅原の対応については、「もうなんかすごくテキパキして、すごい長時間いろいろしていただいたんですけど、全然嫌な顔もされず、最後までずっとやっていただいたので、逆に私たちとしてはありがたかった」とMさん。慣れないことが多く、決めごとに時間がかかっても辛抱強く付き合ってくれたことへの感謝を、率直な言葉で話してくれました。
サン・ライフ相模ファミリーホールと相模原市営斎場について
ご主人のご安置は、ご自宅ではなくサン・ライフ相模ファミリーホール内の安置室を使いました。1週間近くお預けする形になったといいます。「2回ぐらい行ったんですけど、よかったと思います」とMさん。足の不自由なご親族が当日来ることが難しかったため、前もって別途面会に来てもらった方もいたとのことで、「他の方も直接伺って会ってきたって言ってましたから、そういうこともあったので良かったと思います」と話してくれました。
式場については、受付の方や担当外のスタッフも含め「本当に親切で、私たちが知らないもんですから、いろいろ教えていただけたので、本当に良かったと思います」とのことでした。後日、別の手配のためにホールを訪れた際も担当が変わっても丁寧に対応してくれたといいます。
相模原市営斎場での火葬はスムーズで、特に不安を感じることもなかったといいます。「もう本当にスムーズでしたので、大丈夫でした」というシンプルな言葉に、安心してお任せできた様子が伝わります。
サン・ライフを選んだ理由
サン・ライフを選んだのは、積み立てがあったからでした。「ちょっと積み立ててあったのがあったんです」とMさん。ご主人の親御さんが広島でサン・ライフの積み立てに入っており、相模原に引き取ってからも継続し、満期後も積み立て直しを繰り返す中で3本が残っていたとのこと。今回はそのうち1本を使いました。「私1人に残ったところで2本使うわね、という話をしております」と、今後のことも含め笑いながら話してくれました。
事前相談については、「私は何遍もしようって言いましたけど、全然受け付けなかったんです」とのこと。ご主人が乗ってこなかったため、実際には相談せずに突然の日を迎えたといいます。ただ、突然の時でも「本当に親切にいろいろ教えていただけたので、すごく安心でした」と、スタッフのサポートに助けられたことを率直に話してくれました。
費用について率直に教えていただきました
費用面について、Mさんは「わからなかった」と正直に話してくれました。以前、義理の両親の葬儀は全てご主人が担当していたため、Mさん自身は費用の目安をほとんど把握していなかったとのこと。「高いのか安いのか、いろいろ言われてるのを見れば安いところもあるけれど、まあ私たちはもうそれ仕方ないかなと思ってやりました」と振り返ります。
積み立てで事前に備えがあったことが、実際には費用面での安心感にもつながったといえそうです。「また今後もまだお世話になります」というひと言には、引き続き積み立てを続けながら、また次の時もお任せするつもりという信頼感が感じられました。
とにかく無事に送り出すこと。それだけで十分でした
インタビューの最後に、今回の葬儀で一番大切にされたことをお聞きしました。Mさんの答えはシンプルでした。「とにかく無事送り出すっていうことですかね。全部していただけたので、私としては本当に安心しておまかせしたりしてましたけど、不満とか何もありませんでしたし、もうとにかく無事済んでよかったなぐらいしか思い浮かびません」。
突然の別れで、慣れないことだらけの中、最後まで親切に対応してもらえたことへの安堵が、Mさんの言葉からにじみ出ていました。「本当にね、私たちとしては無事に済んでありがたいと思ってますので」というひと言に、葬儀を終えた後の静かな満足感が感じられます。
少人数での家族葬を考えている方に向けて、Mさんは転勤族として縁の薄い土地でご主人を見送った経験から、「本当に人数少なくしたんですけど、そういう形でやりました」と静かに伝えてくれました。大勢でなくても、ご夫婦やご家族だけの形で、きちんと見送れる場所があると知ることが、一番の準備になるのかもしれません。





