1日での家族葬を選んだ理由

Iさんが今回1日での家族葬を選んだのには、長い年月をかけた夫婦の話し合いがありました。

コロナ禍の前に、夫婦でサン・ライフの事前相談に訪れ、費用の目安や葬儀の形式について一緒に考えていたといいます。「主人と2人で出かけて、一応見積もりを取っていただいて」と話してくれたIさん。そのとき互助会の積立がちょうど満期を迎えており、「全部主人に使ってあげなさい」という娘たちの言葉もあり、1日葬という選択が固まっていきました。

最初は盛大にお見送りしたいという気持ちもあったそうです。ただ実際には、ご近所やかつての地元での活動仲間に知らせると大勢になることは目に見えていた。「今でもお叱りを受けているんです、なんで連絡くれなかったんだって」と苦笑いされていましたが、娘婿の仕事の都合や親族の体力を考え、「もう簡単に済まそう」と家族全員で方向性を決めたと話してくれました。

サン・ライフ相模ファミリーホールでの葬儀当日の様子

式場でのお通夜の夜が、Iさんの記憶に深く刻まれています。「一晩中誰かしら交代で線香が絶えないようにやってましたので」と振り返るIさん。家族だけのお通夜で、子どもたちはスマートフォンで写真を撮りながら思い出話に花を咲かせ、「この格好おかしいね」と帽子をかぶせては笑い合っていたそうです。

「旅行気分でした」とIさんが表現するその夜は、悲しみと温かさが混じり合った時間だったようです。「死んだ人を中心にして、ハイポーズのピースやったりして」という言葉が、家族葬ならではの自由な雰囲気を物語っていました。横浜から来た親族の女性も「私が死んだ時もここでお願いするわ」と言っていたほど、式場の雰囲気が気に入ってくれたとのことです。

サン・ライフ相模ファミリーホールと相模原市営斎場について

「家族の葬儀は初めてだったんですが、やっぱりすごい良かったなと思っています」とIさんは話してくれました。これまで知人のお通夜に参列したことはあったものの、自分が喪主として過ごす葬儀はまったく別の経験だったそうです。

式場には宿泊設備もあり、一晩を家族で過ごせる環境が整っていたことが、Iさんにとって大きな安心感につながったといいます。「おばちゃんはもう朝までずっと寝てましたよ、それなのに私らが線香を絶やさないようにやってて」と笑いながら話してくれました。相模原市営斎場での火葬については、友引を避けずに執り行ったことに少し迷いがあったようですが、「日延びをされそうでしたから」と、その日を選んだ理由を率直に話してくれました。

サン・ライフを選んだ理由

サン・ライフとのお付き合いは、実はとても長いものでした。かつて娘さんたちの結婚式を手配した際、式場を紹介してくれた方から「互助会に入ると安いのよ」と教えてもらったのがきっかけだったといいます。「1口3000円で3口入って」という話から始まり、20年以上が経った今回の葬儀でその積立が活きることになりました。

担当スタッフについては、最初に対応した別のスタッフに婿が少し不満を感じていたそうです、とIさんは話してくれました。最初の対応が婿さんには一方的に感じられた場面があったとのことです。ただ、村本さんに担当が変わってからは「何も言ってませんでした」とのことで、「とてもいい方でね、お礼のおはがきいただいたりして」と、最終的にはとても満足されている様子でした。

費用について率直に教えていただきました

費用については、「これはしょうがないですよね」と落ち着いた様子で話してくれたIさん。互助会の積立を使い切る形で今回の葬儀をまかなったこともあり、ある程度の見通しは持っていたようです。「互助会に入ってるから良かったわね、っていう話はして、だから安心してお互いにあの世に行きましょうっていう話をしながら…」と、夫婦でそれぞれの旅立ちを穏やかに話し合っていたエピソードを聞かせてくれました。

費用の内訳として特に印象に残っているのは、戒名にかかる費用だったようです。「お坊さんに支払う分は多くなっちゃうんですよね」と話してくれましたが、それでも「素敵な名前をつけてくださってね、もう忘れられないように」とその戒名をとても大切にされていました。

夫を穏やかに、家族だけで見送ること。それが叶えられました

今回の葬儀で最も大切にしたかったことは何か、という問いに、Iさんは「やっぱりもう簡単に済まそう、体力いりますものだから」と答えてくれました。お寺の孫として育ち、葬儀の大変さをよく知っていたからこそ、無理のない形でご主人をお見送りしたいという気持ちが明確にあったといいます。

「もう昨日もそれ(写真)広げてみて、思い出話しながら」という言葉が印象的でした。葬儀の夜、一晩を家族みんなで過ごし、帽子をかぶせた写真を広げて笑い合えたこと。それこそがIさんにとっての「叶えられたこと」だったのではないでしょうか。「もう一日葬で良かったわとみんなが言ってくれました」という言葉に、その満足感が凝縮されていました。