1日葬を選んだ理由

お母様を無宗教の家族葬という形でお見送りされたKさん。この形式を選ばれた背景には、お母様ご自身のお考えがありました。「あまり母自体が宗教とかこだわらないタイプの人だったんですよ」とKさんは振り返ります。手を合わせることも、家族の位牌を持つこともなかったそうです。さらに、お父様が入っているお寺への思いも大きかったといいます。「お盆法要に行かせて、住職さんの説法を聞いても、ものすごいお金の話をするんです」「あんまり好きじゃない」と、率直に話してくださいました。お母様も「あのお寺には知らせるな」と言い残されていたことから、「じゃあとりあえず無宗教にしようか」という結論に至ったそうです。

他社との比較はせず、サン・ライフに絞って依頼された理由として、Kさんは以前の利用経験と印象の良さを挙げられていました。実は2018年、ご主人を見送られた際にもサン・ライフの大和総合斎場を利用されており、「もともとそちらでやっていただいた時の印象が良かったんで、母もサンライフにしようとは思ってたんですよね」とのこと。お母様が急に体調を崩され、入院からわずか5日で亡くなられたため、「事前相談なんかする余裕がなかった」という中でも、「もう迷うことなくそちらにしました」と即座に決められたそうです。

1日葬という短い時間を選んだことにも、明確な理由がありました。Kさんの弟さんは重度の身体障害があり、長時間の参列がご本人の体調に大きく影響するためです。「お住職さんを入れちゃうと、失礼ないようにってそっちに気を使うから、弟の方のケアができない」。だからこそ、僧侶を招かず、家族が弟さんのケアに専念できる無宗教の形を選ばれました。「一時間っていう短い時間でしたけど、それに対して十分だったと思います。これは正解だったねと話しております」と、迷いなくお話しくださいました。

サン・ライフ大和総合ホール1階での葬儀当日の様子

当日を振り返って、Kさんが何度も「びっくりした」と口にされたのが、お棺に納めるものの自由さでした。最初は“お花やお写真を入れるもの”という一般的なイメージを持っていたそうですが、実際には違ったといいます。「お食事が好きだったお蕎麦とかスイカ、飲み物も入れられてびっくりしました」「紙類とか写真を入れるのは分かるけど、今は食べ物も入れられるんですか、って、そこもびっくりしました」。ご参列の皆さんも一様に驚かれていたとのことです。

お母様のお顔の仕上がりにも、深く感動されていました。エンバーミングはせず死に化粧をしていただいたそうですが、「それがやっぱり見事ですよね。その技って言いますか」とKさん。「見事にシュッとして20ぐらい若く見える」「お母さん綺麗だよって言って」と、お姉様と口を揃えて話されたそうです。会場の雰囲気についても、「1階のファミリー室は下からライトが当たって、結婚式みたいな演出。ああいうところがやっぱり女性っぽい感じ」「お花が多くて良かった」と、細やかな点を挙げてくださいました。

お母様が好きだったオペラ関係の音楽を流してもらえたことも、印象深かったといいます。「好きな音楽を流してもらって、だからちょうど一時間ぐらいでよかったです」。弟さんの体調を気づかいながらも、ご家族らしい穏やかな時間を過ごせたことが伝わってきました。

サン・ライフ大和総合ホール1階と横浜市北部斎場について

会場を選ぶうえで、Kさんが最も重視されたのが弟さんへの配慮でした。「うちの弟は介護用のタクシー、リフトがついた大きなワゴンで来るんですよ。あの日は雨だったから、車寄せがあって屋根があるところは本当に助かりました」。バリアフリーで、ある程度の広さがあることも決め手だったといいます。「健常者だけならいいけど、弟を呼ぶんだったら、車寄せがあってバリアフリーで、ある程度の広さがあるところを使わせていただきたい」——その思いで大和総合ホールを選ばれました。

火葬は横浜市北部斎場で執り行われました。Kさんにとっては初めての利用でしたが、「広いですね。立派ですね」と施設そのものは高く評価されています。担当してくださった年配のスタッフの案内にも助けられたそうで、「こっちでーす、あっちでーすってやってくださったから助かりました」と話してくださいました。ただ一点だけ、正直に打ち明けてくださったことがあります。「入り口がめちゃくちゃ寒いんですよ。弟がダウンを着ていても、私も欲しいくらいの寒さで」。弟さんの体調にも影響したそうで、同じように参列される方は上着を用意しておくといいかもしれない、とのことでした。

弟さんにとっては、人生で初めての骨上げだったそうです。「僕は人生初めてこういう骨上げをしました、でもそこまで経験して良かったです、というメールが来ました」とKさん。ご家族にとって忘れられない時間になったことがうかがえます。

サン・ライフを選んだ理由

サン・ライフを選ばれた背景には、確かな信頼の積み重ねがありました。ご主人が生前サン・ライフの株主だったこと、お盆の見学会で会場を実際に見ていたこと、そして何より2018年にご主人を見送った経験が大きかったといいます。当時は泊まれる部屋があることも決め手だったそうで、「田舎から呼ぶから泊まるところが欲しかった。鍵をかけて帰るのは嫌だなと思った」と振り返ります。お母様ご自身も「サンライフにしよう」と考えていたそうで、Kさんがキーパーソンとなる中で、迷わず依頼を決められました。

全体としては「よくやっていただいて助かりました」と満足されていたKさんですが、ただひとつ、正直に話してくださった場面がありました。お母様が亡くなり、お迎えを依頼した際のことです。「一時間ぐらいで迎えに行きますって聞いたら、2時間くらいかかった」。八王子方面から向かっていたためで、当日は雨で道路も渋滞していたそうです。その間、霊安室で待つうちに相続の話になり、お姉様との間で気まずい空気になってしまったとのこと。「一時間で来てほしかった」と、この点だけは心残りだったと話してくださいました。同じ状況の方は、お迎えにかかる時間を事前に確認しておくといいかもしれません。

それでも、サン・ライフへの信頼は揺らいでいません。「寄り添っていただいて」「よくやっていただいて助かりました」とKさんは繰り返しお話しになり、掲載にあたっても「ぜひ、皆さんに勧めたい」と、同じ状況にある方への推薦の言葉を添えてくださいました。

費用について率直に教えていただきました

費用について、Kさんから具体的な金額への言及はありませんでした。お母様が入院からわずか5日で急逝され、「事前相談なんかする余裕がなかった」という状況でしたが、以前ご主人を見送った経験から、サン・ライフの葬儀の流れや進め方はある程度把握されていたといいます。「亡くなりましたからお願いします、という電話が第一歩だった」という中でも、大きな戸惑いなく進められたようです。

費用面での不満やトラブルについて語られる場面はなく、むしろ「よくやっていただいて助かりました」という言葉が印象的でした。金額の多寡よりも、弟さんへの配慮や家族らしい見送りが実現できたことに、価値を感じておられる様子が伝わってきました。

弟に無理をさせず、家族らしく母を送れました

今回の葬儀でKさんが一番大切にされたのは、重い障害のある弟さんに無理をさせず、それでいて家族らしくお母様を送ることでした。僧侶を招かない無宗教の形にしたことで、「弟のケアと自分たちのやりたいように過ごせた」とKさん。一時間という短い時間ながら、「それに対して十分だったと思います」と振り返ります。

「これは正解でした」——Kさんはこの言葉を何度も口にされました。宗教にとらわれず、お花や好きな音楽に囲まれ、家族だけで穏やかに過ごせたひととき。弟さんも後日「そこまで経験して良かった」とメールを送ってきたそうです。四十九日も同じくサン・ライフに依頼される予定で、その信頼の深さがうかがえました。お母様を大切に思う気持ちと、弟さんへの気づかいの両方を叶えられた葬儀だったといえそうです。