1日葬を選んだ理由

Oさんがご主人の葬儀に1日葬を選んだのは、「今は家族葬が多いから1日でいいかなと思った」というシンプルな理由でした。「あまりにも突然だったので、あんまり考えていなかった」と振り返るOさんですが、その選択にはいくつかの背景がありました。

ご主人の交友関係はもともと広く、連絡すれば来てくれる方も多かったといいます。でも、あえて連絡はしなかった。「親戚も遠いし、高齢の方が多いので、終わってからご連絡しました」とのこと。後からご親戚に少しお叱りを受けたこともあったそうですが、「来てくれる方への配慮より、気を使わずにゆっくり送ってあげたかった」というお気持ちが先にありました。

ご主人はここのところ体調が優れず、外に出ることも少なくなっていたこともあり、仰々しくやるよりも家族でゆっくり見送ろうという思いが自然と固まっていったようです。「気を使うことなく、ゆっくりとこうしてあげることができたかなって思いました」とOさんはおっしゃいます。

サン・ライフ八王子総合ホールでの葬儀当日の様子

ご主人はご自宅でお亡くなりになり、そのままご自宅でご安置をされました。エンバーミング(ご遺体を衛生的に保全する特殊処置のこと)を施していただいたことで、数日間の安置期間も「特に問題はなかった」と安心されたとのことです。

葬儀当日は、サン・ライフ八王子総合ホールを家族だけで使えた感覚がとても印象に残ったといいます。「貸し切りというと変ですけど、本当に家族だけで利用できたという感じで、とても良かった」とOさん。参列は8名というコンパクトな形でしたが、式場の空間をゆったり使えたことが、落ち着いて過ごせた理由のひとつだったようです。

なかでも特に評判が良かったのがスライドショーでした。「写真の選び方をもう少し工夫すればよかったなと後から思いましたけど、あれはすごく気に入りました」とOさん。参列した家族の間でも好評で、葬儀の記憶として印象に残るシーンになったといいます。最初は「大人数の方が式らしくなるかな」と感じる部分もあったそうですが、実際は少人数だからこそ心を込めて見送れたとのことでした。

サン・ライフ八王子総合ホールと八王子市斎場について

自宅安置という形は、故人が最後まで「家でゆっくりしたい」と望んでいたご主人の意思とも合致していました。エンバーミングの施術を受けたことで安置中の不安も少なく、式場もご家族だけで使える環境が整っていたため、Oさんにとって安心できる時間を過ごせたといいます。

火葬場の八王子市斎場については、全体の流れ自体はスムーズでした。ただ、一点だけ正直に話してくれました。「一緒に出席した者からの意見なんですが」とOさん。食事の席で食べ終わる頃に食器を片付けられたことが少し慌ただしく感じられたとのことです。「外からずっとこちらを見ていたのも、仕方ないとは思うんですけど、ちょっと気になったという感想を持った人もいました」と率直に話してくれました。

火葬場のスタッフの都合もあることはわかりつつ、大切なお時間をもう少しゆっくり過ごせれば、という思いが残ったようです。全体として流れに問題はなかった一方で、「食事の場の雰囲気は場所によって違う」という点は、これから葬儀を考えている方の参考になるかもしれません。

サン・ライフを選んだ理由

Oさんがサン・ライフにお願いされた理由はシンプルでした。「互助会に入っていたので」とのこと。ご主人がまだ元気でいられると思っていた矢先の突然の出来事だったため、「何も考えていなかったんですけど、互助会に入っていたなって」と振り返ります。

事前の相談は特にされていませんでしたが、後から「ここに相談しておけばよかった」という後悔はなかったといいます。互助会という形で関係が既にあったことが、いざというときに迷わず動ける安心感につながっていたのかもしれません。

費用について率直に教えていただきました

費用については、「想定も何もよくわかっていなかった」とOさん。葬儀にかかる費用の相場に明るくなかったこともあり、「家族葬にしてはちょっと多いかな、と思ったりもしましたけど、全然よくわからない」というのが正直なところだったとのこと。

ただ、互助会の掛け金として備えていたものが3口あり、「それでほとんど済むかなと思っていた」とおっしゃっていました。結果として「適正な価格ではないかな」という感想で、「良かったと思います」と話していただけたのは、費用そのものへの納得感というよりも、葬儀全体への満足感が背景にあるように感じられました。

ゆっくりと気を使わず、家族で送ってあげられた

インタビューの最後に、今回のお葬儀で一番大切にされたことを伺いました。Oさんの答えは迷いのないものでした。「ゆっくりと、あまり気を使わずに送ってあげたいというのが一番でしたね」。

ご主人は病気がわかってからも「家でゆっくりしたい」という意思を最後まで貫かれた方でした。仰々しくやるよりも家族でゆっくり見送ればいい。その思いのとおりに、当日を迎えることができたといいます。

「気を使うことなく、ゆっくりとこうしてあげることができたかなって思いました」とOさんはおっしゃいます。人数の多寡ではなく、故人の意思と家族の気持ちに寄り添ったかたちで見送ること。それがOさんにとって、今回の葬儀で一番大切にしたことであり、叶えられたことでもありました。