1日葬を選んだ理由
Mさんが1日葬を選ばれた背景には、いくつかの事情が重なっていました。「姪っ子が遠くに離れて暮らしているもので、赤ちゃんがいるので来た場合に往復するのが大変というのと、宿泊先を決めるのにも大変かなっていうことで、家族で1日葬にしようと決めたんです」とMさんはおっしゃいます。遠方から来る方が複数いたため、体力的・費用的な負担を最小限にしたいというご家族の総意があったとのことでした。
費用面での合理的な判断もありました。「2日にかかると使用料もかかりますし、食事代、宿泊費もかかる。1日葬だとそこがかからないので、費用の面でもかなり良かったなと思いました」と率直に話してくれました。
そして何より、お母様ご自身のご希望が背景にありました。「母がもともと簡単にしてほしいと言っていたんですね。本当に家族葬で構わないって。親族も高齢なので、遠くから来るとなるとちょっと大変なので、できるだけ簡素に終わらせようということは、母の生前からの話もありました」とMさん。ご家族全員が、その意向に賛同されていたといいます。
サン・ライフ 清新斎場での葬儀当日の様子
葬儀当日、最も印象に残ったのは納棺式でのスタッフの説明でした。「一つ一つの意味を説明してくださったんです。足袋を履いて、脚絆をつけて、白装束をつけてということを、年配の方はわかるんですが、この時代の若い方にはわからないので、それはとても意味のあることでしたね」とMさんは振り返ります。最初は「別に打たなくてもいいのかな」と思っていた棺の釘打ちも、その意味を丁寧に教えていただいたことで「じゃあちゃんとやりましょうということになりました」とのこと。
式の中では、故人のDVDを葬儀前に流していただいたことも好評でした。「葬儀の前に流していただくのはとても良かったなと思っていました」とMさん。また、火葬場への移動もスムーズで、「きちんと道順を組んでくださっていたので、誰も道に迷うこともなくできました」と、段取りの丁寧さを評価されています。
参列した方々のご様子についても聞かせていただきました。「お花が豪華でびっくりしました。明るくて豪華で、みんな喜んでいました」とのこと。参列者が予想以上のご式場の雰囲気に驚かれたようでした。
サン・ライフ 清新斎場と相模原市営斎場について
式場の設備全体については「十分ですよ、本当に」とMさんは評価されています。安置中も、式場のスタッフがお水やご飯、お饅頭などをお供えしてくださっていたとのこと。「行ったら用意してくださっていたので、逆にこちらから持っていこうかなと思っていたんですけど。とてもありがたかったですね」と話してくれました。
ただ、一点だけ正直に話してくれました。BGMについてです。「CDプレーヤーを使われていたので、少し音が小さかったかなと。事前に『こういう形です』と教えていただければ、例えばスピーカーを準備するとか、別な対応を考えたかもしれません」とのこと。全体的な満足度は高かっただけに、音響設備の形式を事前に確認しておくことで、より希望通りの雰囲気を作れたかもしれない、という率直なご意見でした。
相模原市営斎場での火葬については、時間的なゆとりがあって良かったといいます。「時間的にゆとりもありましたし、子どもたちもいたのでずいぶん時間があって大丈夫でした」とMさん。小さなお子様連れの参列者も含め、慌ただしくなることなくゆっくりとお別れができたようです。
サン・ライフを選んだ理由
サン・ライフを選ばれた背景には、お母様が互助会に加入されていたことがありました。「もちろん母が互助会に入っていたので、そちらでというのがベースです」とMさん。引っ越してきたばかりで地域の事情がよくわからない中、お母様のそばで暮らしていた妹さんがサン・ライフに何度かお世話になった経験があったことも、安心につながったといいます。
「妹がそちらに加入しているし、何回か使ったことがあるそうなんです。なので、事情は全部わかっていたので、そちらに全部お願いした次第です」。互助会への加入と、身近な方による実際の経験。この二つが重なって、「そちらでお願いするということは必然的に決まっていた」と話してくれました。
費用について率直に教えていただきました
費用について、Mさんはこう振り返ります。「逆に安く済んだのでびっくりしました」。互助会に加入されていたことが費用面での大きな安心につながったとのこと。「そちらに入っていたからというのもあるんですが、思ったよりかからなかったのでびっくりしました」と率直に話してくれました。
参列人数が20名という規模の1日葬でありながら、費用は想定の範囲内かそれを下回るくらいだったといいます。葬儀以外にも「亡くなると本当にいろんなことにお金がかかる」とMさんはおっしゃいます。そんな中で、互助会への加入が費用的な安心として機能したご様子でした。
ご葬儀の意味を家族全員で理解して、母を見送れたことが一番の喜びでした
インタビューの最後に、今回の葬儀で一番大切にされたことを伺いました。Mさんの答えは、葬儀の「意味」についてでした。「納棺式で一つ一つの意味を説明していただいたことで、わからなかった家族も、あ、そういう意味なんだってなっていったんです」とMさんはおっしゃいます。
特に印象的だったのは、お数珠に念を入れる場面でした。「皆さんが念を入れてくださいと説明していただいた時に、家族全員がいろんな思いを母に対して込めてくれた。その思いがやっぱりすごく大事だと思っていて」と話してくれました。わからないままこなすのではなく、意味を理解した上で一つ一つの所作に向き合えたことが、Mさんにとっての一番の喜びだったようです。
「亡くなった方に手を合わせることがどういう意味があるか、ぜひ皆さんにお伝えいただきたいと思います。そのことは家族でできるということはとてもありがたいことですし、またしてくださる方がいるということもとてもありがたいことです」とMさん。ご葬儀が、家族をつなぎ続ける場であることを、今回の経験から実感されたといいます。
