義母は常に感謝の心を忘れない、とても優しい人でした。4年ほど前から介護施設でお世話になっていましたが、施設スタッフの皆さんに対しても「ありがとう」といつも声をかけており、わがままを言うところを見かけたことがありませんでした。亡くなる1カ月前に、もう長くはないということを医師から告げられ、コロナ禍にあっても面会が許されていた施設で看取る決意をしました。息子も交えて家族3人、毎日のようにお見舞いへ行くことができ、母との最期の時間をしっかり過ごせた主人も心残りはなかったと思います。
サン・ライフのホールは、地域の新聞で度々目にしていたこともあって以前から身近に感じていました。医師から告知を受けた後、自宅からも近いファミリーホール大和へ事前相談に伺うと、新聞で紹介されていた通りの施設の心地良さを実感。亡くなった方が休む安置室は最も気になっていたお部屋でしたが、いつでも付き添える綺麗で温かい雰囲気を改めて確認することができ、安心することができました。
義母が亡くなったことを連絡すると、スタッフの光本さんがすぐに迎えに来てくれ、ホール内のお部屋へ丁寧に安置してくれました。今後のことを説明してくれた山本さんは、慣れないことで何を尋ねて良いのかもわからない私たちをリラックスさせてくれ、気持ちが楽になりました。
宗派の関係で祭壇に花を飾ることはできなかったのですが、その代わりにバラの花がさり気なくデザインされたお布団や、カサブランカの花が散りばめられた棺など、義母らしい旅立ちにしてくれました。また、甘いものが好きだった義母のために「きんつば」と「きなこ棒」を供えてくれた計らいには感謝の言葉しかありません。
葬儀は義母が生前に希望した通りの形式で行いましたが、ホールスタッフの皆さんの私たち遺族へ寄り添いたいという姿勢は素晴らしいの一言。中でも、当日の進行を担当してくれた稲次さんの気遣いには感動すら覚えました。出棺を前に、「ご家族との最期のお別れの時間を少しでも長く作ってあげてください」と、導師の方にお願いしてくださり、家族3人で最期を見送ることができたことは決して忘れることはないでしょう。火葬後、すぐに初七日法要のために別の会場へ移動しなければならなかったのですが、つかの間の待ち時間に美味しいお弁当を用意してくれ、家族でホッと一息つくこともできました。本当にありがとうございました。