物静かでしっかり者だった義母。10年ほど前に義父が亡くなってからは、私たち家族と同居することになりましたが、共に生活するようになり、良妻賢母という言葉がピッタリとあてはまる素敵な女性だなと改めて感じさせられました。趣味は多彩で、鎌倉彫や絵手紙の制作などに熱心に取り組み、地元のコーラスサークルのコンサートに出演した際には、家族で応援に出掛けたことも。卒寿を超えてもなお元気で、好物の塩大福と濃いめの甘いお茶を味わい、ひ孫の成長を見守りながら過ごしていましたが、92歳を迎えたこの夏、体調を崩してしばらく入院。退院と同時に2人目のひ孫の誕生を見届けたその2ヵ月後に、老衰のため自宅で安らかに息を引き取りました。
以前から両親がサン・ライフメンバーズに入会しており、先に亡くなった義父もサン・ライフのホールで葬儀を行いました。知人の葬儀にも何度か会葬したこともあり、ホールの使い勝手とスタッフの対応の良さは色々な場面で実感していましたので、義母の時も迷わずサン・ライフにお願いしました。
市内の火葬場は火葬まで数日かかると聞いていましたが、事前の打ち合わせを担当してくださった田中さんが火葬場の状況を踏まえつつ私たちの希望にあったご提案をしてくださいました。その迅速な対応により、あまり待つこともなく義母を見送ることが出来ました。
コロナ禍ということもあり、親族中心の小さな葬儀となりましたが、当日の式進行を担当していただいた武田さんをはじめホールスタッフの皆さんが真心のこもった対応に努めてくださったお陰で、後悔なく義母の旅立ちを見届けることが出来ました。中でも、義母が生前に手作りした鎌倉彫の手鏡や絵手紙作品の数々、コンサートに出演した際に着ていたドレスなどをホール内に展示していただき、家族全員が感動。きっと義母も喜んでくれたことでしょう。また、通夜時の会食では私たちの目の前でお寿司を握っていただき、その様子を興味深く見学する幼い孫の姿を配膳担当の澤さんが気づいてくださって、一緒にお寿司を握らせていただいた計らいには感謝の言葉しかありません。孫もとても楽しかったようで、心に残る良い思い出になりました。プロのライターの方が作成したオリジナルの会葬礼状は義母のたおやかな人柄が伝わってくるような素敵な文面で、私をはじめ家族で感激しました。
武田さんにはとても細やかなお心遣いをいただきました。告別式の朝に義母を偲びながら、好きだったお茶を私たち家族と一緒に味わってくださった武田さんの優しさは忘れられません。葬儀後も心のこもった手書きのお手紙を送っていただき、本当にありがとうございました。
