大手百貨店の家具売り場で定年まで勤めあげた夫。熱心に仕事に取り組む一方でカメラや登山をはじめ、毎年N響の第九のコンサートに出向くなど多趣味で、人生を謳歌していました。口数は少なかったものの、何でも分かち合える良い夫婦関係を築き、長年連れ添ってきました。孫が生まれ、その手に抱いた時のやさしい表情は今でも忘れられません。
元々心臓に持病を抱え治療を続けていましたが、体調を崩して精密検査をしたところ、ガンが見つかりました。その後は家族で温泉に行ったりと変わらぬ暮らしを続けてきましたが、段々と食も細くなり体調も悪化、85歳で天寿を全うしました。
夫は几帳面で自ら生前相談に出向いたり、エンディングノートに自身の葬儀について細かく希望を書き記すなど、しっかり自分の考えを持っていました。また、営業担当の岩栁さんと20年ほど懇意にしており、事前に要望を伝えていましたので、迷うことなくサン・ライフに葬儀を依頼しました。
エンディングノートに記されていた夫の意向一つひとつをスタッフの岩崎さんに伝えたところ、夫はもとより家族の意向を十分に汲み取ったご提案をいただきました。
今にも起きてきそうな自然な表情
亡くなってから式まで、夫には自宅でゆっくりと休んでもらいましたが、その間身体を衛生的に美しく保全するエンバーミングを依頼しました。エンバーミング後はビジネスマンだった夫らしいスーツ姿に。その姿の見た会社関係の方から「いい男にしてもらったな」「飲みに誘ったらついてきそうなくらい自然でいい表情をしている」という声がたくさん上がっていたのが印象的でした。
僅かな時間の聞き取りでプロの方に書いていただいたオリジナルの会葬礼状は夫の人生が凝縮されていて、今まで見たことがない素晴らしいものでした。後日、礼状を渡した方からは「あれを読んで泣けてきた」と感想をいただきました。
「いい葬儀だった」というお声をいただきました
夫が亡くなってから葬儀までの間、たくさんの選択肢があってすごく悩みました。その都度、岩栁さんや岩崎さんから色々な助言とご提案をいただき、とてもスムーズに見送りができました。会葬に来られた方々からも「いい葬儀だった」と言っていただきました。
岩栁さん、岩崎さんをはじめ、サン・ライフの皆さんにご協力いただいたおかげで、夫のためにできうる最大限の見送りができたと、心から満足しています。本当にありがとうございました。