自ら開業したクリーニング店を長年切り盛りしてきた父。若い頃は苦労も多かったと思いますが、お客様の洋服に丁寧にアイロン掛けをしていた姿が今でも瞳に焼き付いています。仕事熱心な傍ら、子ども想いの一面もあり、今振り返れば大切に育ててもらったと感じるエピソードがたくさん思い浮かびます。
人付き合いが好きで、私の兄に店を譲ってからも家の前を掃除しながら通りがかりの人に声をかけており、気づけば私達家族が知らない人から「おじさん、おはよう！」と親しまれていました。穏やかに暮らしていましたが晩年ガンを患い、91歳で大往生をとげました。
優しい対応に安心できました
父の病気が判明し、万が一に備えてサン・ライフの施設へ事前相談に出向きました。初めてのことでしたので、スタッフの佐々木さんに丁寧に説明していただき安心しました。佐々木さんには打ち合わせから式の担当までしていただけたので本当によかったです。
葬儀までの数日間、父にはサン・ライフの安置室で休んでもらいました。室内はとてもきれいで落ち着ける雰囲気があり、いつでも会いに行くことができました。施設スタッフの五十嵐さんに父がコーヒーをよく飲んでいたことを何気なく話したところ、毎日淹れたてのコーヒーを用意してくださり、その気遣いがとても嬉しかったです。また、父の身体を衛生的に保全するエンバーミングにより、重いドライアイスをのせずに自然な状態でゆっくりと休んでもらえました。衛生的にも安心して家族皆で父の顔に触れながらお別れをすることができ、お願いしてよかったと思います。
様々な提案に感動の連続
式当日もスタッフの皆さんは父のために何が出来るかを考えてくださり、私たち家族がお願いするよりも先にたくさんのご提案をいただきました。父の好物であるカボチャの煮物の用意から、お店で使っていたアイロンをペーパークラフトで再現、クリーニング店のロゴが入ったオリジナルの返礼品引換券まで作っていただき、感動の連続でした。好物とアイロンは柩に入れることができ、父も喜んでいると思います。このほかにも、開業当時の写真やたくさんの家族写真をきれいに飾っていただきました。写真の前で親族や父の仕事仲間の方たちで思い出話に花を咲かせており、良い時間を過ごすことができました。
葬儀が終わって何も後悔が残っていないのは、サン・ライフのスタッフ皆さんの行き届いた気遣いのおかげだと改めて感じました。家族皆が笑顔で父の見送りをすることができ、本当に感謝しています。
