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コラム
作成日:2023/12/25 最終更新日:2024/04/08

家族葬にふさわしい服装・持ち物とは?通夜や後日訪問する際のマナーも解説

葬儀の形はさまざまですが、親しい親族のみで執り行う家族葬も一般的になっています。しかし、家族葬にはどのような服装がふさわしいのか分からない方も多いのではないでしょうか。故人を弔いお別れを告げる葬儀の場では、ふさわしい服装を心がける必要があります。

この記事では、家族葬の服装や持ち物に悩んでいる方に向けて、家族葬にふさわしい服装や持ち物を解説します。また、通夜や後日訪問する際のマナーも合わせて解説するので、ぜひ参考にしてください。

家族葬の一般的な服装とは

家族葬の場合でも基本的にはブラックフォーマルが一般的です。家族葬だからといって服装に特別なルールはないため、一般的な葬儀と同じようにブラックフォーマルを選べば間違いないでしょう。

葬儀で着用する喪服にはいくつかのカテゴリがあります。喪服の種類を表にしてまとめたので、参考にしてください。

正喪服
  • 格式の高い喪服
  • 和服なら紋付羽織袴、洋服ならモーニング
準喪服
  • 一般的な喪服
  • 男性は黒のスーツ、女性は装飾や光沢のないブラックフォーマルが基本
略喪服
  • 光沢感のない地味な色調のスーツ(グレーやダークグレー、紺など)

ここでは、喪主・親族・参列者・子どもがそれぞれ着用する一般的な服装について解説します。

喪主の場合

喪主が男性の場合は、かつては正喪服と呼ばれる紋付羽織袴やモーニングを着用するのが一般的でした。しかし、現在では喪主であっても正喪服を着用するケースは減っています。特に家族葬は親しい親族のみでの葬儀となるため、一般的には準喪服を着用するケースが多いでしょう。

喪主が女性の場合も、現在では準喪服が一般的です。光沢感や装飾のない、黒のワンピースやアンサンブルなどのブラックフォーマルを着用します。

親族の場合

親族の場合、男性は洋装の準喪服が一般的です。基本的にはブラックフォーマルであれば特に問題ありません。黒のスーツに白いシャツ、ネクタイや靴、靴下などを黒でまとめましょう。ダブルもしくはシングルのブラックスーツが基本です。ジャケット・ベスト・スラックスがセットになったスリーピーススーツでも問題ありませんが、スリーピーススーツを着用する場合はベストも黒で揃えてください。葬儀では光沢のあるものやアクセサリー類はふさわしくないとされているため、タイピンはつけません。

女性も洋装の準喪服が一般的です。黒無地で光沢のないブラックフォーマルを選びましょう。ストッキングも黒を着用し、指輪をつける際は結婚指輪のみ、ネックレスは一連のパールが一般的です。華美な印象を与えないことがポイントです。

参列者の場合

参列者も準喪服を着用するのが一般的です。男性は親族と同様にブラックスーツに白いシャツ、黒ネクタイなどを着用すれば問題ありません。一般参列者は遺族よりも格式の低い喪服を着用するのがマナーとされていますが、喪主から平服の案内がない場合には準喪服がよいでしょう。

女性は黒や濃紺のワンピースやアンサンブル、スーツなどを選ぶとよいでしょう。ワンピースは柄や光沢感のないものを選ぶことがポイントです。通夜に駆け付ける際には略喪服でもよいといわれていますが、葬儀や告別式は準喪服が適しています。

子どもが参列する場合

子どもが家族葬に参列する際にもマナーがあります。就学児の場合は、学生服が正装です。そのため、制服がある場合は制服を着ていけば問題ありません。制服がない場合は、上下を黒で揃えた服を選びます。

未就学児の場合は、黒でまとめた服装であれば構いません。乳幼児は基本的に葬儀に参列しない方がよいとされていますが、さまざまな事情から参列しなければいけないケースもあるでしょう。乳幼児が参列する場合は、濃紺やグレー、ベージュといった落ち着いた色のものを選びましょう。派手でないデザインで目立った柄がなければ黒い服以外でも問題ありません。

家族葬の参列に平服が指定された場合の服装とは

家族葬では「形式にとらわれず堅苦しくないお別れの場にしたい」という遺族の思いから「平服でお越しください」と服装を指定されるケースがあります。平服に普段着を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、葬儀の場での平服は略喪服を意味しています。カジュアルな普段着で参列すると「マナーがなっていない」「場違いな恰好をしている」と思われてしまう可能性もあるため注意しましょう。

男性の場合は、ネイビーやダークグレーなどの地味な色合いのスーツを選びます。スーツは無地で光沢のないものを選びましょう。女性は黒もしくは濃紺のワンピースかアンサンブル、スーツなどが適しています。基本的には無地のものが好ましいとされていますが、多少の織柄が入っていても問題ありません。

家族葬に必要な持ち物を確認

家族葬に着用する服装だけでなく、持ち物で迷っている方もいるでしょう。家族葬に参列する際は何を持っていけばよいのでしょうか。ここでは、家族葬に必要な持ち物を解説します。家族葬に参列する際の参考にしてください。

1.バックは黒で光沢がないもの

一般的に男性は葬儀に参列する際はバックを持たないケースが多いようです。ただし、ポケットが膨らんでいるのはマナー違反とされることがあるため注意しましょう。ポケットに持ち物を入れて膨らんでしまうようであればバッグを使用してください。

女性はバッグを持つケースが一般的です。男女ともにバッグを選ぶ際は、黒で光沢感のないものにしましょう。また、革製のものは死をイメージさせる理由でマナー違反とされるため避けてください。

2.ハンカチは黒か白の無地

ハンカチは黒もしくは白で無地のものを選びましょう。基本的には無地が好ましいとされていますが、多少であれば柄が入っていても問題ありません。しかし、総柄のように派手すぎるものはマナー違反のため避けましょう。

素材は吸水性が高い綿のハンカチがおすすめですが、必ずしも綿でなくても構いません。ただし、タオル生地のハンカチはカジュアルな印象を与えるため、マナー違反とみなされるケースがあります。タオル生地のハンカチは避けた方が無難でしょう。

3.数珠は宗派ごとに異なる

葬儀に欠かせない仏具の一つである数珠の種類は宗派によって異なります。略式・本式の数珠があり、男女それぞれ種類が異なります。

本式数珠は宗派ごとに定められた正式な数珠のことで他の宗派では使いません。略式数珠はすべての宗派で使える数珠のことです。自分の家の宗派が分からなかったり決まった宗派がなかったりする場合は、略式数珠を用意します。数珠の貸し借りはマナー違反となるため、自分用の数珠を持っておくとよいでしょう。

4.香典は袱紗(ふくさ)に包んでおく

香典は、新札を使用せずに不祝儀袋に包みます。水引は白黒か双銀の結び切りを選び、袱紗(ふくさ)に包んでおきます。袱紗とはご祝儀袋や香典袋を包む布のことです。葬儀の前に寒色系の袱紗に包んでおき、受付で袱紗から香典を取り出して手渡すのがマナーです。袱紗がない場合は寒色系のハンカチで包んでも構いません。

また、家族葬の場合は香典の受け取りを辞退されるケースもあります。香典辞退に関して何も伝えられていない場合は、どちらにも対応できるように香典を用意しておきましょう。

5.手袋は黒の無地を選ぶ

葬儀での手袋は寒さ対策や女性のネイルを隠す目的で使用できます。ただし、焼香を行う際は手袋を外すのがマナーのため、焼香の順番が回ってきたら席を立つ前に手袋を外して香炉に向かいましょう。また、出棺の際にも手袋は外します。

手袋を着用する際は黒色で無地のものを選びましょう。ただし、バッグ同様に革製のものは死を連想させる理由でマナー違反となるため避けてください。

6.時計は外す

葬儀中は時計を外しましょう。基本的に時計をつけて葬儀に参列するのはマナー違反となります。時計や指輪などの装飾品をつけることでおしゃれをしていると思われたり、時間を気にしていると捉えられたりするからです。

時計をつける必要がある場合は、装飾が目立たないものを使用しましょう。葬儀には光るものを持ち込まない方がよいとされているため、宝石や金などの装飾があるものは避けてください。

7.アクセサリーは不要

男女ともに葬儀でのアクセサリーの着用は不要です。ただし、結婚指輪は身につけていても構いません。結婚指輪以外のアクセサリーは外しておきましょう。

また、女性の場合、パールのネックレスやイヤリングなどであれば葬儀で着用しても構わないとされています。パールのネックレスを身につける際は一連のものを選びましょう。二連や三連のネックレスは不幸が重なることを連想させるため縁起が悪いからです。男性の場合はカフスボタンやタイピンなどの使用も控えた方がよいでしょう。

【シーン別】家族葬の服装マナー

通夜や告別式などのシーンによってふさわしい服装は異なります。形式にとらわれない家族葬でもマナーを押さえておくと安心です。ここでは、通夜に出席する場合と後日訪問する場合に分けて服装のマナーを解説します。

通夜の場合

参列者が通夜で着用する服装は平服で問題ありません。訃報が届いてから通夜までの時間がある場合は礼服を用意できるものの、時間がない場合は礼服を用意できないケースもあるでしょう。親族側も同様に急なことで礼服を準備できない場合があります。親族が平服なのに参列者が礼服では失礼にあたる可能性もあるため平服で参列するケースが一般的です。

男性の場合はダークカラーのスーツ、女性もダークカラーのワンピースやアンサンブルなどの平服を選びます。子どもは、制服または上下黒やグレーなどの服装で問題ありません。

後日訪問する場合

家族葬に参列できずに後日ご自宅に訪問する場合は平服で訪問しましょう。男性はダークカラーのスーツ、女性はダークカラーのワンピースやアンサンブルやスーツなどで問題ありません。派手すぎるアクセサリーは弔問の場にふさわしくないため、外しておいた方が無難です。

通夜や葬儀に参列する際と同様に光沢のある服や靴、バッグは避けましょう。訪問先の宗派が仏教の場合は数珠を持参しますが、仏教以外の宗派の場合、数珠は必要ありません。

まとめ

家族葬は形式にとらわれない葬儀であるものの、ある程度のマナーを守る必要があります。家族葬に参列する際の服装は準喪服と呼ばれるブラックフォーマルを着用すれば問題ありません。通夜の場合は略喪服と呼ばれるダークカラーのスーツやワンピースを着用します。服装だけでなく靴やバッグなどにもマナーがあり、光沢がなく華美でないもので揃えることがポイントです。

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