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葬儀で喪主が行う挨拶はどうする?タイミング別の例文、注意点を解説

葬儀で喪主が行う挨拶はどうする?タイミング別の例文、注意点を解説
葬儀で喪主が行う挨拶はどうする?タイミング別の例文、注意点を解説
作成日:2024/09/05 最終更新日:2024/09/05

葬儀で喪主を務める機会はあまり多くないと思いますが、いざそのときになると慌ててしまうこともあるでしょう。しかしこれまでの感謝の気持ちを表して、故人を見送ってあげたいと思うのではないでしょうか。

大切な家族の葬儀で、故人との思い出を振り返りながら心のこもった挨拶をするためには、きちんとした事前準備が必要です。本記事では喪主の挨拶内容から具体的な例文、注意点や意識したいポイントについてご紹介します。

葬儀の挨拶時に意識したいポイント

葬儀の挨拶で意識したいポイントは「参列者への感謝を述べる」「故人の生前のエピソードを入れる」ことです。これを意識することで、大切な場面にふさわしい喪主の挨拶となります。ポイントを踏まえながら、挨拶の基本構成をもとに自分なりの挨拶を考えてみてください。

葬儀の挨拶の基本構成

葬儀の挨拶を考える際の基本構成は以下のとおりです。

  1. 喪主の自己紹介
  2. 参列者への感謝
  3. 故人が逝去した年齢と生前のエピソード
  4. 遺族に向けた言葉
  5. 再度お礼の言葉

それぞれの詳しい内容は以下に解説しているので、ぜひ参考にしてください。難しい言葉や形式ばった言葉を使う必要はなく、自分の言葉で丁寧に伝えましょう。

自己紹介

始めに故人との関係性と自身の名前を述べましょう。「亡き(故人名)の(夫・妻・長男・長女など)で(ご自身の名前)でございます。」のように、先に故人との関係性を参列者に伝えておくことで、スムーズな挨拶ができます。

「この度は(妻・夫・父・母など)の葬儀にお集まりいただき~」と伝えても故人との関係性は伝えられるので、全体の流れを考慮しながら作成しましょう。

参列者への感謝

葬儀は突然に執り行われるものなので参列者は忙しい合間を縫って参列してくれます。故人を偲ぶために参列してくれた想いにしっかりと感謝の言葉を伝えることが大切です。

また雨天・真夏・真冬など天候がよくない中での葬儀の場合は「お足元の悪い中」「暑さ(寒さ)も厳しい中」などを付け加えるとより丁寧です。

故人が逝去した年齢と生前のエピソード

故人が逝去した年齢と生前のエピソードを伝えます。年齢は宗派によって数え年とする場合もありますが、指定がなければ満年齢で問題ないでしょう。

生前のエピソードは故人の人柄が分かるような内容や、自身の中で特に印象に残っている出来事などがおすすめです。日常のふとした会話や大事なタイミングでかけられた一言でもよいので、自分なりの言葉で伝えることを意識しましょう。

遺族に向けた言葉

締めくくりの言葉として、参列者の方々へ向けこれまでのつながりに感謝を述べつつ変わらぬご厚情をお願いする旨を述べましょう。例えば「今後とも変わらぬご指導・ご鞭撻のほど何卒よろしくお願いいたします。」のように伝えるとよいです。

故人との間柄によって変える

挨拶の内容は、故人と喪主がどのような間柄だったかによって変わります。例えば故人が夫や妻など配偶者だった場合は、家庭人としての姿や子どもには見せなかった姿などをエピソードにすると、より故人の生前の姿が伝わりやすいでしょう。

また故人が親だった場合は、迷惑をかけてしまったことや人生の大事なタイミングで励ましてくれたことなど、思い出深いエピソードを述べるのがおすすめです。もし喪主の方に子どもがいる場合は、自分が親となったからこそ分かる言葉などでもよいでしょう。

家族として誰よりも親密な関係性を築いてきた間柄だからこそ、感謝や哀しみなどを素直に自分の言葉で綴ることが大切です。

葬儀で喪主が挨拶するタイミングは3回

葬儀で喪主が挨拶をするタイミングは通夜、告別式、精進落としと3回あり、それぞれに適した挨拶内容があります。下記では具体例を記載しているので、参考にしながら実際に作成してみましょう。

通夜のタイミング | 例文

通夜は縁のある方々で故人と最後の夜を共に過ごし、偲ぶための儀式です。そのため喪主の挨拶は、故人の人柄を表すようなエピソードを入れるようにしましょう。

<通夜の挨拶例文1>

本日は多忙の中、故人の通夜へお越しいただき、心から感謝申し上げます。故人と生前に交わした深いつながりに対し、代わって深く感謝の意を表します。

故人は、○月○日の深夜に亡くなりました。享年○○歳でした。この2年間は病院を出入りし続けていましたが、最後は穏やかに眠るようでした。

少し早い別れとなりましたが多くの方との出会いに恵まれ、精一杯の生き様を見せ、人生を全うしたと思います。

また明日の○○時から葬儀と告別式を行います。お時間が許されるなら参列していただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。

<通夜の挨拶例文2>

本日はお忙しいところ故人の通夜にご参加いただき、心より感謝いたします。おかげさまで、通夜を無事に終えることができました。

生前、故人と親交を深めてくださった皆さまに集まっていただき、きっと喜んでいると思います。また故人が治療を受けていた際にさまざまな形でお見舞いをいただき、本当にありがとうございました。

なお葬儀は○○日の○○時から○○○○で執り行います。お忙しい中大変恐縮ですが、故人との最後のお別れの時に、お時間が許されるならばご参列いただけますと幸いです。

本日はお足元の悪い中お越しいただき本当にありがとうございました。

告別式のタイミング | 例文

告別式は故人と最終的な別れを告げる場です。親族以外にも仕事関係の方や地域の方など、生前お世話になった方々が多く参列されるので、故人の人生が伝わるエピソードや遺族代表として感謝の気持ちを述べましょう。また今後の前向きなメッセージなども伝えるのがおすすめです。

<告別式の挨拶例文1>

本日は、皆さまお忙しい中、多くの方に葬儀にお越しいただき、心から感謝申し上げます。

職場の同僚や学生時代の先輩、そして友人たちから心温まるお別れの言葉をいただき、故人もきっと喜んでいると感じております。生前にいただいた深いご恩に、心からお礼を申し上げます。

故人は常に勤勉で真面目な人物で、夜遅くまで仕事に勤しんでいました。しかし脳梗塞で突如意識を失い、意識が戻ることはありませんでした。常に健康に気を使っていた故人が、こんな形で私たちのもとを去るとは夢にも思わなかったことです。

今私たちにできることは、故人が生きたように一生懸命、前を向いて歩いていくことだけです。

未熟者ではございますが、これからも皆さまのご指導や励ましを心よりお願い申し上げます。今日は本当にありがとうございました。

<告別式の挨拶例文2>

今日は、多忙な日々の中、故人の葬儀に足を運んでくださり深く感謝いたします。

故人は○月○日にこの世を去りました。享年○○歳でした。

一昨年にがんが発見され、医師からは「最長でも一年」との診断を受けました。私たち家族は故人が一日でも長くこの世に留まれるよう願い、病気の状況を伝えて共に闘いました。その結果予想よりも長く共に過ごすことができたと感じています。

この一年間でお世話になった皆さまへの別れの挨拶を行い、子どもたちとは数多くの話をしました。家族として後悔のない最後を送ることができたと思っています。

皆さまからいただいた励ましの言葉が、故人にも私たち家族にもどれほど力になったか計り知れません。この場を借りて改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

精進落としのタイミング | 例文

精進落としは遺族や参列者で食事をする時間です。少し緊張がほぐれる時間でもあるので、挨拶もあまり堅苦しくない和やかなものにするとよいでしょう。

<精進落としの挨拶(開始時)例文1>

今日はお忙しい中、故人の葬儀にご参加いただき心から感謝申し上げます。皆さまの支えがあってこそ、葬儀と告別式を滞りなく行うことができました。ささやかながら精進落しの席をご用意しておりますので、ご都合が許す限りご自由にお過ごしいただけますと幸いです。

改めて本日は深くお礼申し上げます。

<精進落としの挨拶(終了時)例文2>

お話をさらにうかがいたい気持ちは尽きませんが、時間の制約により今日はここでお開きとさせていただきます。

故人の不在は私たちにとって大きな喪失です。ですが残された家族は互いに支え合い、これからも前を向いて進んでいきたいと思います。皆さまとのこれまでのような温かい関係を続けていければと願っています。

なお四十九日の法要は○○月○○日に予定しております。

今日はご参加いただき、心より感謝しております。どうぞ足元にお気を付けてお帰りください。ありがとうございました。

長男が葬儀で喪主の挨拶をする際の挨拶文

喪主は基本的に誰が務めても問題ありませんが、故人の長男が喪主を務めることが一般的です。ここからは長男が喪主の挨拶をする際の挨拶文を、通夜・告別式後と出棺前・精進落としの3つのタイミングに分けてご紹介します。

通夜振る舞いの挨拶

今日は、多用中にもかかわらず、故人の通夜に足を運んでいただき、心からの感謝を申し上げます。故人は今年の○○月から病に伏していましたが、昨日の午前(午後)○○時に穏やかにこの世を去りました。享年○○歳でした。常に前向きで周りを明るくする故人らしい性格は、生涯変わることなく最後の瞬間まで私たちの心を温かくしてくれました。

告別式後・出棺前の挨拶

本日はお忙しい中、故人の葬儀でのご参列やご焼香をいただき、心より感謝申し上げます。皆さまから頂いた温かなお言葉は、きっと故人も天国で喜んでいることでしょう。故人との強い絆を思い起こさせてくれる、生前のご恩に心からの感謝を表します。

私たちはまだ学ぶべきことが多く未熟者ですが、故人から受け継いだ教えに従ってこれからも努力を続けることを誓います。今後とも皆さまのご支援とご鞭撻を賜りたく、何卒よろしくお願いいたします。改めて本日はお集まりいただきありがとうございました。

精進落としの挨拶

今日はお忙しい中、誠にありがとうございました。皆さまの支えがあって故人の葬儀と告別式を無事に完了することができました。この場を借りて改めてお礼を述べさせていただきます。

またお疲れのことと存じます。感謝の気持ちと少しの慰労を込めて食事の場をご用意しました。短い時間ですが、故人を偲びながら思い出話に花を咲かせていただければ幸いです。改めて本日は大変ありがとうございました。

精進落としとについて詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてください。
精進落としとは?出す料理や意味・マナーを解説!当日の流れや挨拶も

葬儀で喪主が挨拶する際の注意点

喪主の挨拶での注意点は「5分以内に収める」「忌み言葉や重ね言葉を使用しない」「ゆっくり丁寧に話す」の3つが挙げられます。家族が亡くなり、まだ気持ちの整理が付かない中で大勢の前に立つため、必要以上に緊張してしまうこともあると思います。以下を参考に、落ち着いて挨拶することを心掛けましょう。

長くても5分以内に収める

通夜・告別式・精進落としの挨拶は短く簡潔にまとめましょう。目安は2~3分以内で、長くても5分までがおすすめです。故人との思い出をたくさん話したい想いからついつい長くなってしまいがちですが、参列者の方の負担を考えて端的にまとめるのがマナーです。

忌み言葉や重ね言葉に気を付ける

忌み言葉や重ね言葉とは、縁起が悪い・葬儀でふさわしくない言葉のことを指します。日常会話では使ってしまう言葉も多々あるので、挨拶文を作り終えた後には忌み言葉や重ね言葉を使っていないか再度確認しましょう。

例えば「切る」「離れる」「落ちる」「埋める」「ますます」「しばしば」「度々」などが忌み言葉や重ね言葉の例として挙げられます。

ゆっくり丁寧に話す

人は緊張するとつい早口になりがちですが、相手に気持ちを伝えるには一文一文ゆっくりと丁寧に話すことが大切です。とはいえ個人が亡くなり動揺している状態での挨拶となるので、挨拶前は深呼吸し気持ちを落ち着かせて臨むとよいかもしれません。

参列者へ故人の人柄や思い出をしっかり伝えるためにも、焦らず自分のペースで話すことを意識しましょう。

カンペを見ながら挨拶してもいい?

喪主は挨拶をするタイミングが多いため、事前に考えてきた挨拶文を忘れてしまうことが多いです。挨拶文を忘れるのが心配な方は、カンペを見ながら話してもマナー違反にはなりません。

挨拶を全て覚える必要はなく、自分の気持ちを伝えて最後のお別れをすることが何より大切です。カンペを見ながら挨拶することは失礼には当たらないので、念のためメモを準備しておくとよいでしょう。

喪主の決め方

喪主の決め方は特にルールはなく、遺族で話し合って決めても問題ありません。一般的に故人の親族が喪主を務めることが多いですが、友人や知人が喪主になるケースもあります。

基本的に誰でもよい

喪主は基本的には誰でもよいとされていますが、目安として下記のような優先順位があります。

  1. 配偶者
  2. 故人の長男
  3. 次男以降の直系の男性
  4. 長女
  5. 長女以降の直系の女性
  6. 故人の両親
  7. 故人の兄弟姉妹

もし故人に家族がいない場合は、故人をよく知る友人・知人が喪主を務めても問題ありません。喪主を務める方が誰もいない場合は、後見人や住職の方が代行してくれることもあります。

喪主の役割

喪主は挨拶をするだけでなく、遺族代表として葬儀に関わる全てのことを取り仕切る役割があります。提供する食事の準備から参列者への挨拶回り、寺院へのお布施、葬儀会社との打ち合わせなど、さまざまな事柄を実施します。

しかし喪主の役割が分からないことが多いと思うので、詳細は葬儀社へ指示を仰ぎましょう。不明点があれば、その都度確認しておくと安心です。

なお喪主の役割を詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
通夜振る舞いとは?流れと喪主の役割|挨拶を例文付きで解説!

まとめ

喪主の挨拶は故人と最後のお別れの場で話す大切な行事です。無理に難しい言葉や堅苦しい挨拶をする必要はなく、自分なりの言葉で正直な想いを伝えることが故人を偲ぶことになります。

神奈川・東京で葬儀を執り行いたい方は、株式会社サン・ライフにご相談ください。一般葬から一日葬、家族葬まで幅広く対応しているため、ご希望に沿ったお別れをしていただけます。

また葬儀の他にも遺品整理や法事法要なども承りますので、葬儀後もさまざまなお手伝いをさせていただきます。電話での無料相談や資料請求など、ぜひお気軽にご連絡ください。

株式会社サン・ライフ

葬儀で喪主を務める機会はあまり多くないと思いますが、いざそのときになると慌ててしまうこともあるでしょう。しかしこれまでの感謝の気持ちを表して、故人を見送ってあげたいと思うのではないでしょうか。

大切な家族の葬儀で、故人との思い出を振り返りながら心のこもった挨拶をするためには、きちんとした事前準備が必要です。本記事では喪主の挨拶内容から具体的な例文、注意点や意識したいポイントについてご紹介します。

葬儀の挨拶時に意識したいポイント

葬儀の挨拶で意識したいポイントは「参列者への感謝を述べる」「故人の生前のエピソードを入れる」ことです。これを意識することで、大切な場面にふさわしい喪主の挨拶となります。ポイントを踏まえながら、挨拶の基本構成をもとに自分なりの挨拶を考えてみてください。

葬儀の挨拶の基本構成

葬儀の挨拶を考える際の基本構成は以下のとおりです。

  1. 喪主の自己紹介
  2. 参列者への感謝
  3. 故人が逝去した年齢と生前のエピソード
  4. 遺族に向けた言葉
  5. 再度お礼の言葉

それぞれの詳しい内容は以下に解説しているので、ぜひ参考にしてください。難しい言葉や形式ばった言葉を使う必要はなく、自分の言葉で丁寧に伝えましょう。

自己紹介

始めに故人との関係性と自身の名前を述べましょう。「亡き(故人名)の(夫・妻・長男・長女など)で(ご自身の名前)でございます。」のように、先に故人との関係性を参列者に伝えておくことで、スムーズな挨拶ができます。

「この度は(妻・夫・父・母など)の葬儀にお集まりいただき~」と伝えても故人との関係性は伝えられるので、全体の流れを考慮しながら作成しましょう。

参列者への感謝

葬儀は突然に執り行われるものなので参列者は忙しい合間を縫って参列してくれます。故人を偲ぶために参列してくれた想いにしっかりと感謝の言葉を伝えることが大切です。

また雨天・真夏・真冬など天候がよくない中での葬儀の場合は「お足元の悪い中」「暑さ(寒さ)も厳しい中」などを付け加えるとより丁寧です。

故人が逝去した年齢と生前のエピソード

故人が逝去した年齢と生前のエピソードを伝えます。年齢は宗派によって数え年とする場合もありますが、指定がなければ満年齢で問題ないでしょう。

生前のエピソードは故人の人柄が分かるような内容や、自身の中で特に印象に残っている出来事などがおすすめです。日常のふとした会話や大事なタイミングでかけられた一言でもよいので、自分なりの言葉で伝えることを意識しましょう。

遺族に向けた言葉

締めくくりの言葉として、参列者の方々へ向けこれまでのつながりに感謝を述べつつ変わらぬご厚情をお願いする旨を述べましょう。例えば「今後とも変わらぬご指導・ご鞭撻のほど何卒よろしくお願いいたします。」のように伝えるとよいです。

故人との間柄によって変える

挨拶の内容は、故人と喪主がどのような間柄だったかによって変わります。例えば故人が夫や妻など配偶者だった場合は、家庭人としての姿や子どもには見せなかった姿などをエピソードにすると、より故人の生前の姿が伝わりやすいでしょう。

また故人が親だった場合は、迷惑をかけてしまったことや人生の大事なタイミングで励ましてくれたことなど、思い出深いエピソードを述べるのがおすすめです。もし喪主の方に子どもがいる場合は、自分が親となったからこそ分かる言葉などでもよいでしょう。

家族として誰よりも親密な関係性を築いてきた間柄だからこそ、感謝や哀しみなどを素直に自分の言葉で綴ることが大切です。

葬儀で喪主が挨拶するタイミングは3回

葬儀で喪主が挨拶をするタイミングは通夜、告別式、精進落としと3回あり、それぞれに適した挨拶内容があります。下記では具体例を記載しているので、参考にしながら実際に作成してみましょう。

通夜のタイミング | 例文

通夜は縁のある方々で故人と最後の夜を共に過ごし、偲ぶための儀式です。そのため喪主の挨拶は、故人の人柄を表すようなエピソードを入れるようにしましょう。

<通夜の挨拶例文1>

本日は多忙の中、故人の通夜へお越しいただき、心から感謝申し上げます。故人と生前に交わした深いつながりに対し、代わって深く感謝の意を表します。

故人は、○月○日の深夜に亡くなりました。享年○○歳でした。この2年間は病院を出入りし続けていましたが、最後は穏やかに眠るようでした。

少し早い別れとなりましたが多くの方との出会いに恵まれ、精一杯の生き様を見せ、人生を全うしたと思います。

また明日の○○時から葬儀と告別式を行います。お時間が許されるなら参列していただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。

<通夜の挨拶例文2>

本日はお忙しいところ故人の通夜にご参加いただき、心より感謝いたします。おかげさまで、通夜を無事に終えることができました。

生前、故人と親交を深めてくださった皆さまに集まっていただき、きっと喜んでいると思います。また故人が治療を受けていた際にさまざまな形でお見舞いをいただき、本当にありがとうございました。

なお葬儀は○○日の○○時から○○○○で執り行います。お忙しい中大変恐縮ですが、故人との最後のお別れの時に、お時間が許されるならばご参列いただけますと幸いです。

本日はお足元の悪い中お越しいただき本当にありがとうございました。

告別式のタイミング | 例文

告別式は故人と最終的な別れを告げる場です。親族以外にも仕事関係の方や地域の方など、生前お世話になった方々が多く参列されるので、故人の人生が伝わるエピソードや遺族代表として感謝の気持ちを述べましょう。また今後の前向きなメッセージなども伝えるのがおすすめです。

<告別式の挨拶例文1>

本日は、皆さまお忙しい中、多くの方に葬儀にお越しいただき、心から感謝申し上げます。

職場の同僚や学生時代の先輩、そして友人たちから心温まるお別れの言葉をいただき、故人もきっと喜んでいると感じております。生前にいただいた深いご恩に、心からお礼を申し上げます。

故人は常に勤勉で真面目な人物で、夜遅くまで仕事に勤しんでいました。しかし脳梗塞で突如意識を失い、意識が戻ることはありませんでした。常に健康に気を使っていた故人が、こんな形で私たちのもとを去るとは夢にも思わなかったことです。

今私たちにできることは、故人が生きたように一生懸命、前を向いて歩いていくことだけです。

未熟者ではございますが、これからも皆さまのご指導や励ましを心よりお願い申し上げます。今日は本当にありがとうございました。

<告別式の挨拶例文2>

今日は、多忙な日々の中、故人の葬儀に足を運んでくださり深く感謝いたします。

故人は○月○日にこの世を去りました。享年○○歳でした。

一昨年にがんが発見され、医師からは「最長でも一年」との診断を受けました。私たち家族は故人が一日でも長くこの世に留まれるよう願い、病気の状況を伝えて共に闘いました。その結果予想よりも長く共に過ごすことができたと感じています。

この一年間でお世話になった皆さまへの別れの挨拶を行い、子どもたちとは数多くの話をしました。家族として後悔のない最後を送ることができたと思っています。

皆さまからいただいた励ましの言葉が、故人にも私たち家族にもどれほど力になったか計り知れません。この場を借りて改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

精進落としのタイミング | 例文

精進落としは遺族や参列者で食事をする時間です。少し緊張がほぐれる時間でもあるので、挨拶もあまり堅苦しくない和やかなものにするとよいでしょう。

<精進落としの挨拶(開始時)例文1>

今日はお忙しい中、故人の葬儀にご参加いただき心から感謝申し上げます。皆さまの支えがあってこそ、葬儀と告別式を滞りなく行うことができました。ささやかながら精進落しの席をご用意しておりますので、ご都合が許す限りご自由にお過ごしいただけますと幸いです。

改めて本日は深くお礼申し上げます。

<精進落としの挨拶(終了時)例文2>

お話をさらにうかがいたい気持ちは尽きませんが、時間の制約により今日はここでお開きとさせていただきます。

故人の不在は私たちにとって大きな喪失です。ですが残された家族は互いに支え合い、これからも前を向いて進んでいきたいと思います。皆さまとのこれまでのような温かい関係を続けていければと願っています。

なお四十九日の法要は○○月○○日に予定しております。

今日はご参加いただき、心より感謝しております。どうぞ足元にお気を付けてお帰りください。ありがとうございました。

長男が葬儀で喪主の挨拶をする際の挨拶文

喪主は基本的に誰が務めても問題ありませんが、故人の長男が喪主を務めることが一般的です。ここからは長男が喪主の挨拶をする際の挨拶文を、通夜・告別式後と出棺前・精進落としの3つのタイミングに分けてご紹介します。

通夜振る舞いの挨拶

今日は、多用中にもかかわらず、故人の通夜に足を運んでいただき、心からの感謝を申し上げます。故人は今年の○○月から病に伏していましたが、昨日の午前(午後)○○時に穏やかにこの世を去りました。享年○○歳でした。常に前向きで周りを明るくする故人らしい性格は、生涯変わることなく最後の瞬間まで私たちの心を温かくしてくれました。

告別式後・出棺前の挨拶

本日はお忙しい中、故人の葬儀でのご参列やご焼香をいただき、心より感謝申し上げます。皆さまから頂いた温かなお言葉は、きっと故人も天国で喜んでいることでしょう。故人との強い絆を思い起こさせてくれる、生前のご恩に心からの感謝を表します。

私たちはまだ学ぶべきことが多く未熟者ですが、故人から受け継いだ教えに従ってこれからも努力を続けることを誓います。今後とも皆さまのご支援とご鞭撻を賜りたく、何卒よろしくお願いいたします。改めて本日はお集まりいただきありがとうございました。

精進落としの挨拶

今日はお忙しい中、誠にありがとうございました。皆さまの支えがあって故人の葬儀と告別式を無事に完了することができました。この場を借りて改めてお礼を述べさせていただきます。

またお疲れのことと存じます。感謝の気持ちと少しの慰労を込めて食事の場をご用意しました。短い時間ですが、故人を偲びながら思い出話に花を咲かせていただければ幸いです。改めて本日は大変ありがとうございました。

精進落としとについて詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてください。
精進落としとは?出す料理や意味・マナーを解説!当日の流れや挨拶も

葬儀で喪主が挨拶する際の注意点

喪主の挨拶での注意点は「5分以内に収める」「忌み言葉や重ね言葉を使用しない」「ゆっくり丁寧に話す」の3つが挙げられます。家族が亡くなり、まだ気持ちの整理が付かない中で大勢の前に立つため、必要以上に緊張してしまうこともあると思います。以下を参考に、落ち着いて挨拶することを心掛けましょう。

長くても5分以内に収める

通夜・告別式・精進落としの挨拶は短く簡潔にまとめましょう。目安は2~3分以内で、長くても5分までがおすすめです。故人との思い出をたくさん話したい想いからついつい長くなってしまいがちですが、参列者の方の負担を考えて端的にまとめるのがマナーです。

忌み言葉や重ね言葉に気を付ける

忌み言葉や重ね言葉とは、縁起が悪い・葬儀でふさわしくない言葉のことを指します。日常会話では使ってしまう言葉も多々あるので、挨拶文を作り終えた後には忌み言葉や重ね言葉を使っていないか再度確認しましょう。

例えば「切る」「離れる」「落ちる」「埋める」「ますます」「しばしば」「度々」などが忌み言葉や重ね言葉の例として挙げられます。

ゆっくり丁寧に話す

人は緊張するとつい早口になりがちですが、相手に気持ちを伝えるには一文一文ゆっくりと丁寧に話すことが大切です。とはいえ個人が亡くなり動揺している状態での挨拶となるので、挨拶前は深呼吸し気持ちを落ち着かせて臨むとよいかもしれません。

参列者へ故人の人柄や思い出をしっかり伝えるためにも、焦らず自分のペースで話すことを意識しましょう。

カンペを見ながら挨拶してもいい?

喪主は挨拶をするタイミングが多いため、事前に考えてきた挨拶文を忘れてしまうことが多いです。挨拶文を忘れるのが心配な方は、カンペを見ながら話してもマナー違反にはなりません。

挨拶を全て覚える必要はなく、自分の気持ちを伝えて最後のお別れをすることが何より大切です。カンペを見ながら挨拶することは失礼には当たらないので、念のためメモを準備しておくとよいでしょう。

喪主の決め方

喪主の決め方は特にルールはなく、遺族で話し合って決めても問題ありません。一般的に故人の親族が喪主を務めることが多いですが、友人や知人が喪主になるケースもあります。

基本的に誰でもよい

喪主は基本的には誰でもよいとされていますが、目安として下記のような優先順位があります。

  1. 配偶者
  2. 故人の長男
  3. 次男以降の直系の男性
  4. 長女
  5. 長女以降の直系の女性
  6. 故人の両親
  7. 故人の兄弟姉妹

もし故人に家族がいない場合は、故人をよく知る友人・知人が喪主を務めても問題ありません。喪主を務める方が誰もいない場合は、後見人や住職の方が代行してくれることもあります。

喪主の役割

喪主は挨拶をするだけでなく、遺族代表として葬儀に関わる全てのことを取り仕切る役割があります。提供する食事の準備から参列者への挨拶回り、寺院へのお布施、葬儀会社との打ち合わせなど、さまざまな事柄を実施します。

しかし喪主の役割が分からないことが多いと思うので、詳細は葬儀社へ指示を仰ぎましょう。不明点があれば、その都度確認しておくと安心です。

なお喪主の役割を詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
通夜振る舞いとは?流れと喪主の役割|挨拶を例文付きで解説!

まとめ

喪主の挨拶は故人と最後のお別れの場で話す大切な行事です。無理に難しい言葉や堅苦しい挨拶をする必要はなく、自分なりの言葉で正直な想いを伝えることが故人を偲ぶことになります。

神奈川・東京で葬儀を執り行いたい方は、株式会社サン・ライフにご相談ください。一般葬から一日葬、家族葬まで幅広く対応しているため、ご希望に沿ったお別れをしていただけます。

また葬儀の他にも遺品整理や法事法要なども承りますので、葬儀後もさまざまなお手伝いをさせていただきます。電話での無料相談や資料請求など、ぜひお気軽にご連絡ください。

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