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葬儀保険って必要? 特徴・注意点・選び方まで徹底ガイド

葬儀保険って必要? 特徴・注意点・選び方まで徹底ガイド
葬儀保険って必要? 特徴・注意点・選び方まで徹底ガイド
作成日:2025/08/27 最終更新日:2025/08/27

突然の別れは、深い悲しみだけでなく、想像以上の経済的負担を家族に与えます。特に葬儀費用は、数十万円から百万円を超えるケースもあり、戸惑うご遺族も少なくありません。そこで急な支出への備えとして注目されているのが葬儀保険です。

本記事では、葬儀保険の仕組みや基本、加入するメリットとデメリット、向いている人の特徴、さらに失敗しない選び方までを初めての方にも分かりやすく解説します。後悔のない備えのために、ぜひ最後までご覧ください。

葬儀保険とは何か

葬儀保険は少額短期保険の一種で、主に葬儀費用に備えるための保険です。受け取った保険金は葬儀費用、遺族の負担軽減に使えます。まずは葬儀保険の基礎知識と、生命保険との違いを解説します。

葬儀保険の概要

葬儀保険は、葬儀やお別れの会に必要な費用をまかなうために設計された、少額保障の保険です。一般的な生命保険のように高額な保障ではなく、数十万〜数百万円程度の保障額で、葬儀費用の一部または全額をカバーできます。

多くの商品は、短期間の契約が主流で、5年更新や年齢に応じた定期型が一般的です。申込時の審査も比較的簡易的で、健康診断は不要、簡単な告知や年齢制限のみで加入できるケースが多く見られます。

葬儀保険の役割は、遺族の経済的・心理的負担の軽減です。突然の別れに直面したとき、まとまった葬儀費用を即座に用意するのは簡単ではありません。葬儀保険に加入しておけば、急な出費にも慌てず、落ち着いて故人を見送るための準備ができます。

生命保険との違い

葬儀保険は、一般的な生命保険に比べて保障内容が葬儀費用に特化しており、支払われる保険金額も比較的少額です。その分、加入条件が緩やかで、持病があっても加入できる商品が多く、保険料も手頃な水準に設定されています。

一方で生命保険は、遺族の生活費や住宅ローンの返済、教育資金など幅広い目的で利用できる高額保障が特徴です。保障範囲が広い反面、審査は厳しく、保険料も高くなる傾向があります。

どちらも万が一の場合、家族に保険金を残せるものの、葬儀保険は、必要な費用をピンポイントで備えられるのが特徴です。大きな保障は不要でも、葬儀費用だけは確保しておきたい人に向いています。

葬儀保険のメリットと特徴

葬儀保険は、葬儀費用という限られた目的に特化して備えられるため、保障額や加入条件、保険料などが一般的な生命保険とは異なります。以下、葬儀保険の具体的なメリットを詳しく解説します。

急な葬儀にかかる費用に備えられる

葬儀保険のメリットは、突然必要になる葬儀費用を保険金でまかなえる点です。人の死は予測ができず、準備が整わないまま葬儀を行うことも少なくありません。その場合、数十万円から百万円単位の費用が一度に発生し、遺族に大きな経済的負担がのしかかります。

あらかじめ葬儀保険に加入すれば、保険金を受け取って経済的負担を軽減できます。しかも、保険金の使い道に制限はありません。葬儀費用だけでなく、寺院へのお布施や会葬者への返礼品、会食や飲食代など、葬儀全般に関わる出費に充てられます。

いつかは来るその時に備えて、早めに準備を始めるのが、家族が安心して故人を見送るために大切です。葬儀保険は、遺族が経済的に安定した生活を送るために大きく役立ちます。

保険料が比較的安い

葬儀保険は一般的な生命保険に比べて保険金額が低く設定されているため、月々の保険料を抑えられるのが特徴です。例えば高額な終身保険では、数千万円単位の保障を前提として保険料も高くなりますが、葬儀保険は数十万〜数百万円程度の少額保障が基本です。

保険に入る際「保険料が高くて入るのをためらってしまう」というケースも少なくありません。葬儀保険は少額から始められるため、定年後の年金生活や収入が限られた状況でも取り入れやすくなっています。

加入年齢や希望する保障金額に応じてプランを選べる商品も多く、自分のライフステージや家計事情に合わせた柔軟な設計ができる点も大きな魅力です。

高齢者でも加入しやすい

葬儀保険は、多くの商品で70代後半〜80代まで加入できる設計になっており、高齢者でも比較的入りやすいのが特徴です。年齢だけを理由に加入を断られるリスクが低く、「終活の一環として葬儀費用だけは準備しておきたい」という方にも選びやすい保険といえます。

一般の生命保険や医療保険では、加入年齢の上限が60〜70歳前後に設定されているケースが一般的です。持病があると、さらに制限が厳しくなります。その点、葬儀保険は加入年齢の上限が緩やかで、健康状態に関する告知も簡易な場合がほとんどです。

上記により、葬儀保険は、他の保険に入れない高齢者の受け皿としても機能しています。高齢期に入ってからの備えはもう遅いと考えがちですが、葬儀保険であれば必要な分だけを確保できます。

健康状態の告知が不要なケースもある

葬儀保険には、加入時に健康状態の告知や医師の診断書提出が一切不要な告知不要型と呼ばれる商品があります。持病がある方や現在通院中の方でも加入が可能で、健康状態を理由に加入を断られる心配がありません。

前述のように、一般的な生命保険や医療保険では、持病や既往歴があると加入を断られるケースが多くあります。「保険に入りたいけれど健康状態に不安がある」という方にとって、告知不要型の葬儀保険は大きなメリットとなります。

告知不要型の葬儀保険は健康診断や診断書の提出が不要なため、手続きがシンプルです。申込書の記入と保険料の支払い手続きだけで加入が完了するため、申し込みから契約成立までの期間が短く、すぐに保障をスタートさせられます。ただし保険金額や保障内容が制限される場合もあるため、契約前に条件を確認するのが重要です。

葬儀保険の注意点とデメリット

葬儀保険は、手頃な保険料で加入しやすく急な葬儀費用にも備えられる便利な保険ですが、メリットばかりではありません。以下、注意点やデメリットを3つ解説します。

保険会社の倒産リスクがある

葬儀保険を扱う少額短期保険業者は、大手の生命保険会社に比べて小規模な場合がほとんどです。そのため経営状態によっては、倒産リスクが相対的に高くなります。新規参入から間もない会社や、事業規模が限られている会社であれば、その傾向がより強まります。

注意すべきは、少額短期保険業者の多くが生命保険契約者保護機構の補償対象外である点です。大手生命保険会社であれば、万が一倒産しても一定の保護制度により契約者の保険金が守られる仕組みがあります。しかし補償対象外の場合、制度が適用されません。

もし保険会社が倒産すれば、長年支払ってきた保険料が無駄になり、肝心の保険金も受け取れないという最悪の事態が起こり得ます。加入前に必ず会社の運営歴や財務状況、顧客からの評判を確認してください。

中途解約では返戻金がないことが多い

葬儀保険の多くは掛け捨て型で、途中で解約しても支払った保険料が戻らない仕組みになっています。理由は、保障を備えとして用意するものであり、一般的な終身保険のように、積み立てをしたり、貯蓄をしたりする性質を持たないためです。

そのため加入後に経済状況や家族構成が変わり、途中で契約をやめた場合には、それまで支払った保険料が損失となる可能性が高くなります。短期間で解約すると、支払額に対して得られる保障が少なく「もったいない」と感じる人も少なくありません。

葬儀保険は、長期的に契約を継続できる見通しがある人に向いています。加入前は、将来的な生活設計や家計の変化も見据えた上で、無理のない保険料設定を選びましょう。

保険料総額が保険金額を上回る可能性がある

葬儀保険は長期間にわたって支払いを続けると、最終的に保険料総額が受け取る保険金額を超える場合があります。特に若い年齢で加入すると、契約期間が長くなるため、その傾向がより強まります。

高齢になってから加入した場合でも、想定以上に長生きすれば同じように払い込み総額の方が多い状況が起こるかもしれません。そのため、葬儀保険はあくまでも万一に備えるための安心料として割り切れるかどうかがポイントになります。

加入前には、予定される保険料の総額と受け取れる保険金額を試算し、何年加入すると元が取れなくなるのかを把握すると良いでしょう。

葬儀保険の加入が向いている人

葬儀保険への加入は、特定の状況や考え方を持つ人にとって有効な備えになります。ここでは、葬儀保険が向いている人の特徴を具体的に挙げ、なぜそのような人に適しているのかを解説します。

高齢でも保険に入りたい人

まずは、70歳や80歳などの高齢者です。一般的な生命保険や医療保険では、加入年齢の上限が70歳前後に設定されており、80歳以上になるとほとんどの保険商品に申し込めなくなります。しかし葬儀保険には、80歳以上でも加入できる商品があり、他の保険に断られたけれど、葬儀費用だけは準備しておきたいという人にとって貴重な選択肢です。

高齢になるほど医療リスクや介護リスクが高まり、貯蓄を生活費や医療費に充てざるを得ないケースも増えます。葬儀保険は、比較的少額の保険料で必要な費用を確保できるため、高齢期の備えとして最適です。

特に健康状態の告知が不要なタイプなら、持病や通院中の人でも加入できる可能性が高く、終活の一環としても取り入れやすくなります。「家族に葬儀費用の負担をかけたくない」という思いを現実的な形でかなえられる手段です。

保険料をとにかく抑えたい人

葬儀保険は必要最小限の保障に絞っており、月額数千円の手頃な保険料で加入できる商品が多くあります。高額な終身保険や生命保険と比べると、費用負担が軽く、家計への影響を最小限に抑えながら備えられるのが大きな魅力です。

商品によっては、一括払いや短期払いなど、支払い方法を柔軟に選べる場合もあります。例えば退職金やまとまった資金がある場合は、一括払いで将来の支払い負担をなくせます。もし毎月の生活費に余裕がない場合は、最小限の月額プランを選べば無理なく継続可能です。

葬儀保険は、節約はしたいけれど、万一のときに家族に迷惑はかけたくないという人にとって、現実的な選択肢です。生活費や医療費がかさむ状況でも、安心感を得られる負担の少ない備えとして活用できます。

葬儀保険を選ぶポイント

葬儀保険は、商品によって保障内容や保険料、加入条件が大きく異なります。以下、葬儀保険を比較・検討する際に押さえておきたい具体的なポイントを解説します。

必要な保障内容を見極める

まずは、自分や家族の葬儀にどの程度の費用が必要になるのかを事前に試算しましょう。火葬のみの直葬にするのか、通夜・告別式を含む一般葬や家族葬にするのかによって、必要額は大きく変わります。また地域ごとの葬儀費用の相場や、遺族の希望する式の内容も考慮する必要があります。

葬儀保険を選ぶ際は、保険金の使途が自由であると明記されている商品を選ぶと安心です。葬儀費用だけでなく、寺院へのお布施や会食代など、幅広い用途に充てられます。

保険会社の信頼性を確認する

葬儀保険は長期的に備える商品だからこそ、保険会社の信頼性を見極めるのが重要です。運営年数や財務状況はもちろん、公式サイトのIR資料や利用者からの評判を参考にしましょう。

可能であれば、格付けや第三者機関による評価がある会社を選ぶのがおすすめです。また保険金の支払い実績やクレーム対応に関する情報が公開されているかどうかも、信頼性を判断する大きな材料となります。

見積もりを比較する

葬儀費用や保険のプラン内容は、依頼先や商品によって大きく異なります。加入を検討する際は、最低でも2〜3社から見積もりを取り、内容や費用を比較するのが重要です。

特に注意したいのは、見積書に記載されていない追加費用の有無です。会場使用料や人件費などが後から請求されるケースもあるため、契約前に全ての費用を明確にしましょう。また、不要なオプションやサービスが含まれていないかもチェックします。

保障内容を選ぶ際は、実際に必要な葬儀費用の相場を把握した上で、本当に必要な金額を見極めてください。

まとめ

葬儀保険は必要な人にとって合理的で安心できる備えとなります。しかし加入を検討する際はメリットだけでなく、長期加入で支払総額が保険金額を上回る可能性や、途中解約で返戻金がない点などデメリットも理解しなければなりません。複数の保険会社や見積もりを比較し、保障内容と保険会社の信頼性を十分に確認してから契約しましょう。

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