お通夜は、故人との最期の夜を過ごすお別れの場として、遺族、友人・知人、仕事関係の方々が集まります。お通夜に参列するにあたって、全体でどのくらい時間がかかるのか、何時に行けばいいのかなど、様々な疑問があると思います。
お通夜は突然決まる場合も多く、当日に慌ただしくなってしまうことも少なくありません。いざというときのために、時間に余裕をもって参列ができるようお通夜の流れや所要時間を把握しておきましょう。
目次
お通夜の一般的な流れ
お通夜は本来、親族などの故人と縁のある人が、線香の火を絶やさないよう「朝まで故人と過ごす儀式」として定義されていました。そのため、もともとは朝まで夜通しで行われていた為に「通夜」と呼ばれています。
しかし最近では、仕事が終わってからお通夜にかけつける方や、お通夜だけに参列する方も増えてきていることから、お通夜事態の流れや所要時間が変わってきています。
「通夜振る舞い」とは、故人との思い出を語り合い、故人を偲ぶ会食のことです。
内容は地域によって異なりますが、通夜振舞いには、料理やお茶、お菓子などが振舞われます。通夜のスタイルによっては、お土産を持ち帰るだけのものもあります。
親しい方々が故人との思い出を語らいながら飲食をともにし、1時間程度で散会となります。
お通夜振る舞いに関する詳細はこちら
お通夜にかかる所要時間
お通夜の所要時間は一般的に1〜2時間程度です。首都圏の場合、30分から1時間程度とされています。儀式だけであれば1時間程で終わることもあります。
全体的な所要時間に関しては「半通夜」と「全通夜」で異なります。
現代では、半通夜が一般的で、焼香の後に通夜振る舞いがある場合は、親しい方々と故人の思い出を語り合いながら食事をともにします。
また、お通夜開式後、1時間程度で閉式となることも多く、その後に通夜振る舞いの会場へ移動となります。弔問客の人数によって焼香時間が変わります。人数が多ければ並ぶこともあります。また、宗派、僧侶の法話によってもお通夜の時間は異なるため、前後の時間は余裕をもって考えておくといいでしょう。
お通夜全体の所要時間
昔は夜から朝まで行われた全通夜(本通夜)がありましたが、いまは簡略化された半通夜が一般的です。通夜振る舞いを含めた「半通夜」の場合、全体の所要時間は4〜5時間程度になります。
◆半通夜の場合
午後6時から午前0時まで
半通夜(一般的なお通夜)は、お通夜の後に通夜振る舞いを行います。お通夜の振る舞いは1時間〜2時間程度。故人や遺族との関係性にもよりますが、弔問者の滞在時間は30分〜1時間程度です。
◆全通夜
午後6時から午前6時まで
全通夜は、お通夜と通夜振る舞いの時間は半通夜と変わりません。通夜振る舞いの後に夜伽(よとぎ)を行うため、半日程度かかります。
お通夜の所要時間の決め方
弔問者の人数によっても所要時間は変わります。弔問客が多い場合には、お香典の数も増えるため、お会計に時間がかかることが予想されます。お通夜が終了するまでの1時間と通夜振舞いの間にお香典の会計が終えられるように所要時間を設定すると、全体の流れがスムーズになります。
また、式場によっては、閉館時間が決まっているところもあり、お通夜の時間は限られていることもあります。全通夜と半通夜によっても時間が変わってくるため、葬儀社と話し合って調整する必要があります。
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お通夜の開始時間
お通夜の開始時間は18〜19時頃が一般的です。お通夜は一般的に夕方以降に始まることがほとんどです。受付時間は、30分〜1時間前に開始されます。
また、親戚と弔問客で入り時間が変わってくるため、以下を参考にしてみてください。
<親戚>
喪主や遺族は葬儀会社との打ち合わせや準備のため、参列者受付開始の1時間〜2時間前には葬儀場に到着して、1時間前に控室に集まり、弔問客を迎えられるようにします。
<弔問客>
お通夜の15分程度前に訪れる方が多いです。遅くても焼香時間までには訪れておきましょう。お通夜が始まるまでに席に余裕があれば弔問客も着席し、僧侶が入場してからお通夜が開始となります。
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お通夜の散会時間
お通夜の散会時間は、20〜21時が一般的です。弔問者の人数によって全体の所要時間は変わってくるため、正確な時間は場合によって異なります。
お通夜に行くベストな時間
お通夜に参列する場合は、受付時間を目安に会場に向かうようにしましょう。あまり早くに着きすぎると遺族の負担になってしまうこともあるため、注意が必要です。
お通夜に間に合わない場合の対応法
訃報は予定なく突然知らされることがほとんどのため、ご都合が付きにくいこともあるかと思います。また、お仕事やご家庭の状況によっては、「仕事は途中で抜け出せない」「遠方に住んでおりお通夜開始前に間に合うかわからない」などお通夜に遅れる場合も十分に考えられます。
しかし、お通夜に多少遅れることは失礼なことではなく、遅れる際の対応を適切に行えば、問題なく参列することが可能です。お通夜に遅れる可能性がある場合は、以下を押さえておきましょう。
1時間以内の遅刻の場合
一般的に1時間以内の遅刻であれば、喪主や遺族の迷惑になることはほとんどなく、焼香に間に合うようであれば多少遅れてでも駆け付けたほうが良いとされています。
前々から遅れることがわかっている場合は、事前に喪主や遺族の方に連絡しておくといいでしょう。
2時間以上遅れる場合
2時間以上遅れる場合は、少し注意が必要です。
儀式は1時間程度で終了するため、儀式後の通夜振る舞いに間に合うようであれば、遅れることをあらかじめ連絡した上で参列しましょう。
到着が遅すぎる場合は、すでにお通夜が終わっている可能性があります。また、会場の閉館時間が決まっていることもあるため、大幅に遅れる場合は、お通夜の所要時間を確認した上で参列の有無を判断するようにしましょう。
お通夜に参列できない場合
お通夜に参列できない場合は、参列できないことを連絡した上で、後日弔問に訪れてお悔やみを述べ、お香典をお渡しするのがおすすめです。
また、お通夜に知り合いが参列する場合は、代わりに香典を渡してもらい、参列できないことを伝えてもらうという方法もあります。
翌日に時間が作れる場合は、葬儀・告別式に参列することも可能なため、喪主や遺族の方と連絡を取りながら状況に合わせた判断が適切です。
お通夜に遅れた場合の会場の入り方
お通夜に遅れる場合でも、お通夜が終わっていなければ会場に入ることはできます。
ただし、自分のタイミングで入ることは避けましょう。まずは、斎場や受付のスタッフに遅れたことを伝え、会場スタッフに指示されたタイミングで入るようにしましょう。多くの場合、スタッフが会場まで案内してくれます。
お通夜に関するマナーと注意点
ここでは、お通夜に参列する場合の一般的なマナーと注意点をご紹介します。お通夜に参列する場合の基本的な服装や持ち物、お香典はいくら持っていけばいいのかを簡単にご紹介します。
お通夜の香典金額
お通夜の香典金額は、故人や親族との関係性によって変化します。正確な決まりはなく、どれくらいの金額が正解というのはありませんが、関係性に応じて相場を知っておくことで、香典金額が決めやすくなると思います。以下は関係性別に適した金額を記載しています。
◆故人が自分の親の場合
5万~10万
◆祖父母・兄弟姉妹の場合
3万~5万円ほど
◆友人や関係者の場合
3,000〜1万円程度
香典に関する詳細はこちらの記事を参照して下さい。
お通夜の服装と持ち物
お通夜の服装では、身内だけであれば略喪服、一般の参列がある場合は正喪服となります。
お通夜は急に弔問が決まったり、事前に予定されていない場合がほとんどのため、略喪服でもよいとされています。略喪服とは、無地の平服のことで、黒や濃紺、ダークグレーなど地味な色で無地のものを選びましょう。
正喪服では、和装が一番格式の高い服装とされていますが、お持ちでない場合は、葬儀会社でレンタルをされているところもあるので、ご相談してみてください。
また、お通夜には、手ぶらで参列するようにしましょう。財布や携帯、香典などで手荷物がある場合は、小さなナイロン製や布製の無地のバックを持つようにしましょう。仕事帰りなどで大きなバッグをお持ちの場合は、ロッカーなどに預けて葬儀場に向かうのが適切です。
お通夜の服装に関しての詳細はこちら
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まとめ
お通夜は突然予期せず行われることがほとんどです。場合によっては都合がつかない、開始時間までに間に合わないこともあるかと思いますが、参列に遅れる場合は、事前に連絡を入れるなど失礼のないように心がけましょう。
お通夜では、遺族の方は心身ともにお疲れになっている状態のため、お通夜に参列する場合は、亡くなられた方や遺族の方を労う気持ちで参列することが大切です。
サン・ライフでは、お通夜のサポートを承っております。大切な故人様とご遺族の気持ちに寄り添いながらサポートさせていただきます。まずは、お気軽にご相談ください。
お通夜は、故人との最期の夜を過ごすお別れの場として、遺族、友人・知人、仕事関係の方々が集まります。お通夜に参列するにあたって、全体でどのくらい時間がかかるのか、何時に行けばいいのかなど、様々な疑問があると思います。
お通夜は突然決まる場合も多く、当日に慌ただしくなってしまうことも少なくありません。いざというときのために、時間に余裕をもって参列ができるようお通夜の流れや所要時間を把握しておきましょう。
目次
お通夜の一般的な流れ
お通夜は本来、親族などの故人と縁のある人が、線香の火を絶やさないよう「朝まで故人と過ごす儀式」として定義されていました。そのため、もともとは朝まで夜通しで行われていた為に「通夜」と呼ばれています。
しかし最近では、仕事が終わってからお通夜にかけつける方や、お通夜だけに参列する方も増えてきていることから、お通夜事態の流れや所要時間が変わってきています。
「通夜振る舞い」とは、故人との思い出を語り合い、故人を偲ぶ会食のことです。
内容は地域によって異なりますが、通夜振舞いには、料理やお茶、お菓子などが振舞われます。通夜のスタイルによっては、お土産を持ち帰るだけのものもあります。
親しい方々が故人との思い出を語らいながら飲食をともにし、1時間程度で散会となります。
お通夜振る舞いに関する詳細はこちら
お通夜にかかる所要時間
お通夜の所要時間は一般的に1〜2時間程度です。首都圏の場合、30分から1時間程度とされています。儀式だけであれば1時間程で終わることもあります。
全体的な所要時間に関しては「半通夜」と「全通夜」で異なります。
現代では、半通夜が一般的で、焼香の後に通夜振る舞いがある場合は、親しい方々と故人の思い出を語り合いながら食事をともにします。
また、お通夜開式後、1時間程度で閉式となることも多く、その後に通夜振る舞いの会場へ移動となります。弔問客の人数によって焼香時間が変わります。人数が多ければ並ぶこともあります。また、宗派、僧侶の法話によってもお通夜の時間は異なるため、前後の時間は余裕をもって考えておくといいでしょう。
お通夜全体の所要時間
昔は夜から朝まで行われた全通夜(本通夜)がありましたが、いまは簡略化された半通夜が一般的です。通夜振る舞いを含めた「半通夜」の場合、全体の所要時間は4〜5時間程度になります。
◆半通夜の場合
午後6時から午前0時まで
半通夜(一般的なお通夜)は、お通夜の後に通夜振る舞いを行います。お通夜の振る舞いは1時間〜2時間程度。故人や遺族との関係性にもよりますが、弔問者の滞在時間は30分〜1時間程度です。
◆全通夜
午後6時から午前6時まで
全通夜は、お通夜と通夜振る舞いの時間は半通夜と変わりません。通夜振る舞いの後に夜伽(よとぎ)を行うため、半日程度かかります。
お通夜の所要時間の決め方
弔問者の人数によっても所要時間は変わります。弔問客が多い場合には、お香典の数も増えるため、お会計に時間がかかることが予想されます。お通夜が終了するまでの1時間と通夜振舞いの間にお香典の会計が終えられるように所要時間を設定すると、全体の流れがスムーズになります。
また、式場によっては、閉館時間が決まっているところもあり、お通夜の時間は限られていることもあります。全通夜と半通夜によっても時間が変わってくるため、葬儀社と話し合って調整する必要があります。
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お通夜の開始時間
お通夜の開始時間は18〜19時頃が一般的です。お通夜は一般的に夕方以降に始まることがほとんどです。受付時間は、30分〜1時間前に開始されます。
また、親戚と弔問客で入り時間が変わってくるため、以下を参考にしてみてください。
<親戚>
喪主や遺族は葬儀会社との打ち合わせや準備のため、参列者受付開始の1時間〜2時間前には葬儀場に到着して、1時間前に控室に集まり、弔問客を迎えられるようにします。
<弔問客>
お通夜の15分程度前に訪れる方が多いです。遅くても焼香時間までには訪れておきましょう。お通夜が始まるまでに席に余裕があれば弔問客も着席し、僧侶が入場してからお通夜が開始となります。
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お通夜の散会時間
お通夜の散会時間は、20〜21時が一般的です。弔問者の人数によって全体の所要時間は変わってくるため、正確な時間は場合によって異なります。
お通夜に行くベストな時間
お通夜に参列する場合は、受付時間を目安に会場に向かうようにしましょう。あまり早くに着きすぎると遺族の負担になってしまうこともあるため、注意が必要です。
お通夜に間に合わない場合の対応法
訃報は予定なく突然知らされることがほとんどのため、ご都合が付きにくいこともあるかと思います。また、お仕事やご家庭の状況によっては、「仕事は途中で抜け出せない」「遠方に住んでおりお通夜開始前に間に合うかわからない」などお通夜に遅れる場合も十分に考えられます。
しかし、お通夜に多少遅れることは失礼なことではなく、遅れる際の対応を適切に行えば、問題なく参列することが可能です。お通夜に遅れる可能性がある場合は、以下を押さえておきましょう。
1時間以内の遅刻の場合
一般的に1時間以内の遅刻であれば、喪主や遺族の迷惑になることはほとんどなく、焼香に間に合うようであれば多少遅れてでも駆け付けたほうが良いとされています。
前々から遅れることがわかっている場合は、事前に喪主や遺族の方に連絡しておくといいでしょう。
2時間以上遅れる場合
2時間以上遅れる場合は、少し注意が必要です。
儀式は1時間程度で終了するため、儀式後の通夜振る舞いに間に合うようであれば、遅れることをあらかじめ連絡した上で参列しましょう。
到着が遅すぎる場合は、すでにお通夜が終わっている可能性があります。また、会場の閉館時間が決まっていることもあるため、大幅に遅れる場合は、お通夜の所要時間を確認した上で参列の有無を判断するようにしましょう。
お通夜に参列できない場合
お通夜に参列できない場合は、参列できないことを連絡した上で、後日弔問に訪れてお悔やみを述べ、お香典をお渡しするのがおすすめです。
また、お通夜に知り合いが参列する場合は、代わりに香典を渡してもらい、参列できないことを伝えてもらうという方法もあります。
翌日に時間が作れる場合は、葬儀・告別式に参列することも可能なため、喪主や遺族の方と連絡を取りながら状況に合わせた判断が適切です。
お通夜に遅れた場合の会場の入り方
お通夜に遅れる場合でも、お通夜が終わっていなければ会場に入ることはできます。
ただし、自分のタイミングで入ることは避けましょう。まずは、斎場や受付のスタッフに遅れたことを伝え、会場スタッフに指示されたタイミングで入るようにしましょう。多くの場合、スタッフが会場まで案内してくれます。
お通夜に関するマナーと注意点
ここでは、お通夜に参列する場合の一般的なマナーと注意点をご紹介します。お通夜に参列する場合の基本的な服装や持ち物、お香典はいくら持っていけばいいのかを簡単にご紹介します。
お通夜の香典金額
お通夜の香典金額は、故人や親族との関係性によって変化します。正確な決まりはなく、どれくらいの金額が正解というのはありませんが、関係性に応じて相場を知っておくことで、香典金額が決めやすくなると思います。以下は関係性別に適した金額を記載しています。
◆故人が自分の親の場合
5万~10万
◆祖父母・兄弟姉妹の場合
3万~5万円ほど
◆友人や関係者の場合
3,000〜1万円程度
香典に関する詳細はこちらの記事を参照して下さい。
お通夜の服装と持ち物
お通夜の服装では、身内だけであれば略喪服、一般の参列がある場合は正喪服となります。
お通夜は急に弔問が決まったり、事前に予定されていない場合がほとんどのため、略喪服でもよいとされています。略喪服とは、無地の平服のことで、黒や濃紺、ダークグレーなど地味な色で無地のものを選びましょう。
正喪服では、和装が一番格式の高い服装とされていますが、お持ちでない場合は、葬儀会社でレンタルをされているところもあるので、ご相談してみてください。
また、お通夜には、手ぶらで参列するようにしましょう。財布や携帯、香典などで手荷物がある場合は、小さなナイロン製や布製の無地のバックを持つようにしましょう。仕事帰りなどで大きなバッグをお持ちの場合は、ロッカーなどに預けて葬儀場に向かうのが適切です。
お通夜の服装に関しての詳細はこちら
合わせて読みたい
まとめ
お通夜は突然予期せず行われることがほとんどです。場合によっては都合がつかない、開始時間までに間に合わないこともあるかと思いますが、参列に遅れる場合は、事前に連絡を入れるなど失礼のないように心がけましょう。
お通夜では、遺族の方は心身ともにお疲れになっている状態のため、お通夜に参列する場合は、亡くなられた方や遺族の方を労う気持ちで参列することが大切です。
サン・ライフでは、お通夜のサポートを承っております。大切な故人様とご遺族の気持ちに寄り添いながらサポートさせていただきます。まずは、お気軽にご相談ください。