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命日とは? 祥月命日と月命日の違い、過ごし方やお供え物を解説

命日とは? 祥月命日と月命日の違い、過ごし方やお供え物を解説
命日とは? 祥月命日と月命日の違い、過ごし方やお供え物を解説
作成日:2025/08/27 最終更新日:2025/08/27

故人をしのぶ大切な日である「命日」。しかし、命日の意味や祥月命日と月命日の違い、具体的に何をすれば良いのかを詳しく知らないという方もいるのではないでしょうか。

本記事では、命日の基本的な意味から、祥月命日と月命日の違い、それぞれの日にすること、お供え物の選び方やマナーまで丁寧に解説します。

命日の意味

故人が亡くなったのと同じ月日を「命日」といいます。故人を供養し、思いを馳せる大切な日です。しかし、命日には年に一度だけ訪れる「祥月命日」と、毎月訪れる「月命日」の2種類が存在します。

これらは同じ命日ではあるものの、意味合いや過ごし方が異なります。ここでは、それぞれの命日の違いについて見ていきましょう。

祥月命日(しょうつきめいにち)

祥月命日とは、故人が亡くなった月と日を表すもので、年に一度だけ訪れる命日のことです。一般的に「命日」と聞いて多くの人が思い浮かべるのが、この祥月命日でしょう。

祥月命日は、故人にとって特別な節目となる日です。そのため、「一周忌(満1年)」や「三回忌(満2年)」といった年忌法要は、この祥月命日に合わせて行われます。家族や親族が集まり、お墓参りをしたり法要を営んだりして、故人を手厚く供養するのが慣わしです。故人との思い出を語り合い、冥福を祈る重要な機会とされています。

月命日(つきめいにち)

月命日とは、故人が亡くなった祥月命日以外の月に、故人が亡くなった日と同じ日にちが巡ってくる日のことです。「月忌(がっき)」とも呼ばれます。

例えば、故人の命日が7月15日の場合、祥月命日は毎年7月15日です。それ以外の月の15日(8月15日、9月15日など)は、全て月命日です。そのため、月命日は年に11回訪れることになります。祥月命日のように特別な法要は行いませんが、仏壇に手を合わせたり、ささやかなお供えをしたりして、故人を身近に感じながら日々の暮らしの中でしのぶための大切な日とされています。

命日にすること|祥月命日と月命日の過ごし方

祥月命日と月命日、それぞれの意味が分かったところで、次に具体的な過ごし方について解説します。年に一度の祥月命日と、毎月訪れる月命日では、供養の仕方が少し異なります。故人を思う気持ちを大切にしながら、自分たちに合った方法で過ごしましょう。

祥月命日にすること

年に一度の特別な日である祥月命日には、故人をしのび、手厚く供養するための過ごし方があります。ここでは、祥月命日にすることの代表例を4つ紹介します。

1.年忌法要を営む

一周忌、三回忌、七回忌といった節目の祥月命日には、年忌法要を営むのが一般的です。自宅や菩提寺などに僧侶を招いて読経をあげてもらい、その後、参列者で会食(お斎「おとき」)の席を設けます。

法要は、祥月命日の当日に行うのが基本です。しかし、平日の場合は参列者が集まりにくいこともあるため、命日よりも前の土日祝日に設定するケースが多く見られます。

2.お墓参りに行く

年忌法要を営まない祥月命日であっても、家族そろってお墓参りに行くのが基本的な過ごし方です。お墓に到着したら、まず敷地内の雑草を抜き、墓石をきれいに拭き清めます。

掃除が終わったら、新しい花や故人が好きだったお菓子などをお供えし、静かに手を合わせましょう。故人との思い出を語り合いながら、冥福を祈る時間を大切にします。お墓が遠方にある場合は、無理のない範囲で計画を立ててお参りしましょう。

3. 仏壇・仏具の掃除とお供えをする

祥月命日には、自宅にある仏壇や仏具もきれいに掃除して、故人をお迎えする準備を整えましょう。普段なかなか掃除できない細かな部分まで、丁寧にきれいにします。

掃除を終えたら、いつもより少し豪華な花や、故人が生前に好んだ食べ物や飲み物をお供えします。旬の果物なども喜ばれるでしょう。心を込めたお供えをすることが、何よりの供養となります。

4.塔婆供養をする

卒塔婆(そとば)と呼ばれる細長い木の板を立てて、故人の冥福を祈る「塔婆供養(とばくよう)」も供養の一つです。卒塔婆を立てることは善い行いとされ、故人の功徳になるといわれています。

ただし、塔婆供養は浄土真宗など一部の宗派では行いません。また宗派や地域、お寺によって考え方が異なる場合があるため、希望する際は事前に菩提寺や霊園の管理者に確認しましょう。

月命日にすること

祥月命日とは異なり、年に11回訪れる月命日には、特に決まった形式はありません。故人を身近に感じ、日々の暮らしの中で供養するのが基本です。ここでは、一般的な月命日の過ごし方を紹介します。

1.仏壇に手を合わせる

月命日には、普段より少し丁寧に仏壇の掃除をし、静かに手を合わせるだけでも十分な供養になります。忙しい毎日の中でも、故人を思い出して感謝を伝える時間を持つことが大切です。

家族が集まる機会があれば、故人の生前のエピソードや好きだったことなどを語り合うのも良いでしょう。地域や家庭の習慣によっては、月命日にお墓参りを行ったり、僧侶を招いてお経をあげてもらったりすることもあります。

2.仏壇にお花や食べ物をお供えする

仏壇に手を合わせる際に、お供え物を用意するとより丁寧です。仏壇の古い花を新しい季節の花に替えたり、故人が生前好きだったお菓子や飲み物、旬の果物などをお供えしたりしましょう。故人を思う気持ちを形にすることが、何よりの供養になります。

命日のお供え物に関するマナー

命日のお供え物は、故人が生前好きだったものを選ぶと良いでしょう。しかし、宗教上の理由や慣習から、一般的に避けた方が良いとされる品物もあります。ここでは、お供え物に関する基本的なマナーを紹介します。

避けるべきとされる食べ物

  • 肉や魚など:殺生を連想させるものは避けるのが基本です。
  • 五辛(ごしん):ネギ、ニンニク、ニラといった香りの強い野菜は、仏教の修行の妨げになるとされ、お供えには不向きです。
  • お酒:宗派にもよりますが、仏教では飲酒が禁じられているため、控えるのが無難です。
  • 日持ちしないもの:すぐに傷んでしまう生菓子などは、お供えした後すぐに下げられる場合に限りましょう。

避けるべきとされるお花

  • トゲのある花:バラなどのトゲは、殺生や傷つけることを連想させるため避けます。
  • 香りが強過ぎる花:ユリなど香りの強い花は、人によっては気分を害することもあるため、配慮しましょう。
  • 毒のある花:彼岸花や水仙など、毒性のある花は仏前へのお供えには適しません。

仏教以外の命日はどう過ごす?

命日の供養は仏教の習慣ですが、神道やキリスト教にも故人をしのぶための儀式があります。それぞれの宗教における命日の考え方と過ごし方を、以下にまとめました。

宗教 儀式・呼び名 過ごし方
神道 霊祭(みたままつり) 故人の御霊を慰めるための儀式を行います。翌日祭や十日祭、一年祭、三年祭など仏教の年忌法要に当たる「式年祭」を斎行します。
キリスト教(カトリック) 追悼ミサ 故人が亡くなった日を「昇天日」と呼び、神の元へ召された記念日として祈りを捧げます。命日から3日目、7日目、30日目に追悼ミサを行い、命日から1年後に「死者記念ミサ」を開きます。
キリスト教(プロテスタント) 記念集会(記念式) カトリック同様「昇天日」と呼びますが、決まった儀式はありません。命日から1カ月後の召天記念日に、自宅や教会に親しい人を招いて「記念集会」を開くことがあります。

まとめ

故人を供養する命日は、年に一度の祥月命日と毎月の月命日に分けられます。祥月命日には年忌法要やお墓参りなどを行い、月命日には仏壇に手を合わせるなど、それぞれの日に合わせて故人をしのぶことが供養につながります。

法事・法要の準備や進め方、供養に関して不安な点があれば、専門家に相談するのも方法の一つです。サン・ライフでは、法事・法要に関するさまざまなご相談に対応しておりますので、ぜひ一度お問い合わせください。

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