生前、母は草花を育てることが好きで、元気な頃には自宅の庭いっぱいに色とりどりの花を咲かせ、それらを摘み取っては知り合いに贈ることを生きがいにしていました。そんな母も3年ほど前から高齢者施設への入居を余儀なくされ、少しずつ老化も進み、91歳を迎えていた今年5月、母は眠るように息を引き取りました。
亡くなる前日にはお見舞いに来てくれた方々に、「ありがとう、また会うからね。」「死は終わりではなく、しばしの眠り。眠りには目覚めがあるように、死にも甦りがあるのよ。」などと笑顔で話し、喜びと感謝に満ちた表情を浮かべていました。その姿には母の優しい人柄が表れており、とても印象に残っています。
若い時は経理の仕事に従事していたこともあり、何事に対しても準備を怠らず、きっちりとした性格だった母は、私たちに後事を託すため「天国行」と書かれた封筒を事前に冷凍庫に入れており、もしもの時には「解凍」するよう言われていました。1年ほど前から体調が優れなくなり、封筒の中を確かめてみると、貴重品とともに「葬儀はサン・ライフで」という母の意向が記されていました。
色々と心配事もあったため、事前にサン・ライフのご葬儀・法要相談センターへ連絡。何度も電話での相談を行い、時には夜間に電話したこともあったのですが、相談センターの西さんをはじめとするスタッフの皆さんは、その都度丁寧な応対で、こちらの希望に沿った形の葬儀を提案してくれました。主人が牧師を務めている関係で、これまでにも全国の様々なところで葬儀に関わってきましたが、正直言って「葬儀は高い」というイメージが拭えずにいました。
でも、事前に相談していたこともあり、サービス面でも価格面でも、納得のいく葬儀を行うことが出来たため、その悪いイメージも払拭。少し大げさと思われるかもしれませんが、「日本一良心的」という実感を得ました。もちろん、請求額も見積もりのままだったので安心しました。
母が派手なことを好まず、親戚は高齢なので会葬するのは大変と考え、家族だけの葬儀をお願いしましたが、立派な日本庭園が見える素晴らしい式場を用意してくれ、とても感謝しています。担当スタッフの小島さんは細かい要望に対しても嫌な顔をせず、親身に私たちへ寄り添ってくれました。仕事柄、当日の進行役を買って出てくれた主人も「妥協なく、熱心に応えてくれた。」と感心していました。
温かいお別れの場を提供してくれたスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。皆さんのおかげで最後の親孝行が出来ました。また、これからは大勢の方々に、事前相談の大切さと安心感を伝えたいと思います。