佐賀で生まれ、長崎で育った夫は実直な性格で、穏やかでやさしい人でした。家庭では良き父親として家族を守る傍ら定年まで出版社に勤め、ジャーナリストとして活躍してきました。実家のあった長崎への愛情は深く、長期休みの帰省を楽しみにしていました。定年後は頻繁に都内に出向き、文化人仲間と文学談義などを交わすことをこよなく愛し、交流の記録をまとめて自費出版するなど、充実した暮らしを続けてきました。しかしながら、10年ほど前に骨折してからは要介護の状態に。突然の体調悪化に伴い急遽入院し、90歳で人生の幕を下ろしました。
長崎のまちなみ映した映像に感激
サン・ライフは以前から安心できる会社だという印象を持っており、サン・ライフメンバーズに入会もしていたため、すぐに依頼することを決めました。私たちが利用させていただいたホールは明るい雰囲気で、暗い気持ちにならずリラックスすることができました。打ち合わせを担当していただいた村本さんは、葬儀に関して決めなければならないことが沢山ある中、都度ご提案やアドバイスをいただきました。お陰であれこれ悩むことなく、あらゆることをスムーズに決めることができて大変助かりました。
式を担当いただいた鎌倉さんは、すみずみまで細かい気配りができる素晴らしい方でした。祭壇の背景に、夫が青春を過ごした長崎の街並みの映像を映していただいたことは、その美しさも相まって、感動を覚えました。昼は昼の街並みを、夜は夜の街並みを映していただき、当日映像を指さしながら、「ちょうど家はこの辺りだよね」と親族たちと思い出を語り合いました。打ち合わせの中で、コッペパンが好きだったと何気なく話したところ、当日スタッフの方がわざわざ用意してくれ、コッペパンの間にあんこをつめてお弁当として棺に納められたことが大変印象に残っています。
「依頼して良かった」と実感したエンバーミング
夫が亡くなってから葬儀まで、少し期間があいてしまったため、身体を衛生的に美しく保全するエンバーミングを依頼しました。エンバーミング自体は知っていましたが、夫の表情がまるで元気な頃のようになったことはとても驚きました。夫の顔を見た親族からも「いい顔をしている」という感想をもらい、改めてお願いしてよかったと実感しました。また、作り立ての料理は温かく、美味しく食べてもらおうというこだわりが感じられ、式に参列された方からも大変好評でした。
アフターフォロー担当の宇田川さんは暑い中、何度も訪問してくださり、テキパキとしたご対応で、とても安心感がありました。
サン・ライフのスタッフの皆さんには、あらゆることをサポートしていただき、後悔のない夫の見送りを実現することができました。心から感謝しています。