やさしくて物静かだった母は、若い頃から入院生活を繰り返すなど、随分と苦労を重ねてきました。読書が好きで、裁縫が得意。私が子どもの頃には、きょうだいでお揃いの洋服を手作りしてくれたことをよく覚えています。年齢を重ねてからは施設に移り、落ち着いた暮らしを続けて来ました。甘いものが好きで、体が弱ってきた後でも好物の炭酸飲料を飲み、自分の手でプリンやアイスなどを食べていましたが、極度の貧血もあり老衰のため86歳でその生涯を終えました。
もしもに備え、事前相談に
夏の盛りを迎える前に母の体調が悪くなり、もしもの時が訪れた際に慌てないためにと、サン・ライフの事前相談に出向きました。当時私は、特に安置場所について心配をしていました。「ここ数年暑さが増している夏場、母に我が家で休んでもらうことは大丈夫なのだろうか。」「我が家が難しい場合はどうしたら良いのか。」と、不安でたまりませんでした。そのことを真っ先にスタッフの井上さんへ相談すると、サン・ライフの個室の安置室が利用できるとご案内していただきました。実際に見学させていただいた安置室にはクーラーも完備。ベッドに寝ているような形で休んでもらえる綺麗なお部屋でした。その他にも、葬儀に関して分からないことばかりだった私に細かいことまで親切に説明していただき、不安がほぐれ心を落ち着けることができました。知人に「事前相談で話を聞いたおかげで、随分と安心できた」と話したところ、「うちも行ってみよう」という声がたくさん上がりました。
故人や家族に寄り添う姿勢に感銘
入居していた施設で母が亡くなりサン・ライフに連絡すると、スタッフの方がすぐに迎えに来てくださいました。もちろん、事前に相談していた通りサン・ライフの安置室で休んでもらいました。
打ち合わせを担当していただいた倉本さん、式を担当していただいた安川さんを始めとしたサン・ライフのスタッフの方々の、しっかりと私たち家族や故人である母に寄り添う姿勢には、感銘を受けました。打ち合わせの中で母が炭酸飲料と甘いものが大好きだったと話したところ、好きだった飲み物を用意していただいたばかりか、温めて柔らかくしたお餅に家族で餡を詰めて大福を手作りして、母の棺に手向けるという機会まで作っていただいたことには感動しました。
オリジナルの会葬礼状も私が簡単な質問に答えただけで、家族の気持ちを代弁する素晴らしい文面を考えていただきました。私の知人にこの礼状を手渡したところ、「感動して涙が込み上げてくるほど素敵だった」と感想を貰いました。
アフターフォロー担当の草野さんにも、葬儀後こちらの都合に合わせてわざわざ自宅まで出向いていただくなど、大変お世話になりました。
サン・ライフのスタッフの皆様のおかげで、心あたたまるアットホームな母の見送りを実現することができました。本当にありがとうございました。