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コラム
作成日:2023/11/27 最終更新日:2024/04/08

家族葬にお花 を贈ってもよい? 相場や手配する方法・断られた場合の対応など詳しく解説

親しい友人や知人の葬儀が家族葬で行われる場合「お花を贈りたい」と考える方も多いのではないでしょうか。お花を贈る際、故人や遺族に対するマナーに問題がないか気になる方もいるでしょう。

本記事では、家族葬にお花を贈ってよいかどうか、贈るお花の種類、費用相場などを解説します。お花を手配するタイミングや具体的な方法、お花を贈ることを断られた場合の対応についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

家族葬にお花を贈ってもよいのか

家族葬は、同居家族や親族など近親者のみで葬儀を行うことを指します。故人と親しくしていた友人・知人が家族葬に参列するケースもあります。

家族葬では祭壇の周りにお花を飾るのが一般的です。お花には、遺族にお悔やみの気持ちを伝えたり、祭壇を華やかにして故人を見送ったりするなどの意味が込められています。故人の旅立ちを快く見送るためにも、以下で解説する家族葬のお花の種類や費用相場を確認しておきましょう。

手配する前に遺族に確認する

家族葬にお花を贈りたい場合は、まず遺族に確認をとることが原則です。「お花は受け取らない」という故人の遺言や遺族の意向がある場合は、お花を贈っても断られる可能性があります。

お花を受け取らない主な理由は「参列者に金銭的な負担をかけたくない」と考えていたり、お花を飾るスペースがなかったりするためです。収容人数が多い葬儀場は祭壇を置くスペースが広く、葬儀の当日に受け取った花環や供花を置く場所を確保できますが、家族葬では自宅に祭壇を作ることもあり、お花を飾るスペースをとれないことが考えられます。

また、生花で祭壇を飾る生花祭壇で家族葬をする場合は、遺族が祭壇に飾るお花の種類を決めることが多いため、お花を贈りたいという申し出を断り、代わりにお花代を受け取ると決めている遺族もいるようです。お花を受け取ってもらえる場合でも、遺体の安置場所が自宅以外の可能性があるため、あらかじめ遺族に確認してからお花を手配しましょう。

家族葬に贈るお花とは

お花を贈ってもよいと遺族から承諾を得た際は、家族葬にふさわしいお花の種類を確認します。家族葬では、枕花か祭壇の横に飾るスタンド型の生花を贈るのが一般的です。枕花とは、故人の枕元に飾るお花です。

花環は一般的に家族葬には使用しません。花輪とは輪になるようにお花で飾ったもので、冠婚葬祭や開業時のお祝いにも贈られますが、通夜や葬儀に贈る花環は故人への弔意の気持ちを込めて白いお花を基本に組んだ花環を用意し、斎場や家族の訃報をご近所に知らせるために自宅前に飾られます。

家族葬では大人数が参列する一般的な葬儀と比べて参列者が少なく、広い式場で行わない場合が多いため、花環を贈ってしまうと、祭壇や遺体の安置場所以外にスペースを確保する必要があり、花環の置き場所を探すなど遺族の負担になる可能性があります。

家族葬に贈るお花の相場

家族葬に飾るお花は1基単位で贈るのが基本です。費用相場は、1基当たり7,000円~2万円程度です。スタンド型の生花はグレードが高く、花かごやフラワーアレンジメントよりも高額になる傾向があります。

枕花の費用相場は5,000円~2万円程度です。お花の種類や大きさ、ボリュームによってかかる費用は変わりますが、1万円程度の予算でお花を見繕えば、見栄えのする枕花を贈れるでしょう。

家族葬に大きすぎるお花を贈ると置き場所に困る上に、遺族に気を遣わせてしまうため適度な大きさのものを選ぶことが大切です。お花の大きさやボリューム、予算に悩んだときは花屋や葬儀社への相談をおすすめします。また、連名や会社名義で贈る場合は、1人当たりの予算や会社の冠婚葬祭のルールを考慮した上でお花を選びましょう。

家族葬に贈るお花を手配するタイミングと方法

家族葬にお花を贈る場合、いつ手配するのがよいのか、どのように手配すればよいのか分からない方もいるかもしれません。家族葬に贈るお花を手配するタイミングや、枕花、生花、供花のそれぞれを手配する具体的な方法を解説します。

家族葬のお花を手配するタイミング

家族葬にお花を贈ることを遺族から承諾されたら、できるだけ早いタイミングでお花を手配します。枕花は故人の遺体が安置された日から通夜が行われる前までに届くように手配しておきましょう。

祭壇に飾る生花を贈る場合は、通夜が行われる日の午前中か告別式の前日までに手配します。通夜や告別式の直前にお花を手配すると、発注先が葬儀用のお花を用意するのに時間がかかったり、予約がいっぱいで指定の時間までに配送してもらえなかったりする可能性があるからです。

お花の手配が通夜や告別式の当日になりそうな場合は、葬儀社に相談するのも一つの方法です。葬儀社によって対応は異なりますが、通夜や告別式の開始3~4時間前までに相談すればお花を手配してもらえる場合があります。

枕花を手配する方法

枕花を手配する方法は、大きく分けて次の3つの手段があります。

 

● 葬儀社へ依頼する
● 生花店に注文する
● インターネットで手配する

 

葬儀社で枕花を手配してもらうなら、葬儀の担当者に依頼します。遺体の安置場所が自宅であれば担当者が訪問する際にお花を届けてくれます。自宅以外の場所で遺体が安置される場合は、そこへ届けられるのか確認しましょう。

生花店で枕花を手配する場合は、お花の注文と合わせて配送できるか確認する必要があります。お花を自分で直接持っていく場合は、かご盛りやフラワーアレンジメントなど持ち運びしやすいものを選ぶとよいでしょう。

また、インターネットで枕花を注文できることがあります。インターネットで注文する際も通夜や告別式までに配送できるかどうかの確認をおすすめします。

祭壇周りに飾る生花を手配する方法

家族葬の祭壇周りを飾る生花を手配する方法は、次の4つの手段があります。

 

● 葬儀社に依頼する
● 喪主に依頼する
● 生花店に注文する
● インターネットで手配する

 

地域によって葬儀で飾るお花の種類や色が決まっている場合もあるため、近親者以外の方や遠方に住む方が生花を贈る場合は地域の風習に詳しい葬儀社に依頼するのも一つの方法です。遺族や親族が生花を手配する場合は、お花の手配を取り仕切っている喪主や親族に依頼しましょう。お花を贈ってもよいか確認をとった際に生花の手配を申し出るとよいでしょう。

生花店や葬儀用供花に対応しているインターネットショップでも注文できます。ただし店舗によっては、お花の種類や色の指定ができないこともあるため、故人が生前時に好きだったお花を使用してもらいたい場合は花材の変更が可能か確認しましょう。

供花を手配する方法

家族葬に贈る供花を手配する方法は、次の3つの手段が挙げられます。

 

● 葬儀社に依頼する
● 生花店に注文する
● インターネットで手配する

 

生花店やインターネットショップで供花を注文できますが、葬儀社によっては供花の持ち込みを断るケースがあるため、まずは葬儀社への相談をおすすめします。供花を手配する際は、支払方法を確認しておくことも大切です。

供花は故人との関係性によって飾る順番が決まるため、贈り主の名義とともに故人との関係性を伝えておく必要があります。また、連名や会社名義で供花を贈る場合は、あらかじめ担当者を決めておき、注文が重複しないように注意しましょう。

家族葬でお花代を贈ってもよいか

家族葬でお花を贈る以外の方法として、遺族にお花代を渡す方法があります。お花代とは葬儀で飾るお花を手配する際に使ってもらうために渡す金銭のことです。

お花代を渡す方法は、葬儀に参列した際に香典と別にして渡す方法と、葬儀後に香典の代わりに渡す方法があります。家族葬に参列できない場合は葬儀後に香典の代わりとしてお花代を渡すとよいでしょう。

お花代を贈るかどうかは故人との関係性によって変わりますが、基本的には贈り主が決めることです。ただし、お花代を贈る際のルールを守って渡しましょう。

お花代の記し方

仏式の葬儀でお花代を渡す場合は、「御花代」と書くのが一般的です。お金は不祝儀袋や白無地の封筒に入れて渡しましょう。神式やキリスト式の葬儀でお花代を渡す場合は、「御花料」と記します。封筒に決まりはないため、白い封筒または葬儀にふさわしいシンプルで控えめなデザインの封筒を選ぶとよいでしょう。

個人がお花代を贈る際は不祝儀袋なら水引の下に、白い封筒であれば中央より下の位置にフルネームを書きます。連名の場合は目上の人から順に右から名前を記載します。不祝儀袋や封筒の表に記載できる人数は3人までのため、4名以上が連名でお花代を贈る場合は部署や社名の後に「一同」と書き、全員のフルネームと包んだ金額を記載した紙を金品と一緒に包みましょう。

お花代を包む際のマナー

家族葬でお花代を渡したい場合でも、遺族から供花や香典の受け取りを断られたらお花代を包むことも避けましょう。遺族が供花や香典を辞退するのは、お返しを用意する手間を省き、喪に服するためです。故人の死を悼んでいる遺族にお返しを用意させるような負担をかけないためにも、断られたときはお花代を渡すのは控えましょう。

遺族にお花代を受け取ってもらえる場合は、お花代の書き方で失礼にならないように故人の宗派を確認しておきます。先述したとおり、仏式と神式、キリスト式では、お花代の書き方やお金を入れる袋の選び方が異なります。故人の宗派が分からない場合、法要前ならばどの宗派にも使える「御霊前」と記載しましょう。

家族葬で包むお花代の相場

家族葬でお花代を包む場合の費用相場は、故人との関係性によって異なります。故人との関係性別に費用相場の目安を表にまとめているので、ぜひ参考にしてください。

故人との関係性 お花代の費用相場
両親 3~10万円
兄弟姉妹 3~5万円
親戚 1~3万円
仕事関係や友人・知人 5,000円~1万円

故人との関係性が深いほど、お花代にかける費用は高くなる傾向があります。ただし、地域によってお花代にかける費用や相場などの風習が異なるため、上記の金額はあくまでも目安と考えておきましょう。マナー違反にならないか心配な場合は周囲に相談してから包む金額を決めることをおすすめします。

家族葬のお花を断られた場合の対応

遺族から家族葬にお花を贈る申し出を断られた場合、どのように対処すればよいのでしょうか。次に紹介する方法を参考にし、遺族に失礼のないように対応しましょう。

弔問に伺ってよいかを確認する

遺族から「家族葬に参列してほしい」と声をかけられなかった場合、親族だけで葬儀をしたいという意思表示なので参列するのは遠慮しましょう。家族葬は遺族と近親者のみで行うのが基本です。親族以外に参列できるとすれば、遺族から参列を希望された人のみです。とはいえ、生前時の故人と親しく付き合っており、挨拶だけでもしたいと考える方もいるかもしれません。

どうしても仏前にお参りしたい方は、生前時の故人との関係を説明した上で弔問に伺ってもよいか遺族に確認しましょう。家族葬の前日や当日は葬儀の準備や片付けで忙しいため、葬儀が終わってから遺族に連絡を入れることをおすすめします。

お供え物を持参する

遺族から弔問に伺うことの承諾を得たら、持参するお供え物を用意します。お供え物とは神様や故人に捧げられるものです。故人のためにお供え物を持参するタイミングとして、法要やお盆、お墓参り、仏壇へのお参りなどが挙げられます。お供え物に用意されるものは以下のとおりです。

 

● 個包装のお菓子
● 季節の果物
● お花
● 線香
● ろうそく
● 故人が好きな食べ物や飲み物

 

お供え物をお菓子にする場合は、日持ちがしやすい焼き菓子や干し菓子、ゼリー、水ようかんなどがおすすめです。弔問に伺えない場合は、お供え物のみ贈るとよいでしょう。ただし、高価なお供え物は遺族の負担になるため、気軽に受け取ってもらえる金額のものを選びましょう。

香典やお花代を贈る

お花を贈りたいと申し出た際に、受け取りを断られる場合があります。家族葬を行う遺族の中には、親族以外の人からはお花を受け取らないと決めているケースや、会場が狭いという理由で断るケースもあるため、お花を断られた場合は香典やお花代を贈るとよいでしょう。

香典やお花代を贈る際はまず遺族の承諾を得てから渡します。遺族から香典やお花代の受け取りを断られたにもかかわらず贈ってしまうとマナー違反になるため、遺族の意向を第一に考えましょう。

弔問に伺う場合は、遺族に香典やお花代を手渡ししても構いません。香典やお花代を手渡しする際は香典袋や不祝儀袋を使用します。弔問に訪れるのが難しい場合は手渡しと同じように香典袋や不祝儀袋を使用して現金書留で郵送しましょう。

後日お悔やみの言葉を伝える

家族葬に参列しない代わりにお供え物や香典、お花代を贈らなくてもマナー違反にはなりません。故人や遺族と親しい関係であれば後日弔問に伺うのが礼儀になりますが、それほど親しくない人が弔問に訪れると、お茶を出したり話し相手になったりと遺族の負担になるかもしれません。

ご近所や仕事関係など故人や遺族と親しい付き合いがない場合はあえて何もせず、後日遺族と会う機会ができたときにお悔やみの言葉を伝えるのみに留めておきましょう。お悔やみの言葉は「この度はご愁傷さまです」や「心からお悔やみ申し上げます」など、できるだけ手短に伝えるのがポイントです。ご自身の心の中で故人の冥福を祈り、一言伝える形で十分でしょう。

家族葬で頂いたお花のお返しは必要?

ここでは、家族葬でお花を頂いた遺族はお返しが必要なのかという疑問に回答します。

家族葬でお花を頂いた場合、遺族としてお返しをするかどうかは人それぞれ考え方が異なるようです。一般的に、お花を頂いたらお返しをするケースと、故人に対する気持ちとして受け取りお返しはしないケースがあります。

遺族と近親者のみで行う家族葬は原則として、お花のお返しは不要と考えられているので、基本的にはお礼状を出す対応でよいでしょう。また、親族や仕事関係が連名でお花を贈ってくれた場合もお返しは不要と考えるのが基本です。

ただし、お花を頂いたことへのお礼の気持ちを伝えるのが礼儀のため、贈り主にお礼状を出しましょう。仕事関係の方からお花を頂いた場合は、忌明けした出社日にお礼の言葉を直接伝えます。口頭で伝えるのが難しい場合はメールやお礼状を送っても差し支えありません。

まとめ

家族葬にお花を贈るかどうか考える際は、まず遺族の意向を確認することが大切です。遺族から承諾を得たらできるだけ早くお花を手配しましょう。ただし、故人の宗派によって使用できるお花の種類が異なる場合があるため、宗派が分からないときは葬儀社に確認するとよいでしょう。また、形式的な葬儀ではなく、故人との思い出を大切にした葬儀を行って故人を見送りたい場合は、株式会社サン・ライフの利用をおすすめします。

株式会社サン・ライフは、創業90年以上の歴史とお客様満足度98%の実績を誇り、神奈川や東京を中心にした葬儀を執り行っております 。故人の写真や思い出の品を飾るメモリアルコーナーを作るなど、お客様の要望に応えた葬儀のプランを提案しています。生前相談や供花、お供え物の注文にも対応しているので、気軽にご相談ください。


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