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コラム
作成日:2024/03/20 最終更新日:2024/04/07

身内が亡くなったらしてはいけないことは?忌中と喪中の違い・するべきことを解説

身内が亡くなったら、四十九日の間は故人を偲んで喪に服す期間を設けるとされています。そのため忌中の間は神社への参拝や華やかなイベントは避けなくてはなりません。しかしどこまで控えたらよいのか分からない方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、身内が亡くなったときにしてはいけないことや、忌中と喪中の違い、その期間にすべきことについて解説します。

忌中と喪中の違いを解説

 

忌中と喪中は、日本の葬儀や哀悼の文化の中でよく耳にする言葉ですが、似ているようで実は異なる意味を持っています。

ここでは忌中と喪中の違いを詳しく解説します。これらをきちんと理解することで、大切な方を失ったときの心遣いが理解できるでしょう。

忌中とは

「忌中」とは、身内が亡くなった日から四十九日間の法要が行われる前までの期間を指します。

この期間は故人の冥福を祈り、喪に服すためのものです。特に神道では死を穢れ(けがれ)と見なし、忌中は神社への参拝を控える習慣があります。

忌中の間は一般的にお祝い事を避けるべきとされ、結婚式や新年のお祝い(年賀状含む)、神社への参拝などは控えるのが習わしです。また旅行や引越しも同様に控えることが望ましいとされていますが、どうしても避けられない場合は臨機応変に対応する必要があります。

喪中とは

「喪中」とは、家族や近しい方が亡くなった際に、故人を偲び、悲しみに服す期間です。喪中の期間は一周忌までを指します。

この期間中は忌中と同様に結婚式などの慶事や祝い事を控え、故人の冥福を祈りながら、つつしんだ生活を送らなくてはなりません。しかし神社の参拝は控えなくてもよいのが忌中と異なる点です。

また喪中に服す方は故人との血縁関係や続柄によって異なりますが、一般的には故人から二親等までの親族です。ただし近年では同居していた友人や恋人など、故人との親交度合によって親族範囲外でも喪に服する場合があります。

忌中にしてはいけないことは?

忌中は故人を悼むための大切な期間です。この時期には避けなくてはならない行動があります。

例えば神道の影響を受ける日本では、忌中に神社への参拝は避けなくてはなりません。ここでは忌中にしてはならないことを解説しているので、ぜひ参考にしてください。

神社への参拝はできない

忌中に神社への参拝を行うことは、神道の教えに基づいて避けるべきです。死を穢れとして捉える神道では、忌中の期間は故人とのつながりから生じる穢れを祓う時間とされています。

もしうっかり忌中に参拝してしまった場合は、忌明け後に謝罪の参拝を行うのがよいでしょう​​​​​​。

一方、仏教においては「死=穢れ」という概念は存在しないため、忌中であってもお寺への参拝は問題ありません。特に浄土真宗などの宗派では「喪に服す」という概念自体がなく忌中や喪中であってもお寺への参拝は許されています​​。

飲み会への参加

昔は忌中に生物を食べたりお酒を飲んだりせず、門戸を固く閉じて喪に服していました。今もその名残がある地域もあります。

忌中は親族を亡くした悲しみを静かに乗り越えるための期間であり、その間は飲み会などの賑やかな席への参加は適切ではありません。

また仕事の都合上、飲み会など避けられない場合もあるかもしれませんが、相手にも気を使わせてしまうので飲み会への参加を断る方が無難です。断る際は故人を悼んでいることを伝え、理解を求めるのがよいでしょう​​。

お祝い事の参加や開催

忌中に結婚式などのお祝い事に参加する場合、基本的には出席を控えるべきです。特に年配者の中には縁起を重んじる方もいるため、注意が必要です。

欠席を伝える際は具体的な理由を詳しく述べるのではなく「家の事情」や「やむを得ない事情」などとあいまいに伝えることが望ましいでしょう。

忌中であることを直接伝えずに断ることで、相手に余計な心配をかけることもありません。

また忌明けに事情を説明し、お祝いを渡すなどフォローすることも忘れないようにしましょう。

お中元・お歳暮を贈る

忌中の間は穢れを他人に広めないようにするため、お中元やお歳暮などの贈り物を控えます。どうしても忌中の期間中にお中元やお歳暮を送りたい場合は、相手の捉え方次第で送っても問題ありませんが、基本的にはタブーとされています。

お中元やお歳暮を贈るなら忌明けを待つようにしましょう。

神棚を開けてはならない

忌中に神棚を開けてはならないとされる「神棚封じ」があります。神棚封じとは故人の死を神道の伝統に則り「穢れ」として扱い、神様への敬意を示すために行うことです。

この儀式は神棚の神様へ故人の死を報告し、神棚の扉を閉じて白い半紙で封じます。神棚封じの期間は故人の逝去から五十日祭までです。忌中の間、神社への参拝と同様に神棚を開けることは避けましょう。

また忌中に仏壇を封じる必要はありません。仏教では死を穢れと見なしていないため、忌中や喪中でも仏壇への参りは推奨されています。

喪中にしてはいけないことは?

喪中にはお祝い事や新しい始まりを象徴する行動は避ける必要があります。例えば年賀状のやり取りや新年の挨拶、神社での初詣、家の新築やリフォーム、結婚や入籍など、喪中の間は控えるのが一般的です。

ここでは喪中にしてはいけないことをご紹介します。

年賀状や挨拶などお正月のお祝い

喪中の期間は、年賀状のやりとりや挨拶回りなどは控えるようにしましょう。特に喪中は年賀状の代わりに喪中ハガキを出して、年賀状を送らないようにしてもらう配慮が必要です。そのため喪中ハガキは前年の11月中旬から12月上旬までに出しておくのがよいでしょう。

また喪中期間中は鏡餅や門松などのお正月飾りも含め、お正月のお祝い事は控えるべきとされています。「あけましておめでとうございます」などの挨拶は、「本年もよろしくお願いします」とし「おめでとう」の言葉を使わないように言い換えます。

なお、おせち料理に関しては、おめでたい意味のある「鯛」「紅白のかまぼこ」「海老」などを避けて、お祝い事と関係のない「黒豆」「栗きんとん」などを食べるようにしましょう。

また喪中のお正月や年末年始の過ごし方について詳しく知りたい方は下記をご覧ください。

喪中時のお正月、年末年始の過ごし方|控えること、行ってもよいことについて紹介

神社へ初詣に行く

忌中期間が明けた後の喪中の間であれば、神社への初詣は問題ないとされます。初詣の参拝に行き、おみくじを引いたりお守りを買ったりすることも問題ありません。

ただし喪中の間は「祝いごとは避ける」と考えられています。そのため喪中期間にお参りをする場合、お参りの際に晴れ着を着るのは避けるのが無難です。できるだけ派手な服装にならないよう配慮して参拝しましょう。

また「鳥居の下をくぐらなければお参りしてもよい」という説もありますが、この考えは誤りとされます。マナー違反になってしまうので、必ず鳥居をくぐって境内に入りましょう。

家の新築やリフォーム

喪中の期間中は家の新築やリフォームを避けた方がよいといわれています。新築の際に行う地鎮祭は、新しい建物の安全と繁栄を祈願する神式行事だからです。

また故人を悼む期間の喪中では、大きな買い物は避けるべきといわれています。喪中では平常心を保ちにくいため、判断を誤り後悔する可能性があるからです。どうしても喪中に新築やリフォームが避けられない場合は、事前にお祓いを受けたり仏式で行ったりするなどの対策が必要です。

結婚・入籍

結婚や入籍は人生の大きな節目で、喜びに満ちたイベントです。そのため故人を悼む喪中に結婚や入籍を行うことは、故人への哀悼の気持ちと矛盾するとされるため、避けるべきでしょう。

喪中期間が過ぎてしまえば問題ないとされていますが、故人のご家族や親族への配慮は欠かさないことです。さまざまな状況を考慮し、結婚・入籍のタイミングを図ることが大切です。

身近な人(家族)が亡くなった場合にするべきこと

家族などの身近な人が亡くなった際には、多くの手続きが必要です。病院での死亡診断書の受け取りから葬儀社の選定、葬儀の詳細決定までやるべきことがたくさんあるります。

ここでは身近な方が亡くなった際の手続きをスムーズに進めるためのポイントを詳しく解説していきます。

病院で亡くなった場合

病院で亡くなった場合は、医師が「死亡診断書」を発行してくれます。法律により医師のみが死亡診断書を発行できます。死亡診断書とは亡くなったことを証明する書類で、死亡届を提出する際に必要です。

死亡診断書は死亡時刻や場所、死因が記載されます。死亡診断書の発行には料金がかかり病院によって異なりますが、一般的には5,000円前後です。

死亡診断書は亡くなった後の手続きに利用されるため、提出後は返却されません。そのため複数枚コピーしておきましょう。

その後ご遺体を搬送するため、葬儀社へ連絡して遺体搬送の手配を行い、退院の手続きを進めます。退院後の流れについては、葬儀社と相談しながら決定していくとよいでしょう。

自宅で亡くなった場合

身内が自宅で亡くなった場合、主治医がいれば死亡診断書を作成してもらえます。ただし病死ではなく事故や不審死の際には、死因の確定や法的な問題の解決するために検死が行われます。

問題がなければ死体検案書が発行されますが、死因が明らかでない場合や犯罪に関連している疑いがある場合は、司法解剖が行われるため時間がかかるかもしれません。

死亡診断書や死体検案書は葬儀の手配や遺産処理に必要なため、その後の手続きの遅れにつながる可能性があります。

訃報の連絡を入れる

まずは親族や故人と深い関係にあった方には、葬儀の日程など詳しく決まっていなくてもすみやかに電話で連絡を済ませましょう。親しい方への連絡は直接電話で伝えるとよいです。

葬儀の日程や場所などは、決まり次第再度連絡する旨を伝えておくと伝えられた側も準備がスムーズです。

故人とあまり深い関係でない方には、訃報と葬儀を同時に伝えるとよいでしょう。伝える方法としては、電話やメールなどで行うのが適切です。

また会社に報告をする際の言い方を知りたい方は下記をご覧ください。

>>会社に身内が亡くなった報告をする際の言い方は?マナーや文例をご紹介

葬儀社に連絡する

訃報の連絡が終わったら、葬儀社へ連絡します。葬儀社が決定したら葬儀の日程、式の内容、参列者の数など葬儀に関する詳細を担当者と打ち合わせを行い決めていきます。

なお死亡届や火葬許可証の提出については葬儀社に代行してもらえることが多いので、事前に相談しておきましょう。

株式会社サン・ライフでは24時間365日対応しています。困ったことがあればいつでもすぐにご相談ください。

葬儀プランを決める

続いて葬儀プランを決めます。葬儀といってもプランによっては、費用の違いが大きく異なります。特に費用を抑えて葬儀をしたいと考えている方には、家族葬または火葬式がおすすめです。

家族葬は限られた親族や親しい友人のみで執り行う小規模な葬儀です。一方、火葬式は葬儀のさまざまな式典を簡素化して火葬のみ執り行う葬儀となります。どちらを選択するか家族とよく相談して検討しましょう。

なお家族葬と火葬式について詳しくは下記のリンク先から確認できます。

直葬とは。直葬・火葬式を行う理由やメリット・デメリット、注意点などを解説

家族葬と密葬の違いについて

まとめ

身内が亡くなった際、忌中と喪中期間にしてはいけないことを把握しておくことで適切な対応を取ることができます。

例えば忌中の場合はお祝い事や神社への参拝などを避ける必要がありますが、喪中は問題ないなど、それぞれ対応が異なる点にも気を付けましょう。

株式会社サン・ライフ」では、葬儀や葬儀後のマナーなどのご相談も承っております。神奈川・東京エリアにお住いの方はぜひ当社までお気軽にお問い合せください。


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