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大安にお葬式をやってはいけない?葬儀に関する仏滅や友引、赤口の意味を解説

大安にお葬式をやってはいけない?葬儀に関する仏滅や友引、赤口の意味を解説
大安にお葬式をやってはいけない?葬儀に関する仏滅や友引、赤口の意味を解説
作成日:2024/09/11 最終更新日:2024/09/11

お葬式の流れは、故人が亡くなった翌日にお通夜を行い、翌々日に葬儀・告別式を執り行うのが一般的です。しかし中には「大安にお葬式を執り行っても良いの?」と迷われている方もいるでしょう。

そこで本記事は、お葬式の日程を決める際の注意点について解説します。避けるべき日とその理由について詳しく説明するので、葬儀の日取りを検討している方はぜひ最後までご覧ください。

大安に葬儀をやってはいけない?

結婚式や引っ越しなどが行われることが多い大安は、あらゆる事柄の吉日として知られています。しかしお祝い事をするのに適した大安は、お葬式を執り行う日としてはふさわしくないと考える方もいるのではないでしょうか。ここからは六曜の意味にも触れながら、大安の考え方を解説します。

大安とは? 考え方について

大安とは六曜の一つで、最も縁起が良いとされている日です。大安はあらゆる物事が円滑に進むとされ、一般的にお祝い事に向いている日と認識されています。そして実はお葬式を執り行う日としても適しています。

理由として、大安には「大いに安し」という意味合いが込められているためです。どのような物事も穏やかに進行するといわれる大安は、故人と最後の別れをする重要な儀式であるお葬式を執り行う日としてもふさわしいといえます。

大安以外の六曜について

六曜は中国の陰陽五行説をもとに、その日の吉凶を占うものとして普及しました。先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6つの時間帯で構成されており、この順番で日々繰り返されます。六曜の意味や時間帯別の吉凶は以下の表に記載しています。ぜひ参考にしてください。

六曜

意味

時間帯別の吉凶

先勝

早いほど良い

午前は吉

午後は凶

友引

勝負事は引き分けとなる

午前は吉

正午は凶

午後は吉

先負

勝負事は避けた良い

午前は凶

午後は小吉

仏滅

あらゆる物事がうまくいかない

終日凶

大安

あらゆる物事がうまくいく

終日吉

赤口 全てが滅びる

午前11時から午後1時は吉

他の時間帯は全て凶

葬儀の日を避けるべきは友引

ここまで六曜の意味や吉凶などについて触れ、中でも縁起の良い日とされる大安にお葬式を執り行うことは可能ということも分かりました。

しかし六曜の中にはお葬式に向かない日が存在し、該当するのが友引です。以下で詳しく解説するので参考にしてください。

友引を避けた方がいい理由

六曜の中で特にお葬式を執り行う日として向いていないのが友引です。友引は字面のとおり「友を引く」という意味が込められているため、故人が友達を道連れにするという解釈ができます。よってお通夜や告別式などの葬儀を避ける方が多くいます。

ただしあくまで迷信に基づく説であり、友引と葬儀に対する考え方は人によってまちまちです。現代では六曜を考慮して日取りを決めることが少ない傾向にあります。

なお、友引に葬儀を執り行う際の考え方や注意点などは、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

>>友引はお通夜や葬式を避けるべき?友引で気をつける事と日程の決め方
>>友引のお葬式はNGではない!避ける理由を知ってトラブルを防ぐ方法

友引は火葬場が休場になることが多い

「友引に葬儀をしてはいけない」というルールや宗教的な問題が明確にあるわけではないため、親族の判断によってお通夜や告別式を行うことは可能です。

しかし中には友引に休場としている火葬場が存在していることから、同じような対応をしている葬儀社は全国的に見ても多い傾向にあります。

六曜の考え方は人それぞれですが、遺族や親族側が気にしない場合でも火葬場が定休日としている可能性は十分にあります。そのためお葬式の日程を決める際は事前に葬儀社のスケジュールを確認し、稼働状況を把握した上で検討しましょう。

お葬式の日程を決める方法

ここからはお葬式の日取りの決め方について解説します。お通夜と葬儀に分け、それぞれの日程を決める際のポイントや注意点などを細かく紹介するので、ぜひ参考にしてください。

お通夜の日程の決め方

お通夜の日程の決め方には明確な決まりがありませんが、なるべく故人が亡くなった翌日、または翌々日までに行うことが多い傾向にあります。

実際には六曜と仏教に関連性はないため、いつ葬儀を執り行っても問題はありません。ただし昔ながらの風習として大切にしている方が遺族や親族の中にいる場合は、きちんと話し合って日取りを決めることが重要です。

葬儀の日程の決め方

葬式の日程を決める際に、まず行うべきなのは火葬場の空き状況を確認することです。地域や葬儀社によっては火葬場が混み合っていることから、日程を調整しなくてはならないというケースは少なくありません。特に都市部の火葬場は混み合うことが多く、場合によっては希望日から1週間以上先の予約になることもあるので注意しましょう。

また遺族や親族の中に遠方から参列する方がいる場合は、移動時間を踏まえたスケジュールの設定が必要です。代々お世話になっている寺院がある場合は、読経の依頼時に僧侶の都合が付くかどうかも同時に確認するのが良いでしょう。

お通夜を翌日に行わないケースもある

お通夜の日程は、遺族・親族の都合の他、故人が亡くなった時間によっても変動します。例えば夕方以降に故人が亡くなった場合は、お通夜や葬儀の準備が間に合わないため、翌日または翌々日へと日程の調整が必要です。

なお厚生労働省で定められた法律の関係により、お通夜や葬儀を故人が亡くなった当日に行うことは原則不可とされています。特別な事情がない限り、埋葬・火葬をするには死後24時間を経過している必要があるので、日程調整の際は注意しましょう。

また遠方から葬儀に参列する方がいる場合は、特に配慮が必要です。スケジュールの確認をすると同時に、できるだけ負担をかけないようにするために、お通夜の日程を先送りにするケースもあるでしょう。

参照:厚生労働省.「墓地、埋葬などに関する法律」.https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei15/ ,(参照2024-0411).

葬儀の日にちに関するよくある質問

ここからは葬儀の日取りを決める際によく挙がる質問をいくつか取り上げ、回答します。初めて葬儀の日程を決める方はもちろん、六曜と葬儀に関して気になることがある方はぜひ参考にしてください。

赤口の日に葬儀はできますか?

結論からいうと、赤口の日に葬儀を執り行うことは可能です。赤口は午前11時〜午後1時の間が吉とされます。新しいことを始めたり勝負事をしたりする日という意味があることから、避ける方が多い傾向にありますが、葬儀を執り行う日としては問題ありません。

六曜と葬儀に関する考え方は人によってさまざまです。宗派や宗教との関連性もないため、葬儀が赤口の日に当たる場合も遺族または親族と相談しながら検討するのが良いでしょう。

葬儀が友引に当たってしまいます

さまざまな兼ね合いで調整した結果、友引の日しか葬儀が執り行えない場面もあるかもしれません。もし友引に葬儀を執り行うことが気になる場合は、共人形(ともにんぎょう)を用いた方法で対処するのがおすすめです。

共人形とは故人と共に棺に入れる人形のことをいい、友引の日に利用されます。理由は友達を道連れにするという不吉な意味を断ち切ることや、亡くなった故人があの世に行く際に孤独にならないことなどを願うためです。

六曜と同様に、共人形の考え方は地域や宗派によっても異なります。友引の日に葬儀を執り行うことは決定したものの、不吉な習わしが気になる場合は、故人と遺族を安心させるものとして共人形を利用するのも選択肢の一つとなるでしょう。

まとめ

お葬式を執り行う日取りに明確な決まりはありませんが、六曜と呼ばれる吉凶を占う日本特有の指標を踏まえて検討する方が多い傾向にあります。

六曜は先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口で構成されており、中でも友引の日はお葬式を行う日としては適していないため、六曜の風習が気になる方は避けた方が良いでしょう。

株式会社サン・ライフでは、電話相談を24時間365日通話無料で行っており、日程に関するご相談はもちろん、葬儀に関わるご質問も随時受けています。なお、東京都・神奈川県を中心にさまざまな斎場・葬儀場を用意しているので、気になる方はぜひ一度ご相談ください。

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