私が自然葬を知ったのは、二〇〇九年秋にサン・ライフ平塚斎場でのセミナーに主人と二人で参加した時です。海や山へ遺骨を撒く方法があるなど色々と説明をして頂き、もともと山へ登るのが好きだった私たちは、二人で山の自然葬にしようと決めました。
そして主人が入院中の二〇一四年十一月二十三日、サカエヤ・ホールのセミナーにお友達夫妻と参加をして、主人が余命を告げられている事など色々とお話しをしたのがサカエヤ・ホールさんとの初めての出会いになります。
十二月九日早朝、八十歳で主人が亡くなり病院からすぐに電話をして、それからは全ての事をちゃんとして頂きました。至れり尽くせりのお通夜から葬儀まで無事に終わることができ、本当にありがとうございました。
山の自然葬は初めから決めていた事なので、何の迷いもなくお願い致しました。
サカエヤさんから「暖かくなってからやりましょう。」と言って頂き、三月はじめ遺骨を粉末化するため持って行って頂いた時は、とても寂しい気がしたり、色々不安もありましたが、主人の自然葬の様子をみんなに見届けて欲しいと思い、できるだけ親族に声をかけることにしました。
二〇一五年三月二十二日・日曜日・晴れ・十三時三十分
山の自然葬当日は参列者十名と多人数。実施地点には色々と準備がされていて、可愛い花束が飾られていました。教えて頂きながら白いカーネーションを一人ずつ並べて置き、散骨。お供え物、好物のお酒、お茶、果実、お菓子、そして花びらを全員でまき飾ってあげる。黙祷をして、天候と人々に恵まれた自然葬は無事に終わりました。
住み慣れた神奈川の地で安らかに旅立ちが出来ますように。いつの日か私も同じこの場所に・・・と思っております。山の自然葬証明書と地図アルバムを頂き、散骨した後を写した写真はなんとなくハートのかたちになっていて感動しました。
本当に全ての流れをきちんとした素晴らしい “かたち” に残して頂けた事を、とても嬉しく、大切に思っております。感謝感謝で心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。