65歳で定年を迎えるまで機械設計の仕事に打ち込んでいた夫。夫婦で40年以上の歳月を共に暮らしましたが、夫は厳しさの反面、毎朝起きると「おはよう」、眠る前には「おやすみ」と必ず声を掛けてくれる優しい人でした。若い頃から柔道やサッカーで体を鍛え上げていましたが、30歳代から何度か大病を患いました。時には生死の境をさまよったこともありましたが、医師にも恵まれてその都度大病を克服。プラモデル制作やウクレレ演奏など、手先の器用さを生かした多彩な趣味があり、国内各地を旅行した際に夫が撮影した写真作品も自宅にたくさん飾ってあります。また、職場の仲間たちと一緒に釣りを楽しみ、たくさん釣り上げた時には自ら魚をさばいて干物にしたり、握り寿司を家族に振舞ってくれました。
そんなシニアライフをエンジョイしていた夫ですが、定年退職後に脳動脈瘤で倒れ、再び療養生活を送ることに。この時も回復に精一杯努めたのですが、75年の生涯を終えました。数年ほど前から施設に入居していた81歳の義姉が亡くなったのは夫を見送った数日後のこと。時を置かずに2人の身内を亡くし、葬儀の喪主を務めることになるとは全く想像もしていませんでした。
それぞれの希望に合わせた温かな葬儀を実現
サン・ライフは祖父の代から親族の葬儀でお世話になっていましたので、夫と義姉の見送りもサン・ライフ以外には考えられませんでした。夫はお寺様をお呼びした1日葬、義姉はお別れ式、と異なったお見送り方法でしたが、打ち合わせ担当の細岡さんと照井さん、式進行担当の栂瀬(とがせ)さんと三浦さんらがしっかりと対応してくださいました。どちらも今の時代にあったとても温かな葬儀を実現させることができました。
「さすがプロの仕事」と感じさせるスタッフの心配り
亡くなってから葬儀までの日程が数日空いてしまったため2人ともエンバーミングを依頼。特に長期間の闘病生活を余儀なくされた義姉は、きれいな表情を取り戻し本当に良かったと思います。ホール内の安置室は自由に面会ができましたので、葬儀当日に会葬できない方々も故人の顔を見ながらしっかりお別れすることができたと喜んでいました。
夫の葬儀では私の想いをそのまま表現してくれたオリジナルの会葬礼状をライターの方が作成。「さすがプロの仕事」と感心させられる文章に仕上げてくれました。さらに、趣味の釣り道具を会場に展示してくれたり、ペーパークラフトで作られたカメラを飾ってくれたスタッフの心配りにも感動。また、義姉の葬儀では大ファンだった美空ひばりさんの楽曲を、式中のBGMとして流してくれたので、きっと義姉も喜んでくれたはずです。
サン・ライフのスタッフの優しさに支えられながら、親族皆が満足して故人を送り出すことができました。