スポーツ万能だった母は、若いころからバレーボールやソフトボール、踊りなど様々なことに挑戦していました。ご縁があってドッジボールチームのコーチを務めていた時期もあり、たくさんの子どもたちから慕われていました。父が仕事に行っている間、毎週のように一緒にサウナへ出かけて、帰り道で食事を楽しんだことはとても懐かしい思い出です。
両親と私、3人で一緒に太鼓の会に入ったことをきっかけに和太鼓の魅力に夢中となり、夫婦の名前が入った会を独立して立ち上げるまでに。私たち家族にとって夏は特別な季節で、お祭りの日は必ず家族大勢で我が家に集まり、皆で祭りに繰り出すことが恒例行事となっていました。
元気の溢れる母でしたが、晩年は肝臓を悪くし長年闘病を続け、だんだんと体力も衰えて85歳で人生に幕を下しました。
エンバーミングで元気だった頃のきれいな表情に
以前から母がサン・ライフメンバーズに加入しており、亡くなってすぐにサン・ライフへ連絡。病院にお迎えに来てくださった原田さんは、これからのことを丁寧に説明してくださったおかげで、心を落ち着かせることができました。その説明の中で母の身体を衛生的に保全するエンバーミングのことを知り、綺麗な姿で送りたいと思い依頼しました。闘病生活でつかれた顔をしていたのですが、施術後は元気だった頃の自然な表情に。母の顔を見た人たちから「ばばちゃん綺麗ね、眠っているみたい。」と言っていただくことができ、嬉しく思いました。
形式ばらない母らしい見送りに
身内だけでゆっくりと母を偲んで見送りたいと無宗教式を希望しましたが、スタッフの川古谷さんは私たち家族の想いを汲み取った素晴らしい式をしてくれました。家族皆で母の肌を拭く湯灌の儀に感動したことから始まり、母に持たせるお弁当作りの提案に驚きました。お弁当には、私が持参した母の味を再現したおかずと、スタッフの方が用意してくださった炊き立てのご飯をその場でおにぎりにして入れました。きっとおいしく食べてもらえたと思います。
また、母の若い頃や思い出の写真を動画にしたメモリアルビデオが流れた際には、懐かしい写真に小さな笑い声がおきながら皆で思い出話に花を咲かせる時間となりました。
出棺前、母のために太鼓を演奏したいと急遽要望したところ、快く受け入れてくださいました。父が人前で太鼓を叩くのは久しぶりだったこともあり拍手が巻き起こり、母らしいにぎやかな見送りとなりました。太鼓のバチも一緒に持たせることができ、きっと母も喜んで太鼓を叩いていると思います。
サン・ライフのおかげで私たちの希望以上の見送りを実現することができました。本当に感謝しています。