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重篤とは?意味や危篤・重体などとの違いを解説

重篤とは?意味や危篤・重体などとの違いを解説
重篤とは?意味や危篤・重体などとの違いを解説
作成日:2025/06/16 最終更新日:2025/06/25

重篤(じゅうとく)という言葉を見聞きしたことはあっても、具体的にどのような状態をいうのかを知らない方もいるでしょう。

本記事では、重篤とはどのような意味かを知りたい方に向けて、重篤とは何か、危篤(きとく)や重体、重症との違い、身内が重篤と言われたときにどうすれば良いかなどについて解説します。突然、身内が重篤状態になった場合でも慌てず対応できるよう、ぜひ参考にしてみてください。

「重篤」とは?

厚生労働省によると、重篤とは、「特に重症度・緊急度が高く、生命への影響がきわめて大きいもの。医療資源を特に投入できる救命救急センター等の医療機関に、ただちに搬送する必要がある傷病者の症状等」を指す言葉であるとされています(※)。具体的な疾病は、病院外心停止や重症大動脈疾患、重症脳血管障害などです。ただし、患者により症状や状態が異なるため、前述の疾患以外にも医師の判断により、重篤であるとされるケースもあります。

また患者の状態を表す以外には、薬による副作用を伝える際に重篤という言葉を使って、「重篤な副作用のリスクがある」と説明することもあります。

重篤はもともと医療用語のため、患者家族に対してはあまり使われません。しかし、病院や医師によっては患者家族へ重篤という言葉を使っている方もいます。医師から重篤であると言われたときは、どの程度の重症度で緊急性の高い状態なのかを確認しましょう。

※引用:厚生労働省.「救急医療体制の現状と課題について」.https://www.mhlw.go.jp/content/10802000/000328610.pdf ,(参照2025-05-11).

危篤との違い

危篤も医師から患者の状態について説明をする際に使われる言葉です。重篤よりも重症度と緊急度が高い状態で、回復の見込みが低く、急に症状が悪化して亡くなってしまう可能性がある場合に利用されます。危篤も重篤と同様、患者の状態から医師が判断します。

危篤と判断されてから亡くなるまでの期間は、明確には分からない場合が多いです。身内が危篤と言われたときには、できる限り冷静に対応できるよう気持ちを落ち着かせましょう。

重体との違い

ニュースなどでも使われる機会の多い言葉が重体です。脳や内臓などに負ったけがの症状が重く、生命の維持が危ぶまれるときに使われます。容態が悪化すると死につながることもありますが、重篤とは違い、治療などによって回復する可能性のある状態です。

他にも、重篤は主に病気によって引き起こされる症状に対して使われますが、重体は事件や事故などにより体にけがを負った場合に使用されるという違いもあります。

重症との違い

重症は、全治3週間以上のけがや病気の場合で、かつ入院治療が必要な状態です。重篤と比べると生命の危険はないものの、急に容態が悪化してしまう状況も考えられます。

重症より症状の軽い状態を表す言葉として、軽症や中等症もあります。軽症はけがの症状が比較的軽く、入院が必要ない状態です。中等症は入院の必要はあるものの、重症より症状の軽いものを指します。軽症や中等症もよく使われる言葉のため、重症と併せて覚えておくと良いでしょう。

身内が重篤と言われたらどうする?

今まで大きな病気をしたことがない方でも、突然病に倒れることがあります。特に身近な方が重篤になると戸惑ってしまうかもしれません。

ここでは身内が重篤だと判断されたらどうしたら良いのかについて解説します。思わぬときに重篤と言われても対応できるように、ぜひ確認しておきましょう。

心を落ち着かせる

身内が重篤であると言われたら、心を落ち着かせることが大切です。一度ゆっくりと深呼吸をしましょう。

重篤は、危篤のように回復の見込みの低い状態ではありません。急に重篤と言われると混乱してしまいますが、治療によっては回復する可能性もあるため、時間を置いて、落ち着いてから医師に詳しい状況を聞きます。もし医師の説明で分からないところがあれば、恥ずかしがらずに質問することも重要です。医師に質問するのが難しい場合には、看護師に相談してみてください。

本人に声を掛ける

面会できるのであれば、声を掛けたり、手を握ったりして勇気付けてあげましょう。重篤な状態では、反応が返ってこなくても本人に意識がある場合があります。身内の声や手の温もりを感じて、回復に向かうかもしれません。

ただし、回復も見込める状態ではありますが、容態が急変する可能性もあるため、最期になっても後悔しないようにポジティブな言葉を掛けるのが良いです。

他の家族や親戚などに連絡する

重篤であると判断されたら、なるべく早い段階で他の家族や親戚などに連絡します。

医師の話を聞いた直後では自身も状況を整理しきれていない中、全ての親戚に連絡するのは負担になってしまいます。そのため、無理のない範囲で連絡できる方へ伝えてください。例えば、親戚であれば三親等以内の親族にあたる祖父母や両親、孫には可能な限り伝えると良いでしょう。また親族への連絡が済んだら、本人と特に親しい友人にも連絡をしておくこともおすすめします。

連絡する際の手段・伝える内容

身内が重篤である旨を連絡する際は、基本的には電話を使いましょう。しかし、急な電話では相手の都合が合わずにつながらないこともあるため、その際はメールやSNSで伝えます。

気持ちの整理がつかない中で連絡をすると、伝えるべきことが抜けてしまうこともあります。連絡をしたときに相手に伝えるべき内容を以下にまとめたので、メモをしてから連絡するのがおすすめです。

  • 身内が重篤であること
  • 重篤者の氏名
  • 自分の名前と続柄
  • 入院している病院名と住所、電話番号、病室

またメールやSNSで伝えるときにどのような文章にすれば良いかで悩む方もいるかもしれません。文章にお悩みの方は、以下の例文を参考にしてみてください。

突然のご連絡失礼いたします。
〇〇(重篤者の氏名)の息子の◇◇(自分の名前)です。

本日、私の父の〇〇が重篤の状態であると判断されました。
現在は△△病院の▢▢号室に入院しています。
下記が病院の住所と電話番号です。
(病院の住所)
(病院の電話番号)

面会は◎時~×時まで可能とのことでした。
ご都合が合いましたら、お越しいただければと思います。

何かご不明な点などがありましたら、下記が私の電話番号ですので、ご連絡ください。
(自分の電話番号)

勤務先に連絡する

重篤の状態によっては、会社を休まなくてはなりません。休みが必要なときには勤務先へ連絡し、事情を説明しましょう。企業によっては特別休暇をもらえることもあります。重篤状態が長期間にわたるときには、休暇ではなく時短勤務を活用するのも選択肢の一つです。

休みや時短勤務によって上司や同僚に仕事を引き継いだ場合は、しっかりお礼を伝えましょう。

宗教により重篤時の対応が異なるケースも

身内が重篤になったときの対応が、宗教によって異なるケースもあります。例えば、キリスト教カトリックの方が重篤な状態になった際は、所属の教会の神父を呼び、存命中に重篤者の罪を神に請う「病者の塗油(とゆ)」という儀式を執り行わなくてはなりません。儀式では重篤者の枕元に祭壇を設け、十字架やろうそく、赤ワイン、パンなどを置きます。

またキリスト教プロテスタントでも重篤になった時点で牧師に連絡し、「聖餐式(せいさんしき)」を行います。聖餐式は、パンと赤ワインを重篤者の口に与えることで、天国へ旅立てるように祈る儀式です。

まとめ

重篤な状態は、危篤に比べて回復の見込みがあるとはいえ、身内が突然重篤と判断されれば、混乱してしまうでしょう。まずは深呼吸をして落ち着くことに専念し、その後、医師に詳しく話を聞いたり、親戚へ連絡をしたりします。そして万が一、容態が急変して危篤の状態になってしまったときには、お別れの準備を進めなくてはなりません。

サン・ライフは、コールセンターを完備しており、いつでも電話で無料相談が可能です。プランの詳細やサービスを載せた資料もご用意しているので、お別れの準備を何から始めたら良いかでお悩みの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。

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