危篤状態は一般的に何日続く?家族が知っておくべきこと - 葬儀、家族葬なら株式会社サンライフ 【公式】
スタッフ
24時間365日いつでも安心

0120-31-0169

  • お急ぎの方
  • ご相談のみも可

危篤状態は一般的に何日続く?家族が知っておくべきこと

危篤状態は一般的に何日続く?家族が知っておくべきこと
危篤状態は一般的に何日続く?家族が知っておくべきこと
作成日:2025/07/29 最終更新日:2025/07/29

医師からご家族が危篤であると告げられ、今この瞬間も「あと何日くらい、一緒にいられるのだろうか」「回復の望みはないのだろうか」と、計り知れない不安の中で情報を探していらっしゃるのかもしれません。

本記事では、危篤と言われた場合は一般的にどれくらいの時間が残されていることが多いのか、そしてご家族として何を知っておくべきなのかに焦点を当ててお伝えします。突然、危篤と診断されると冷静に判断することが難しいかもしれませんが、いざというときに対応できるよう、本記事で危篤のうちにすべきことを確認してみてください。

危篤状態は何日続くのか

家族が危篤状態であると判断されたとき、何日その状態が続くのか気になる方は多いでしょう。危篤状態でいる期間は、2~3日以内が一般的な目安です。ひとえに危篤状態といっても、病気の状態や本人の年齢、体調、治療による回復具合などあらゆる要因によって状況が異なります。危篤状態で何日もつのかは人によって違い、数時間や半日で命を落としてしまうこともあれば、一時的に病状が回復に向かって数日間続く場合もあります。中には奇跡的に回復して、危篤状態を脱する可能性も少なからずあります。

ただし、危篤状態と医師に判断されたときは、基本的には回復の見込みが少なく、最悪のケースを想定しなくてはならない状態であることは理解しておきましょう。医師にも亡くなるタイミングを予測するのは難しい場合があるので、いつ亡くなっても落ち着いて行動できるように、できることから準備を進めておくと良いです。

危篤とは?

そもそも危篤とはどのような状態なのでしょうか。危篤とは、病気やけがなどによって命が脅かされている状態のことで、医師が患者の状況に応じて判断します。基本的には、病気やけがに対する治療を行っても回復が見られず、今後も良好な結果が得られる見込みのない場合に診断されます。危篤と判断される具体的な症状の例は以下の通りです。

  • 心拍数の減少
  • 体温の急上昇や急低下
  • 血圧の低下
  • 口から食事を摂取できない
  • 意識障害 など

危篤状態に陥ると生命を維持するための体の機能が衰え、自分で食事を取れなくなったり、排せつできなくなったりします。その後、少しずつ呼吸機能や循環機能にも影響が表れ始め、最終的には意識を保つことも困難になり、声掛けに対して受け答えや反応を示すこともできなくなります。

家族が危篤状態になったときの対応

家族が危篤状態と判断されると、気持ちを落ち着かせる間もなくさまざまな手続きや準備を進めなくてはなりません。あらかじめ必要な手続きや準備を把握していることで、精神的、肉体的な負担を減らせるはずです。

ここでは家族が危篤状態になったときの対応について解説します。いざというときに冷静でいられるように、しっかり確認しておきましょう。

親族や親しい友人への連絡

病院や医師から家族が危篤であるとの連絡を受けた場合、まずは親族や親しい友人や知人へ連絡します。特に同居家族や配偶者、子ども、孫、両親、兄弟姉妹、叔父叔母、甥姪などの近親者には早い段階で報告しましょう。連絡の際に伝えるべき内容は以下の通りです。

  • 危篤者の名前
  • 危篤者の病気やけがの状況
  • 入院している病院名と病室の部屋番号
  • 入院している病院の住所
  • 立ち合いしたいかどうか
  • 自分の連絡先

連絡する際は、伝えたい方以外に危篤であることが知れ渡らないよう注意が必要です。必要以上に情報が広まってしまうと、危篤状態を知った方から家族に連絡が来たり、病院へお見舞いに来たりして、危篤者の最期を落ち着いて迎えられなくなることも考えられます。また連絡したとしても、病院に来るかどうかは相手の意思を尊重し、必ずしも立ち合いをするように催促しないことも大切です。

他にも、連絡する相手が別の問題を抱えていて、余裕のない状況にあるときは、危篤の連絡をすることで精神的な負担をかけてしまう可能性があります。もし相手の事情を把握しているようであれば、連絡のタイミングをずらすなどして配慮してください。

職場へ休暇の取得連絡

会社に勤めている方は、家族が危篤状態であると判断されたら、そのことを職場に伝えておきましょう。亡くなってから葬儀参列のために休むことを伝えるよりも、危篤と判断された時点で近いうちに忌引き休暇を取得することを知らせておいた方がスムーズに休暇を取りやすいです。

職場に連絡する際は基本的に電話を使い、直属の上司に報告します。もし危篤を知ったのが早朝や夜間であった場合には、電話をすると相手に迷惑をかけてしまうため、メールで事前に連絡を入れてから、時間帯を改めて電話で詳細を伝えるのがマナーです。連絡ではできるだけ簡潔に伝えることを意識し、家族が危篤と判断されたことや数日間仕事を休むことを伝えます。家族の病状などの詳しい状況は、プライバシーに関わる部分のため、必ずしも連絡する必要はありません。

その後、家族の状況次第で休暇を延長する相談をしたり、業務連絡を行ったりしましょう。

危篤状態でも忌引きは取得できる?

忌引き休暇は、家族や親族が亡くなり、葬儀の準備をしたり、参列したりするために認められる休暇であるため、危篤状態では認められないのが一般的です。そのため、危篤状態で休暇を取る場合には、有給休暇を取得する必要があります。

企業によっては、危篤状態でも有給休暇以外に特別休暇を付与している場合もあるため、確認してみると良いでしょう。

危篤状態の家族への付き添い

危篤状態で意識がない場合やぼんやりとしているときでも、本人に声が届いている可能性があります。危篤状態の家族への付き添いの時間を大切にし、話しかけたり、手を握ったりとできることをしてあげましょう。

本人に寄り添って、これまでの思い出や過ごしてきた時間を振り返ることで、付き添う方自身も心の整理ができる時間になるはずです。本人に声をかけるときはポジティブな言葉を選び、後悔のないよう、今までの感謝の気持ちも伝えると良いです。

葬儀社への相談

危篤は回復の見込みの低い状態であるため、診断が下されたときは、葬儀についても検討を始めなくてはなりません。必ず本人に聞こえない場所で、家族や親族で葬儀の場所や規模などを話し合っておきましょう。危篤の時点で話し合いをしておくと、実際に亡くなってしまったときに葬儀の手配を円滑に進められます。もしすでに依頼する葬儀社が決まっている場合には、近いうちに葬儀を依頼する可能性があることをあらかじめ連絡しておくことをおすすめします。また菩提寺や僧侶にも連絡しておくと良いです。

葬儀社については、病院から紹介を受けることもありますが、比較的費用を高く見積もられることもあるため、注意が必要です。

現金の準備

病院の入院費や葬儀を行う際の費用、香典など、危篤と判断されてから現金が必要な場面が増えてきます。亡くなってからはさまざまな手続きに追われて余裕がなくなることも考えられるため、危篤状態のうちから準備しておきましょう。

特に亡くなった後では、本人の銀行口座が一時的に凍結させられてしまい、現金の引き落としができなくなってしまいます。そのため、入院費や葬儀費などを本人の口座から支払おうと考えている方は、本人が亡くなる前にできるだけ余裕を持った額を引き落としておくことをおすすめします。

自宅で危篤状態を迎えた際の対応

病気やけがなどの治療期間が長く、回復が見込めないと判断された方の中には、亡くなる前に自宅に戻りたい、あるいは戻してあげたいと希望する方もいるかもしれません。自宅療養で容態が悪化してしまった場合には、すぐにかかりつけの病院に連絡した上で、救急車を手配して病院に向かいます。

万が一、自宅で息を引き取った場合には、死亡確定まで本人には触れず、かかりつけ医や警察に連絡をして、死亡判断をしてもらいましょう。

危篤状態から回復せず亡くなったときの対応

危篤状態では、診断を受けてから回復せずに亡くなってしまう場合も少なくありません。亡くなってからは葬儀の手配や遺体の搬送などを行わなくてはならないため、危篤のときよりも忙しくなります。

ここでは危篤状態から回復せずに亡くなってしまったときにすべきことついて解説します。家族との別れに気持ちが落ち着かない中でも、対応できるようにしっかり確認して、心の準備をしておきましょう。

葬儀社への連絡

家族が死亡した際は、葬儀社や菩提寺へ連絡し、葬儀について相談しましょう。現在、葬儀は一般葬だけではなく、家族葬のように小規模なものも増えてきました。他にもさまざまな形式があるため、葬儀の規模や内容の見積もりを依頼し、予算や希望に沿った方法を選んでください。

葬儀を執り行う経験は人生の中でも数少ないもののため、不明点はすぐに葬儀社に相談することをおすすめします。分からないまま放置すると、宗教宗派や手順などを間違えてマナー違反につながってしまう可能性も考えられます。

特に依頼する葬儀社が決まっていない場合には、頼れる葬儀社を選ぶことも重要です。気軽に相談しやすい雰囲気があり、葬儀社のスタッフが希望に沿った提案をしてくれるかをチェックしましょう。

葬儀出席者への連絡

葬儀社との打ち合わせで場所や規模が決定したら、親戚や友人、知人、近所の方などに葬儀会場と日時を案内します。家族葬のように親族以外は参列しないスタイルを希望する場合には、その旨を訃報と併せて連絡します。葬儀出席者側にも都合があるため、葬儀の日程が決まったら、できるだけ早く連絡しましょう。

葬儀社によっては、葬儀出席者への連絡をサポートしてくれる場合もあるため、相談してみるのがおすすめです。

まとめ

危篤は、患者の病気やけがの状態によって医師が判断します。何日もつのかは人により異なるため、数日間危篤状態が続く場合もあれば、数分から数時間で息を引き取る可能性もあります。

危篤とは基本的に回復の見込みの低い場合に診断される状態なので、家族が危篤といわれると動揺してしまうかもしれません。しかし家族や親族、葬儀社、菩提寺への連絡などやるべきことが数多くあるため、まずはゆっくりと深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、できることから一つずつ対応していきましょう。

サン・ライフでは、葬儀の無料相談を24時間365日受け付けています。依頼する葬儀社がまだ決まっていない方は、お気軽にお問い合わせください。

斎場数更新中
アクセス良107の斎場

サン・ライフでご利用いただける
お葬式の斎場一覧
(50音順)