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家族葬で通夜なしは可能? 葬儀の流れやメリット・デメリットを紹介

家族葬で通夜なしは可能? 葬儀の流れやメリット・デメリットを紹介
家族葬で通夜なしは可能? 葬儀の流れやメリット・デメリットを紹介
作成日:2025/03/28 最終更新日:2025/06/04

家族葬を検討している方の中には、通夜なしで葬儀を執り行いたいと考えている方も多いでしょう。家族葬は通夜を省略して行えますが、いくつかの注意点があります。

そこで本記事では、通夜を省略して家族葬を執り行う際のメリット・デメリットや家族が逝去してから葬儀を終えるまでの流れを説明します。通夜なしの家族葬に必要な流れをつかみましょう。

お通夜とは?

お通夜は文字通り「夜を通す」という言葉から来ています。諸説ありますが、「遺族が寄り添い見守る」「夜通し故人の思い出を語る」という意味が込められています。そのためかつては一晩中行われるのが通例でしたが、遺族の負担を軽減する意味もあって、現在は1〜3時間程度で執り行われるのが一般的です。

18時頃から始まり、受付や祭壇への焼香、遺族への挨拶、そして通夜振る舞いへの参加という流れで執り行われます。現在こそ時間が短くなった通夜ですが、遺族や生前親しかった人々が、故人と最後の夜を一緒に過ごす大切な機会とされています。

家族葬で通夜なしは可能!

家族葬で故人を見送る場合、通夜を省略して葬儀のみ行いたいという遺族もいらっしゃるでしょう。ここでは通夜なしの家族葬に関して詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

家族葬とは

家族葬とは家族や故人が生前親しくしていた親族、近しい友人のみで執り行う少人数の葬儀を指します。家族葬という名称ではあるものの、家族だけが参列するという意味ではありません。あくまで故人と生前親しくしていた方たちが集まって、故人を悼むことに家族葬の意味があります。

小規模でアットホームな雰囲気で行う葬儀ですが、人数に制限はありません。形式にこだわるのではなく、家族や親しい人たちの意向を重視しながら行える点がメリットです。また通常の葬儀と比べて、遺族が参列者に応対する時間が少ないため、その分ゆっくり故人を偲ぶ時間を持てます。

通夜なしの家族葬は一日葬になる

通夜を省略し、告別式のみを行う一日葬は、家族葬の特徴をより強く反映した形式といえます。一般的な葬儀では多くの方々に参列の機会を提供するため、昼の告別式に加えて夕方からの通夜を設けることが一般的です。しかし家族葬では参列者が限定されているため、2日間の日程を組む必要性は低くなります。

しかし通夜には故人と最後の夜を共に過ごすという深い意味があり、家族葬であっても通夜を大切にしたいと考える遺族も少なくありません。特に故人との思い出を参列者と共有し、より親密な雰囲気の中で故人を偲ぶ時間として通夜を重視するケースもあります。

このように家族葬における通夜の実施に関しては、遺族の意向や参列予定者の状況や故人との関係性なども考慮しながら決定することが望ましいです。葬儀社の家族葬プランにも、通夜を行わない一日葬サービスが登場しています。

家族葬を通夜なしで行うメリット

家族葬で通夜を省略して一日葬とする場合、複数のメリットがあります。ここでは代表的なメリット3つを解説します。家族葬を考えており、通夜を執り行うべきかどうか迷っている方は参考にしてください。

費用が抑えられる

通夜を行わずに家族葬をするメリットとしては、まず費用を抑えられる点が挙げられます。通夜を行う場合、通夜振る舞いと呼ばれるおもてなしがあり、参列者に対し食事や酒を提供するため、事前に準備しなければなりません。この点、通夜を行わない家族葬であれば、通夜振る舞いに必要な費用や手間を省けます。

また会場を借りて葬儀を執り行う際、通夜を省略すれば会場費も削減できる可能性があります。ただし具体的な費用は、葬儀社や寺院、会館によって異なるため、事前に詳細を確認しておきましょう。

遺族や高齢者の負担が減る

家族葬で通夜を省略することは、遺族や高齢者の負担を減らすことにつながるのもメリットです。通夜と告別式を両方行うと2日かかります。その分、儀式の準備や参列者への対応に時間と労力を割かなければなりません。

これを1日に短縮することで、準備や来客対応にかかる時間と手間をなくし、遺族の身体的・精神的な負担を大きく減らせます。特に遺族や親族に高齢者がいる場合、体力的な負担を考慮して一日葬を選択するケースも増えています。

また式にかかる負担を減らすことで、その分故人と最後の時間をゆっくり過ごせるでしょう。

参列者のスケジュールが合わせやすい

通常2日間かかるところ、通夜を行わずに一日葬にすれば葬儀と告別式、火葬までを半日程度で執り行えます。その結果、仕事や家事・育児、介護などで忙しい親族でもスケジュールを合わせて参列しやすくなります。

また一日葬にすれば、遠方に住む親族も宿泊について考える必要がなく、参加しやすくなるでしょう。このように家族葬を通夜なしで行うかどうかは、参列する家族や親族の負担やスケジュールを考慮して決めるのがおすすめです。

家族葬を通夜なしで行うデメリット

家族葬を通夜なしで行うことには、メリットも多いですが同時にデメリットを感じる部分もあります。ここでは通夜なしの場合のデメリットを4つご紹介します。家族葬で通夜を省略するかどうかは、それぞれの兼ね合いで決定するのも手です。

親族から反対されることがある

通夜の省略に対する親族からの反対は、日本の葬儀文化への深い理解と敬意から生じることが多い内容です。特に年配の親族にとって、通夜は故人の魂を見送る重要な儀式として認識されており、これを省略することへの抵抗感は強いことがあります。

このような状況で大切なのは、双方の立場を尊重した丁寧な対話です。例えば遺族の体力的な負担や、より集中した形で故人との別れの時間を持ちたいという思いなどを、誠実に説明することが大切です。同時に、親族の伝統的な価値観や故人への敬意の表し方についても、十分に耳を傾ける姿勢が求められます。

葬儀は故人を偲ぶための大切な儀式なので、親族間の意見の相違による不和は事前に解消しておく必要があります。

葬儀後の弔問客の対応が必要になる

通夜なしの家族葬を選択した際、故人と親交のあった方への配慮として、葬儀後の対応が必要です。特に故人が社交的で多くの知人を持っていた場合、葬儀後に個別の弔問に対応する必要が生じます。

特に故人の交友関係が広い場合は、葬儀後に弔問客への対応に時間を割かねばならず、かえって遺族の負担が増える可能性があります。このような状況を考慮すると、あらかじめ通夜の時間を設定し、まとまった形で弔問を受け付けるのも一つの手段です。

菩提寺の許可が必要になる

通夜なしの家族葬を行おうとすると、菩提寺の許可を得なければならない可能性も出てきます。なぜなら菩提寺によっては、宗教的観点から通夜の省略に対して難色を示すこともあるからです。

親族の了承は得ても、菩提寺の反対にあって一日葬ができないということに陥らないよう、しっかりと事前相談をしましょう。その際は親族の負担を減らしたい、スケジュールの都合など、通夜を省略する理由をきちんと伝えることが大切です。

不祝儀が少なくなる

通夜を省略する場合、通夜振る舞いや会場費用を抑えられる一方で、不祝儀の総額が少なくなることも考慮する必要があります。通夜を省略することで一般弔問客の参列をお断りした場合、その分不祝儀の受け取りの機会もなくなるため、当然ながら総額も少なくなります。

特に故人の交友関係が広い場合、通夜を含めた葬儀を執り行う方が、不祝儀で全体の費用を補填できる可能性が高いです。トータルで見れば、通夜を省略して費用を削減するよりも経済的負担が少なくなるかもしれません。

従って費用削減の観点から通夜の省略を考えている方は、不祝儀を集めたときと比較検討することを忘れないようにしましょう。

家族葬を通夜なしで執り行うまでの流れ

家族葬を通夜なしで執り行うまでの流れを7つの段階に分けて解説します。通夜を省略する場合、半日程度で葬儀を終えることが可能です。具体的な流れを押さえた上で、費用や親族の負担を考慮し、通夜の省略が故人の葬儀として合っているかどうかを考えると良いでしょう。

臨終後の手続きを行う

病院や自宅で家族が亡くなったら、まずは臨終後の手続きをします。亡くなったことを医師に確認してもらい、死亡診断書を受け取りましょう。死亡診断書は葬儀や相続に関わる手続きで必要になるため、複数枚コピーを取ってください。

次に家族や親族に訃報の連絡を入れます。できるだけ早く伝える必要があるため、電話で行うのが確実です。特に故人と親しくしていた方には速やかに訃報を伝え、葬儀の日程は後で決まり次第連絡しましょう。それ以外の方には、訃報と葬儀の連絡を同時にします。

電話連絡がなかなかつながらない場合は、メールで伝えることも可能です。家族や親族に訃報の連絡をした後は、葬儀社に連絡をして打ち合わせを始めます。

葬儀社がお迎えに来る

病院での逝去した際は、遺体搬送のために葬儀社に来てもらいます。まだどの葬儀社に依頼するかを決めていない場合は、病院と提携している葬儀社に依頼してご遺体を搬送してもらうことも可能です。

ただし病院と提携の葬儀社に依頼する際は、手数料がかかるケースがほとんどです。そのため依頼する業務は搬送までにとどめるのが良いでしょう。家族が亡くなった際、葬儀の準備で慌てないよう事前に葬儀社を決めておくと安心です。

ご遺体を搬送・安置する

故人のご遺体は、死後24時間は安置期間となるため、自宅や安置施設で安置します。なぜなら、法律上、亡くなってから24時間を経過してから火葬をしなければならないためです。

ただし厚生労働省によると、新型コロナウイルス感染症により亡くなったときやその疑いがある場合、感染拡大防止のためご遺体を24時間以内に火葬できる例外措置もあります(※)。

火葬場の混雑状況によっては逝去から火葬まで2〜3日、地域によっては1週間程度空くことがあるため、ご遺体の安置場所をどこにするか速やかに手配することが大切です。

病院や警察、介護施設などでは、長時間ご遺体を預かってもらうことはできないため注意しましょう。

ご遺体搬送・安置の流れを詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。
>>ご遺体安置の流れとは?各安置場所のメリット・デメリットを解説

※参考:厚生労働省.「新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方及びその疑いがある方の処置、搬送、葬儀、火葬等に関するガイドライン」.https://www.mhlw.go.jp/content/001033541.pdf ,(参照 2025-02-18).

葬儀社と打ち合わせ

ご遺体を安置している間に、葬儀社と葬儀について打ち合わせをします。具体的には葬儀の日程や会場、プラン、式次第、参列者の人数、会食の有無などを相談します。喪主や遺影もこのタイミングで決定しましょう。

家族葬を希望する際は、打ち合わせのときに葬儀社に相談します。家族葬のためのプランを用意している葬儀社もあるので、分からないことがあれば遠慮なく聞きましょう。

葬儀社との打ち合わせに関しての詳細は以下の記事をご参照ください。

>>葬儀社との打ち合わせ内容や服装は?所要時間や注意点を解説

納棺する

告別式の前に、故人を棺に納める納棺の儀を行います。納棺の儀は、故人が安心して旅立てるように準備する大切な儀式です。故人の身なりを整え、愛用品と共に棺に納めます。故人のこれまでの人生に敬意を持って納めましょう。

流れとしては以下のような手順となります。

  1. 末期(まつご)の水をとる
  2. 湯灌(ゆかん)で体を清める
  3. 死化粧を施す
  4. 死装束を着せる
  5. 副葬品を入れる

特に通夜を行わない場合、納棺の儀が家族にとって故人とゆっくり向き合える貴重な時間となります。故人との大切な思い出を偲びつつ、最後のお別れをしましょう。

告別式を行う

納棺の儀を終えたら、故人の棺を葬儀場に運び、告別式を執り行います。シンプルな葬儀スタイルであれば自宅で行うことも可能です。

告別式は、僧侶の入場で開式します。僧侶の読経が始まったら、参列者による焼香を行います。焼香の順番は、故人と血縁の近い順が基本です。

焼香を終えたら、お別れの儀式に移り、参列者全員で棺の中に別れ花を納めます。このときが、故人と参列者が共に過ごせる最後の時間です。故人の顔を見ながらしっかりとお別れを伝えると良いでしょう。

火葬する

お別れの儀式が終わったら、火葬に移ります。火葬の流れは、大まかに分けると以下の通りです。

  1. 出棺
  2. 火葬場への移動
  3. 納めの式
  4. 火葬
  5. お骨上げ

まず火葬に参列者で火葬場に移動し、火葬炉の前に遺影と写真を飾り、僧侶が読経を唱える間、焼香をします。順番は血縁の近い方から行いましょう。

その後、火葬炉で火葬が行われます。その間、参列者は用意された控室で待機します。火葬にかかる時間は1時間半〜2時間程です。火葬が済んだら、遺骨を骨壺に納める「お骨上げ」を行い、埋葬許可証の発行を受けます。

通夜なしの家族葬に関するよくある質問

通夜なしの家族葬を行うに当たり、寄せられることの多い質問に対して回答と共にご紹介します。不安な点は今のうちに取り除き、余裕を持って葬儀に臨んでください。

香典はいただいても大丈夫ですか?

通夜を行わない場合、香典は辞退した方が良いか迷う方もいるでしょう。確かに気持ちの面でも、香典を辞退する遺族は多いです。しかし基本的に通夜なしの家族葬でも、香典を受け取ることは問題ありません。

ただし香典を辞退するときでも受け取る場合でも、参列者への感謝の気持ちを表す会葬御礼品を用意することが望ましいです。

服装のマナーはありますか?

通夜なしの家族葬でも、葬儀にふさわしい服装マナーを守ることは、故人への敬意と参列者への感謝を表すために大切な所作です。

男性は準喪服に当たる葬儀用のブラックスーツを着用します。中に着るシャツは柄のない白色を着用し、ネクタイは黒色を結びます。靴も装飾や模様のない黒色を選んでください。

女性はブラックフォーマルで参列します。ワンピースが無難ですが、スーツでも問題ありません。黒色無地の洋服を選びましょう。

また結婚指輪以外のアクセサリーを外すのがマナーですが、女性は真珠のイヤリングやネックレスを着用できます。

葬儀における服装マナーをさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

>>お葬式にふさわしい服装とは?持ち物や身だしなみのマナーを解説

まとめ

家族葬は通夜を省略できます。通夜なしで葬儀を執り行うことで、家族や親族の負担が減り、費用も抑えられるといったメリットがあります。

一方で、親族の反対にあったり菩提寺に許可をもらえなかったりと、デメリットも考えられるでしょう。そのため事前にきちんと話し合っておくことが大切です。

家族葬を検討したい方は、ぜひサン・ライフまでご相談ください。サン・ライフでは、家族葬や通夜なしの一日葬にも対応可能です。また些細な疑問や不安なども丁寧にヒアリングし、解決のお手伝いをします。

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