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訃報とは? 文例付きで連絡マナーを徹底解説|メール・電話での伝え方

訃報とは? 文例付きで連絡マナーを徹底解説|メール・電話での伝え方
訃報とは? 文例付きで連絡マナーを徹底解説|メール・電話での伝え方
作成日:2025/08/26 最終更新日:2025/08/27

葬儀の際、「訃報」という言葉を耳にする機会は多いものの、「そもそも、どのような意味なのか」「誰に・いつ・どのように伝えるべきか」と悩む方もいるのではないでしょうか。

本記事では、訃報の正確な意味から、連絡のタイミングや相手に応じたマナー、さらにはメールや電話、SNSなど各連絡手段での具体的な伝え方・文例までを丁寧に解説します。ビジネスシーンから私的な場面まで、適切に訃報を伝えるための参考としてお役立てください。

訃報(ふほう)の意味とは?死亡通知との違い

訃報(ふほう)は日常ではあまり使われない言葉ですが、人が亡くなった際には必要となるためその言葉の正確な意味や使い方を理解しておくことが大切です。いざというときに正しく使えるよう、整理しておきましょう。

訃報とは「取り急ぎ、亡くなったことを知らせる第一報」のこと

訃報とは、人が亡くなったという事実を伝える最初の連絡、つまり「第一報」です。単なる死亡通知ではなく、故人の逝去を早急に知らせるという意味があります。対象は家族や親族、故人と親しかった友人、勤務先や取引先などで、取り急ぎ周囲に伝えることで通夜や葬儀への参列準備を促す役割があります。

かつては電報や新聞の「お悔やみ欄」が主な手段でしたが、現代では電話やメール、LINE、その他のSNSなど多様な連絡手段が使われるようになりました。どの手段を選ぶにしても、訃報は「早く・正確に伝える」のが大切です。

葬儀案内とは「葬儀の内容を知らせる」こと

葬儀案内とは、通夜や葬儀の日時・場所、宗派、喪主の氏名など、葬儀に関する具体的な情報を伝える連絡です。参列をお願いしたい方に正式に案内するもので、身近な方へ取り急ぎ知らせる訃報とは目的が異なります。

近年では、訃報と葬儀案内を同時に伝えるケースも増えているようです。これは葬儀日程が短縮される傾向にあることや、遠方から参列する方への時間的配慮が理由として挙げられます。

訃報連絡の方法と手段を紹介

訃報を伝える手段は電報や手紙、新聞といった伝統的な方法から、現代では電話やメール、SNSなど多様化しています。連絡手段にはそれぞれの特徴とマナーがあり、状況に応じた使い分けが大切です。

電話

電話は、訃報を伝える上で基本的かつ確実な手段です。肉声で直接伝えることで、こちらの悲しい気持ちや状況が伝わりやすく、相手もすぐに状況を理解できるというメリットがあります。

特に故人の配偶者や子ども、父母、兄弟姉妹など二親等以内の近しい親族にはできるだけ早く電話で直接連絡しましょう。相手が疑問や詳細をその場で確認でき、スムーズに葬儀に参列しやすくなります。

ただし電話は相手の時間を拘束する可能性があり、手短に必要な事項を伝えることが大切です。深夜や早朝の連絡は避け、また仕事中や運転中などすぐに対応できない場合も配慮するのがマナーです。

メール・SNS

メールやLINEなどのSNSは、複数の人に一斉に訃報を送る際に便利な手段です。時間を問わず送信でき、相手の都合に配慮できるので日中に電話連絡が難しい場合などにも適しています。

また葬儀の日時や場所、喪主の情報などを正確に伝える必要がある場合、文章として残るメールやSNSがおすすめです。相手が後から内容を確認できる他、SNSには既読機能があるため、相手がメッセージを読んだかどうかも確認できます。

一方で、メールやSNSでの訃報連絡は略式と受け取る方もいるので、注意が必要です。年配の方や形式を重んじる方には、できるだけ電話での連絡を優先するか文面に十分な丁寧さを心掛けるようにしましょう。

手紙・死亡広告

手紙(死亡通知状)は、主に葬儀が終わった後に参列できなかった方や遠方の知人に対し改めて故人の逝去を知らせるために用いられます。家族葬のように、近親者のみで葬儀を執り行った場合や年賀状のやり取りをしていた方へのご挨拶として送るケースも多く見られます。

一方で死亡広告は、新聞のお悔やみ欄などに掲載する訃報のスタイルです。故人が企業の役員を務めていた場合や、地域で広く知られていたなど社会的なお知らせとして利用されます。個別の連絡先が不明な方が多い場合にもおすすめです。掲載は新聞社や依頼した葬儀社を通じて手配します。

連絡手段は相手との関係性で使い分ける

訃報の連絡手段は、相手との関係性や連絡の緊急性によって使い分けます。例えば親族や親しい友人、従来の連絡方法を重んじる目上の方には、直接声で伝えられる電話が丁寧でふさわしい方法です。

一方、会社関係者や学生時代の友人グループなど、複数人に同時に伝えたい場合はメールやSNSが効率的といえます。文章として情報が残り、葬儀の日時や場所を正確に伝えやすいという利点があります。

どの手段で伝えるにしても、相手への配慮を忘れず、丁寧かつ誠実な姿勢で伝えましょう。元気なうちに連絡先と方法をリスト化しておくのもおすすめです。

訃報を伝える4つの基本マナー|いつ・誰に・どうやって?

訃報の連絡を行う際には、相手に対して失礼のないよう、いくつかのマナーを守る必要があります。訃報を伝える際に基本となる4つのポイントを押さえておきましょう。

タイミングは原則として「すぐに」

訃報は、できる限り速やかに伝えることが原則です。相手も通夜や葬儀に参列するか判断し、仕事や家庭の都合を調整する時間も必要となります。亡くなった当日、もしくは遅くとも翌日の日中までには連絡を入れましょう。特に親族や親しい関係者には、なるべく早く電話で直接伝えます。

ただし深夜や早朝など相手の生活に影響を及ぼす時間帯は避けるのがマナーです。夜間になる場合は、メールやLINEなどで簡潔に訃報と明日改めて電話する旨を伝え、翌日に電話で詳細を知らせると丁寧な印象になります。

近年、増加傾向にある家族葬での訃報の方法については、以下の記事も参考にしてください。
>>【例文あり】家族葬で訃報のお知らせにマナーはある?タイミングや注意点を解説

訃報を入れる順番

訃報を伝える順番は、故人との関係性が近い方からです。一般的には以下の順で連絡するのがマナーとされています。

  1. 家族・親族
  2. 故人と親しかった友人
  3. 会社・学校関係者
  4. 一般の知人

まずは三親等以内の近親者に連絡し、その後に故人が特に親しくしていた友人に知らせます。友人が多く連絡しきれない場合は、共通の知人やかつての仲間などに「周囲の方にも伝えていただけますか」とお願いするのも方法の一つです。

内容には故人の名前、葬儀日程、喪主の連絡先を含める

訃報の内容には、必要な情報を正確かつ簡潔に盛り込みましょう。伝えるべき主な項目は以下の通りです。

  • 故人の氏名(例:◯◯◯◯が逝去いたしました)
  • 亡くなった日時(例:◯月◯日 午後◯時)
  • 通夜および葬儀・告別式の日時と場所
  • 喪主の氏名および連絡先(問い合わせ先として)
  • 葬儀の形式(一般葬、家族葬、宗派など)

情報を正確に伝えることで、受け取った方も予定を立てやすく混乱を避けられます。葬儀の参列を辞退する際は、その旨も伝えておきましょう。供花や供物の受け付けを辞退するときも同様です。

句読点は使わない

訃報の文章を作成する際には、「句読点を使わない」という古くからの慣習があります。これは、区切りや終わりといった意味の連想を回避し「物事が滞りなく進むように」という願いが込められているからです。

また同じ理由で、忌み言葉も避けるのがマナーとされています。忌み言葉には「重ね重ね」「たびたび」「ますます」など、不幸が重なると連想できる重ね言葉、「死」「苦しむ」「4」「9」など縁起の悪い言葉があります。

ただしメールやLINEなどの電子的な手段では、読みやすさを優先して句読点を使ってもマナー違反にはなりません。相手が読みやすく、内容が正確に伝わることを第一に考えましょう。

すぐに使える! 相手別の訃報連絡の文例テンプレート集

実際に訃報を連絡する立場になると、突然のできごとに動揺し文面や言葉選びに悩んでしまうケースも少なくありません。ここでは、相手別・手段別に、そのまま使える訃報連絡の文例をご紹介します。

親族・親戚向け

親族や故人と近しい方へは、原則として電話で訃報を告げます。深夜や早朝の電話は避け、やむを得ない場合はメールで概要を送り、翌日改めて電話すると丁寧です。

電話の例
「〇〇(故人)の娘の〇〇です。

本日〇時に、〇〇(故人の氏名)が永眠いたしました。葬儀の日時や場所など、決まり次第改めてご連絡いたしますが、まずは一報申し上げます。」

メールの例
件名:訃報のお知らせ
〇〇(続柄)の〇〇(氏名)が、〇月〇日〇時に永眠いたしました
通夜:〇月〇日(〇)〇時〜 〇〇会館(住所)
葬儀:〇月〇日(〇)〇時〜 同会場
喪主:〇〇(氏名・連絡先)
取り急ぎご連絡申し上げます

スケジュールが分かっている場合はできるだけ情報を提供しましょう。決定していない場合は、改めて連絡する旨を加えます。

会社の上司・同僚向け

会社の上司や同僚への訃報も、忌引き休暇の申請もあり基本的に電話ですが、状況によってはメールになるケースもあります。いずれの場合も、言葉遣いに注意し敬語を徹底することが大切です。できるだけ簡潔に要点をまとめ、相手の予定に配慮して伝えましょう。

電話で伝える場合
お忙しいところ失礼いたします。〇〇(ご自身の氏名)です。以前より入院しておりました父〇〇が、本日早朝に永眠いたしました。そのため〇日ほどお休みをいただきたいと思います。

通夜は〇月〇日〇時より、葬儀は翌〇月〇日午前〇時より、いずれも〇〇(葬儀場名)にて執り行います。恐れ入りますが、関係者の皆さまにもお伝えいただけますと幸いです。業務の引き継ぎなどについては、追ってご連絡いたします。

取引関係者など、スケジュールの調整が必要な相手には別途送りましょう。

メールで伝える場合
件名:〇〇の訃報のお知らせ
突然のご連絡をお許しください 〇〇(故人の氏名)の長男、〇〇(ご自身の氏名)でございます
このたび 病気療養中でありました〇〇が〇月〇日に永眠いたしました
ここに故人生前のご厚誼に対し 謹んで御礼申し上げます

通夜:〇月〇日(〇)〇〇時〜 〇〇会館(住所)
葬儀:〇月〇日(〇)〇〇時〜 同会場
喪主:〇〇(氏名・連絡先)

ご多用の折恐縮ですが まずはご報告申し上げます
何かありましたら〇〇までご連絡ください
電話:〇〇ー〇〇〇〇ー〇〇〇〇

件名には「訃報」を明記すると、開封してもらいやすくなります。

会社で身内が亡くなった場合の連絡には、相手や立場に応じたマナーがあります。詳しい注意点やその他の例文は、以下の記事も参考にしてください。
>>親が亡くなったときの会社への連絡方法と対応マナー

故人の友人・知人向け

メールやLINEなどでのメッセージは、日頃から活用している人に有効な手段です。ビジネス関係者ほど硬い文章は必要ありませんが、訃報としてマナーを崩さないようにしましょう。

メール・LINEの場合
件名:訃報のお知らせ(LINEは件名必要なし)
突然ですが、妻〇〇が令和〇年〇月〇日〇時〇分、永眠いたしました。私自身気持ちの整理がついておりませんが、生前のご厚情に深謝し謹んでご通知申し上げます。

通夜・告別式は以下の通り執り行います。
通夜式:令和〇年〇月〇日 開式〇時~
告別式:令和〇年〇月〇日 開式〇時~
〇〇斎場
住所:〇〇県〇〇市〇〇〇
電話:〇〇ー〇〇〇〇ー〇〇〇〇
喪主 〇〇

メールやLINEは、目上の方や年配の方などには失礼と感じる場合があります。個別に電話をするか、文章の中に「気分を害する方がいらっしゃるかもしれませんが」と断りの言葉を添えると良いでしょう。

社内・団体向け

会社全体や町内会、自治会など、幅広い範囲への訃報連絡は、部署の責任者や総務担当者、町内会長といった代表者を通して行うのが一般的です。情報の正確さを保つためにも、口頭だけではなく書面やメールなど記録が残る形で通知することが望まれます。

社内一斉メール、回覧板などの場合
(件名:訃報のお知らせ)

関係者各位

当〇〇(会社名/団体名)に所属しておりました〇〇(故人名)が 〇月〇日 享年〇〇歳にてご逝去されました
ここに謹んでお知らせ申し上げますとともに 心よりご冥福をお祈りいたします 
なお通夜ならびに葬儀 告別式は下記の通り執り行います



* 通夜式:令和〇年〇月〇日 〇時開式
* 告別式:令和〇年〇月〇日 〇時開式

会場:〇〇斎場
住所:〇〇県〇〇市〇〇〇〇
電話:〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇

喪主:〇〇(長男)
連絡先:〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
備考:葬儀形式/仏式(浄土真宗)

以上

会社や団体などへのお知らせは、葬儀の日程や場所が決まってから連絡するのが一般的です。正式な書面となるため、句読点を付けず、忌み言葉を使わないように注意しましょう。

【訃報を受けた側】返信する際の文例

訃報を受け取った際は、まずはお悔やみの気持ちを簡潔に伝えましょう。返信の方法は、連絡を受けた手段(電話・メール・LINE)に合わせて選びます。

電話での返信
お忙しい中、わざわざお知らせくださり感謝いたします。突然のことで、心よりお悔やみ申し上げます。葬儀の詳細について承知いたしました。当日はぜひ参列させていただきます。

突然の訃報に接した驚きや悲しみがあっても、感情を長く綴るよりも、相手への思いやりと礼儀を優先しましょう。必要であれば参列の可否をその場で伝えます。

メール・LINEでの返信
件名:お悔やみ申し上げます

〇〇様
ご連絡いただきありがとうございます。突然の訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。故人のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様におかれましてはご自愛ください。当日はぜひ参列させていただきたく存じます。

〇〇(氏名)
※ご返信は不要です

訃報メールへの返信はできるだけ早く、当日中に行うのがベストです。できるだけ落ち着いた文章にしましょう。

訃報に関するよくある質問

ここでは訃報を伝える場面で迷いやすいマナーや手続きについてのよくある質問と、その答えをまとめました。

LINEで訃報を連絡するのはマナー違反?

親しい友人や、日常的にLINEでやり取りしている同僚などへの連絡であれば、LINEで訃報を伝えてもマナー違反にはなりません。文章として残れば、葬儀の日程や会場を正確に伝えられるという利点があります。ただし上司や取引先、あまり親しくない目上の方に対しては、第一報としてLINEを使うのは避けるのが無難です。まず電話を掛け、つながらないときはメールやLINEを送りましょう。

FacebookなどのSNSで報告してもいい?

SNSでの訃報投稿は、交友関係が広い場合などに一斉に知らせられるメリットがあります。しかし親族や会社関係者など、先に伝えるべき相手への連絡が全て済んでから投稿するというのが大前提です。また公開範囲を「友人まで」に限定する、写真や住所などの個人情報を載せないといった、プライバシーへの配慮が欠かせません。

忌引き休暇の申請はどうすれば良い?

忌引き休暇を取得する場合は、会社の就業規則や社内ルールに沿って申請手続きを行います。口頭での報告だけではなく、所定の申請書を提出するのが一般的です。後日、葬儀が執り行われたことを証明する書類(会葬礼状、死亡診断書のコピー、火葬許可証など)の提出を求められる場合もあります。スムーズに手続きできるよう、あらかじめ必要書類を確認・準備しておくと安心です。

まとめ

訃報の連絡は、突然の悲しみの中で行われるものです。実際に行う場合は、適切なタイミングや方法、相手への配慮を心掛けながら簡潔に、かつ明確に伝えられるようにしましょう。

サン・ライフは、葬儀全般の進行から法要、香典返しなどトータルでサポートしています。訃報の方法をはじめ、さまざまな場面で生じる不安や小さな疑問にも、ご家族の思いに寄り添いながら丁寧にアドバイスいたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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