戦中戦後の大変な時代を生きてきた母。父を先に亡くしてからは、働く私に代わって2人の子どもの面倒を見たり、長期休みには色々な場所へ旅行に連れて行ってくれました。
また、手先の器用さを生かし、手編みのカーディガンやフェルトで帽子作りなど多趣味な一面も。特に夢中になっていた色鉛筆画は、25年以上も教室に通って描き続けており、とてもいきいきと暮らしていました。
大きな病気をすることもなく、晩年入居した施設でも自分で歩き食事もとれており、職員も驚くほど元気にしてきましたが、老衰のため97歳で天寿を全うしました。
エンバーミング後の母の表情に感動
サン・ライフのことは親族から話を聞いていたこともあり、母の「もしも」に備えて事前にサン・ライフメンバーズへ入会していました。利用させていただいた会場は家から車で数分と近く、交通の便も良く大変利用しやすいホールでした。
葬儀に向けた打ち合わせを担当していただいた料所さんは、葬儀のことは何も分からなかった私に、丁寧に色々なことを教えてくださいました。中でもご案内いただいたエンバーミングは、特に印象に残っています。施術後の母はまるで眠っているかのような良い顔色になり、母に会いに来ていただいた知人も母の表情を見て「本当にきれい」と感嘆の声を上げるほどでした。孫たちも「寝ているの?」と話しかけながら母の顔に触れており、皆さんにきれいな顔を見せられたことが嬉しかったです。先に旅立った父も天国で「きれいになったな」と声をかけていると思います。
母が描いた絵や思い出の写真を展示
当日は式の進行を担当していただいた石田さんにたくさん助けられ、とてもスムーズに進めることができました。打ち合わせの中で、母は甘いものが好きなことを伝えたところ、スタッフの皆さんがわざわざお団子を用意してくれました。そのお団子に孫たちがあんこやソースをかけ、母の柩へ手向ける時間をとっていただけて感激しました。また、メモリアルコーナーには母が生前に描いた絵や懐かしい写真の数々を素敵に飾っていただき、とても嬉しかったです。その写真を見た家族や親戚と母を偲びながら思い出話をすることができました。
祭壇には母の大好きな花をたくさん飾っていただき、すべて柩に入れることができましたので、母らしい華やかな見送りになりました。
葬儀の後、位牌のことや今後の供養の相談に乗っていただいた岡田さんは、とても気さくで話しやすい女性でした。岡田さんのお陰で、母らしい素敵な位牌を見つけることができました。
サン・ライフのスタッフの皆さんには、こちらの気持ちに寄り添いながらたくさんフォローしていただき、素晴らしい見送りができたと感謝しています。