夫は自分の母親を早くに亡くし、父親も全国を飛び回る仕事をしていたこともあり、子どもの頃に寂しさを感じていたのでしょう。子どもたちには多くのことを体験させてあげたいと、3人の息子たちを海や山、川などにキャンプに連れ出していました。半導体関連の企業に勤め、単身赴任した時期でも週末は自宅に戻り、子どもたちを野球やスキーなどに連れて行くことも。おかげで子どもたちも思い出が尽きません。
マウンテンバイクに跨りサイクリングに出かけるなどアクティブな人でしたが、年齢を重ねいろいろな病気を併発し、医師から余命宣告を受け、71歳で人生を終えました。入院中に生まれた孫に直接会うことは叶いませんでしたが、病室で動画を流し、産声を聞かせてあげることだけはできました。
以前私の母が亡くなった際、お寺での葬儀をサン・ライフに依頼したのですが、その時の対応の素晴らしさを覚えていました。夫のもしもに備えなければならないと考えていた時、何気なく相談した友人がサン・ライフメンバーズのことを良く知っていて、そのままの流れで入会。夫が亡くなると迷わず連絡を入れることができました。
エンバーミングできれいな顔の見送りに
打ち合わせを担当の平野さんは、初めての喪主で何をどうしたら良いのか分からない私たち家族にやさしい言葉で丁寧にご提案いただきました。
故人の身体を衛生的に保全するエンバーミングは、聞いたことがある程度でしたが、実際に夫に施術していただくと、その効果に感動。長い闘病で疲れた夫の表情は生前のように戻り、親族も「こんなにきれいにしてくれるのか」と驚いていました。最後に綺麗な表情で見送ることができたことは家族にとってもうれしいものでした。
沢山の好きだった物を用意するサプライズに感動
当日式を担当していただいた佐藤さんはとても気遣いができる方で、式中も私にやさしく声をかけてくれました。打ち合わせになかった親族からの突然の要望にも応えていただいたことは、申し訳ないと感じつつ大変感謝しています。
打ち合わせの中で、夫はかぼちゃが好物だったと何気なく話したところ、好きだった銘柄のビールと一緒にかぼちゃの煮物を夫の枕元に持ってきていただきました。その他にも夫の贔屓の野球チームのマスコットがあしらわれた花束まで用意していただくなど驚きがいっぱい。電話で私が答えたことをもとに書いていただいたオリジナル会葬礼状も素晴らしく、「これを読むと夫のことが良くわかる」と感想をもらいました。
葬儀の最後には遠方から参加した親族から「うちの近くにはサン・ライフはないの?」と聞かれるほどでした。家族皆の満足度が高い見送りができたと感じています。