夫は「気合と根性」がモットーで決して弱音を吐かず家族のために一生懸命働いてくれた、とても頼りがいのある人でした。息子が小さいころから続けてきた剣道を応援することが何よりの生きがいで、あちこちの大会に応援に駆けつけ、息子の活躍を誰よりも誇りに思っていました。
体に不調を感じながらも持ち前の気力で仕事を続けてきましたが、胃に激痛が走り病院を受診したところ胃がんが発覚。最後に観戦した大阪会場の試合では、まるで痛みを忘れたかのように、うれしそうな笑顔を見せていました。このまま元気になるのではと思った矢先、55歳の若さで旅立ってしまいました。
夫の意外な一面を感じられた葬儀
夫の葬儀をするにあたり、母の葬儀でお世話になったサン・ライフの対応が良かったことやサン・ライフメンバーズに入会していたこともあり、すぐに連絡を入れました。
打ち合わせを担当された照井さんは、想像よりも短時間で決めることが多くとまどっていた私を的確に導いてくださり、スムーズに準備を進めることができました。ご葬儀でお会いした方々からは私の知らない夫のエピソードを聞くことができ、夫の新たな一面に出会えた貴重な時間となりました。
母の時に経験があったことやご会葬の方にも夫の顔を見ていただけるよう、身体を衛生的に保全するエンバーミングを依頼。施術後、生前よく着ていたお気に入りの服に着替えた夫はとてもきれいな顔をしており、「イケメンだね」とお声がけしてくださる方もいました。
ケーキとワインで忘れられない見送りに
式の担当の小勝さんには優しさを感じる心のこもったサポートをしていただきました。夫が家族のためによく買ってきてくれたケーキ屋さんのケーキを最後に供えようと思い用意していましたが、ケーキに合わせて夫が好きだった赤ワインをわざわざ用意してくれました。打合せの中で結婚記念日の直前だったと話したことを覚えていてくださったようで、ケーキにはろうそくを立てて、私が吹き消すところまでさせてくれたことは忘れられない思い出です。はじめは、私がすべてを取り仕切らねばならないことに、とても不安を感じていましたが、照井さん、小勝さん、二人の気遣いのおかげで落ち着いて葬儀を行う事ができました。
サン・ライフのスタッフの皆さんは役割が細分化されていて、その道のプロとして専門的な知識を持つ頼りがいのある方たちばかりでした。母の葬儀の際にも感じたことですが、心残りのない時間を過ごすことができ感謝しています。