スタッフ
24時間365日いつでも安心

0120-31-0169

  • お急ぎの方
  • ご相談のみも可
コラム ご葬儀マナー お通夜
作成日:2023/04/24 最終更新日:2024/02/18

献花とは故人に捧げる花のこと┃お見送りする際の正しいマナーと作法

献花とは故人に捧げる花のこと┃お見送りする際の正しいマナーと作法

献花とは、故人にお別れを告げるための儀式や花のことをさし、仏教における焼香と同じような意味合いを持ちます。しかし、いざ献花を行おうとしても、慣れていないため、知らず知らずのうちにマナー違反や誤った立ち振る舞いを行っている可能性もあります。それを避けるためにも、献花の作法を身に着ける必要があります。
今回の記事では、献花を行う際の正しいマナーと作法について紹介していきます。

献花とは故人に捧げる花のこと

献花とは故人に捧げる花のこと
献花とは、故人にお別れを告げるために捧げる花のことをいいます。仏式の葬儀における焼香に近い意味合いを持ち、一般的には親族や参列者が故人を偲んで、順番に1本ずつ花をお供えします。
献花で使用する花は会場に用意されています。花の種類は、色が白く、茎も長いカーネーションが一般的です。なお、白いカーネーションの花言葉は「純粋な愛」や「亡き母を偲ぶ」となります。また、最近では故人が生前に好きだった花を使用する例もあります。

供花・枕花・お別れ花について

供花・枕花・お別れ花について
葬儀において、献花と言葉に「供花」「枕花」「お別れ花」があります。
ここでは、それぞれの意味を紹介していきます。

【供花】会場や祭壇に飾る盛花

供花とは、通夜や葬儀・告別式などで故人に供える花のことをいいます。供花には葬儀場を華やかに彩る役割があり、祭壇に飾る盛花は供花となります。供花は1基と数え、2期を一対で用意する場合が多いです。
なお、供花に宗派等は関係なく、近親者から贈られます。供花も献花も故人に贈る花に変わりはありませんが、供花はお悔やみの気持ちを表現するもので、献花はお別れを告げるために捧げるものとなります。
 
関連記事

供物とは?選び方の種類や相場を解説!葬儀に関するマナーや送り方も紹介

【枕花】故人の枕元に備える盛花

枕花とは、故人の枕元に供える盛花のことをいいます。故人を偲び、悲しみを分かち合うための花であり、亡くなってすぐに自宅に贈られます。最近は病院や施設等で亡くなってから自宅へ戻らずに、そのまま安置所や葬儀場へご遺体を移動させることが多いため、あらかじめ贈る場所を確認する必要があります。
なお、枕花は、ご遺体の枕元に供える盛花であるため、移動させやすいように、サイズは小ぶりとなっています。使用される花の種類はユリや菊などの白い花を中心にフラワーアレンジメントされます。

【お別れ花】ご遺体の顔周りに添える花

お別れ花とは、告別式で飾られた供花の花を、ご遺族やご親族が一輪ずつご遺体の顔周りを添えていく花になります。一般的には供花の花を使用しますが、故人の生前の希望などにより別の花を用意する場合もあります。
その場合は、供花と同様にユリや菊、カーネーションなどの白い花を用意することがほとんどです。また、お別れ花は、出棺前の故人との最期のお別れとなる儀式でもあり、お別れ花と一緒に故人の思い出の品を添えることもあります。

献花によく使われる花の種類

献花によく使われる花の種類
献花でよく使われる花として、菊やユリ、カーネーション、フリージアなどの白いお花が挙げられますが、使用される花の種類に決まりはありません。ただし、基本的には生花に限られます。近年では特殊な加工が施された「プリザーブドフラワー」を自宅用の供花として使用されることも多いですが、葬儀においては造花や加工された花は使用しません。
なお、献花で使うことを避けたほうがよい花として、バラが挙げられます。バラにはトゲがあり、そのトゲがきちんと処理されず、参列者がケガをしてしまう可能性があるためです。しかし、最近ではバラをNGとしない考え方が広がっており、きちんとトゲの処理をしたうえでバラを献花で使用することも増えています。もし、故人が生前に好んでいたバラの花を献花に使いたい場合は、参列者に十分に配慮しながら献花を行うようにしましょう。

一般的なお別れの会や葬儀で使われる花

一般的なお別れの会や葬儀においても、ユリやカーネーションがよく使われます。また、菊の花も日本人には馴染み深く、葬儀等で定番の花となっています。菊が使われる理由として、「皇室のシンボルが菊である」「花もちがよい」「花言葉が高貴・高尚である」などが挙げられます。
お別れの会に関しては、故人が生前に好んだ花が使用されることが多いです。これは葬儀と異なり、お別れの会は自由度が高いためです。

キリスト教の葬儀で使われている花

キリスト教の葬儀では、ユリやカーネーション、胡蝶蘭などが使われます。花の色は白色やピンク色などの明るい色が使われます。また、キリスト教においても、花は生花を基本とします。その他にも、仏式の葬儀と同様、バラの花はトゲがあるため、使用を避けられる傾向にあります。
 
関連記事

キリスト教の葬式とは?知っておくべき葬儀の流れやマナーも解説

献花をするときのマナー

献花をするときのマナー
葬儀の準備を進める際、「自分で花を準備したほうがいいのか」「葬儀屋さんが準備してくれるのか」など、悩む方もいると思います。献花の準備については、葬儀におけるマナーにも関わってきますので、以下で紹介していきます。

献花は自分で準備しない

献花に関しては、葬儀場のスタッフが事前用意してくれるので、自分で手配する必要はありません。誤って自分で手配してしまい、葬儀場へ持ち込んでしまうとマナー違反となりますので、注意しましょう。

荷物は持たず花は両手で持つ

献花を行う際は、上着やカバンなどの荷物は手に持たないことがマナーです。また、花は両手で受け取り、故人のもとへ捧げるまで両手でも持たなければなりません。片手で花を捧げてしまわないように、両手はきちんとあけておきましょう。

献花の流れと作法

献花の流れと作法
ここでは、献花の流れと作法について紹介していきます。
なお、献花の流れは、仏式の焼香とほとんど同じような流れとなっています。

【献花の流れと作法】
  1. 遺族に会釈し、係から花を両手で受け取る。
    ※花が右側、茎の部分が左側になるように持ちます。
  2. 献花台で一礼。右回りにして茎の部分を霊前へ向ける。
  3. 献花台へ花を捧げる。
  4. 手を合わせて黙とうする。
  5. 宗教者および遺族に一礼する。

前述したように、献花を行う際は両手をあいた状態にすることを忘れないようにしてください。
関連記事

焼香の正しいやり方|立礼・座礼・回し焼香における作法の違い

まとめ

今回の記事では、献花を行う際の正しいマナーと作法について紹介してきました。近年、宗教・宗派にとらわれない葬儀を行う方も増加しており、献花を行う機会も多くなると考えられます。実際に献花を行うときがきたら、作法一つひとつに想いを込めて、故人への感謝の気持ちをお伝えください。
サン・ライフ」では、さまざまな葬儀スタイルに対応可能です。また、24時間対応のコールセンターも完備していますので、葬儀に関する疑問やお悩み事がある際は、お気軽にお問い合わせください。スタッフが親身なってご対応いたします。大切な故人との最期のお別れを全力でサポートいたします。

葬儀・お葬式マナー

家族葬に関するコラム


神奈川県と東京都に
107の利用可能斎場

ご希望の斎場をご覧いただけます。