こんにちは。西湘ホールの金子理紗です。
朝晩は、だいぶ過ごしやすくなりましたが、日中は汗ばむような日々が続いております。
皆さまは、いかがお過ごしでしょうか?
今年の異常気象は“暑さ寒さも彼岸まで”の言葉通りになるのか?!
いささか不安がよぎります…。
さて、今回は『お月見』について触れてみたいと思います。
お月見の風習は“唐”から伝わり、当初は上流社会で真似ていたことが
次第に民間に広がっていったといわれております。
“観月の宴”を催し、水面に映った月を愛で、お猪口に月を映し“月見酒”をするなど
風雅にお月見を楽しんでいたようです。
後に『作物の収穫祭』と結びつき、人々は豊かな実りの象徴として十五夜を鑑賞し、
お供えものをして“感謝や祈り”を捧げるようになりました。
用意するお供えについても触れてみたいと思います。
〇お月見団子
農耕儀礼にはお団子やお餅は欠かせませんが、
お月見では、月と同じく丸いだんごをお供えし、
それを食べることで、健康と幸せが得られると考えられているそうです。
〇ススキ
ススキは、作物や子孫の繁栄を見守る月の神様の「依り代」と考えられており
本来は依り代として稲穂をお供えしたいのですが、
稲刈り前にあたるため、稲穂に似たススキが選ばれました。
また、ススキの鋭い切り口が魔除けになるとされていて、
軒先にススキを吊るす風習もあるのだとか…
ススキの他に、秋の七草を飾っても良いそうです。
〇収穫した野菜や果物
十五夜は別名を『芋名月』とも呼ぶように、
芋類の収穫を祝う行事でもあるため、里芋やさつまいもなどをお供えし
さらに、旬の野菜や果物を供え“収穫”に感謝します。
特に、葡萄などのツルものを供えると、お月さまとのつながりが強くなるといわれています。
そして、お供えしたものは、感謝や祈りを込めて是非!お召し上がりください。
きっと心の栄養になります。
お供えをご用意するお時間がない場合は、
普段召し上がるお食事を、心を込めてお供えした後に
召し上がってください。
さて、西湘ホールでは
来る、10月9日(月)10:30~
“西湘ホールフェスタ”を開催いたします!
日頃の感謝を込めて、スイーツフェアやキャンペーンを
実施いたしますので、皆様お誘いあわせのうえ、
ご来館くださいませ。
皆様のお越しをスタッフ一同お待ちしております。
西湘ホール 金子 理紗