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自然葬 コラム お墓・散骨
作成日:2024/05/05 最終更新日:2024/05/07

散骨で後悔しないためには?後悔してしまう理由と対処について解説

散骨(自然葬)とは

散骨とは故人の遺骨を海や山などの自然に還す埋葬方法です。樹木葬と合わせて自然葬とも呼ばれています。樹木葬は散骨とは異なりお墓の考え方に近い埋葬方法です。墓石の代わりに樹木や草花を指標として遺骨を埋葬します。散骨には海洋散骨・里山散骨・空の散骨など種類があり、遺骨をパウダー状にして海や山に還します。散骨(自然葬)には墓石を持たないことによって継承者が必要ない、墓石を購入する費用が掛からないといったメリットがある反面、お墓のような明確な供養対象が無くなってしまうデメリットがあります。
▽散骨について詳しくはこちら

散骨の基礎知識-その方らしい供養の在り方

なぜ散骨のニーズが高まっているのか

昨今、少子化・核家族化の影響や宗教や形式にとらわれない自由なご葬儀が増えていることもあり、散骨は生前海や山などの自然が好きだった方や墓じまいを考えるお墓の後継者がいない方を中心に希望者が増えています。特にお墓離れは進んでおり、先祖代々継いできたお墓に入るという考え方が薄れてきていることや、墓地不足や墓石が高価であること、核家族化で実家から遠く離れて暮らすことが増えていることによってお墓を立てるハードルが高くなり、お墓を立てない埋葬方法を検討する方が増えてきています。

散骨による後悔

注目が集まっている散骨ですが、古くから続いてきたお墓への埋葬という慣習は深く根付いており、散骨になじみのない層には先祖代々のお墓に入るべきという考え方や散骨に対する縁起が悪いなどの良くないイメージがあります。そのような情報不足や、生前や事前の準備不足によって散骨後に後悔してしまったり、トラブルが発生してしまったりといったケースを耳にします。
では、後悔しないためにはどうすればよいのでしょうか。ここからは散骨で後悔してしまう理由とその対処を解説していきます。

親族の理解

散骨では親族の理解を得られなかったことによる後悔が多く見受けられます。散骨は注目されているとはいえ、まだ詳しくは知られていません。お墓に納骨しないと故人が供養できない、散骨では故人を丁重に弔うことはできないといったイメージを持っている方もいます。家族・親戚に散骨についての理解が得られなければ、たとえ本人が散骨を希望していたとしても親族の賛成が得られずトラブルや後悔が生まれてしまいます。菩提寺やお墓がある場合はその後の付き合いについても親族と考えなければいけません。

手元に遺骨が残らない

遺骨をすべて散骨して後悔してしまうケースがあります。火葬後に形として唯一残るのが遺骨なのでそれを故人様と重ねる方もいます。その遺骨をすべて散骨してしまうと心のよりどころが無くなってしまう方もいるかもしれません。また、手を合わせる対象が無くなってしまうため、散骨直後は大丈夫でも後になって寂しい思いをしてしまうかもしれません。

お墓参りができない

墓石を持たないのでお墓参りのように手を合わせる場所がありません。散骨する場所が自宅から近ければ、そこに手を合わせに行くことは可能ですが、例えば海洋散骨だと散骨場所が陸地から一定の距離以上離れた海域と定められているため、広い海に向かって手を合わせるしかありません。また、お墓があればお盆やお彼岸などの慣習でお墓参りに親戚で集まり、故人を偲ぶ機会がありますが、そのような親戚が集うような機会も作りにくくなってしまいます。

業者選びによる後悔

散骨を行っている業者によって提供しているサービスは様々です。どのような散骨を希望するのか、どこで散骨がしたいのかなどの希望によって選ぶべき散骨業者も変わってきます。海洋散骨を例に挙げると、船に乗って散骨すること自体はあまり変わりませんが、散骨を進行するスタッフの力量や、適切なアドバイスがもらえるかどうかは業者次第です。また金額はもちろんですが集合場所や送迎の有無、証明書や撮影のサービス内容など細かく見ると業者によっての違いがあります。また、乗船できる人数や、散骨場所などを調べずに頼んでしまうと、散骨に立ち会いたい家族が立ち会えなくなってしまったり、イメージと異なる散骨になってしまったりと希望していた散骨が行えず後悔してしまいます。

ルール・マナー違反などのトラブルによる後悔

事前準備をせず個人で散骨を行ってしまった場合やガイドラインを遵守しない業者を選んでしまった場合、ルール・マナー違反によってトラブルが発生する可能性があります。現在日本には散骨自体を禁止する法律はありませんが、令和2年に厚生労働省が掲載した「散骨に関するガイドライン」や自治体によっては条例で散骨を禁止している場合があるのでそこへの配慮が必要になります。また、散骨には喪服ではなく平服・普段着を着るなど、マナーも存在するため、散骨について十分に理解する必要があります。

散骨で後悔しないためには

事前に話し合いやコミュニケーションをとっておく

親族に散骨の理解を得るために事前に話し合いやコミュニケーションをとることが重要です。本人の希望であっても親族の理解を得るために散骨をする前に話し合い・共有しましょう。散骨を希望するかどうか、どこでどのような散骨を希望するのかを生前から本人と話しておくことが理想です。親族が納得したうえで散骨を行うことで、その後のトラブルや後悔が起こりづらくなります。また、菩提寺やお墓がある場合には必ず連絡を取り、意向を伝えましょう。事前に話し合いをしておけば、火葬の際に分骨をして一部を埋葬する選択も可能になります。

エンディングノートを活用する

生前・事前の準備にはエンディングノートが役立ちます。エンディングノートとは、もしもの時に備えて、自分の希望や、家族・親戚・友人に伝えておきたいことを書き留めておくためのノートです。エンディングノートに葬儀・埋葬方法などの希望を記入しておくと、もし生前に葬儀の形などの会話が叶わなかったとしても本人の希望に沿ったお別れをすることができます。

すべての遺骨を散骨しない

すべての遺骨を散骨せずに少しでも手元に残す選択肢を考えましょう。その時はすべて散骨してもいいと考えていても、散骨から時間が経過してから少しでも残しておけばよかったと後悔するケースが多くみられます。すべて散骨した後は取り戻すことはできませんが、手元に残した遺骨は後からでも散骨が可能ですので残しておくことに不安を感じる必要はありません。

手元供養を検討する

遺骨の一部を自宅に残し、供養の対象とするのが手元供養です。手元供養は小さな骨壺に入れて自宅の仏壇などに置くのが一般的ですが、近年では手元供養用の小さな仏壇や、自宅にお墓と仏壇の要素を兼ね備えた自宅墓、少量の遺骨を入れる遺骨ペンダントなどのアクセサリーなど種類は様々で自分に合う形の手元供養を選ぶことができます。

希望に合い、信頼できる業者を選ぶ

そもそも散骨自体は業者に頼まず行うことも可能ですが、粉骨には危険が伴いますし、散骨には細かいルールやマナーが存在するので業者に頼むことをおすすめします。業者を選ぶときは事前にサービス内容と散骨場所をチェックし、希望通りの散骨を行えるかを確認します。信頼できる業者かどうかは、協会に加盟していることや、実績や口コミなどを調べたうえで判断するようにしましょう。費用感も業者によって異なるので比較してみましょう。
▽散骨の費用相場や注意点はこちら

散骨の費用相場はどれくらい?種類や注意点、業者の選び方を解説

サン・ライフの自然葬

サン・ライフの自然葬は海洋散骨、山の散骨はもちろん、ペット同伴の散骨など様々なプランをご用意しております。散骨専門業者ではなく90年葬儀業界で知識と経験を培ってきたセレモニーのプロとして、打ち合わせから当日までサポートさせていただきます。湘南エリア専門ながら2000件以上のご用命をいただいており、海洋散骨は冷暖房・トイレ完備の自社クルーザーにて行うため臨機応変な対応が可能です。全国海洋散骨船協会に加盟しており、「散骨に関するガイドライン」を遵守して行っておりますので安心してご依頼いただけます。また、サン・ライフでは散骨の体験クルーズを実施しているので、海洋散骨について実際に体験しながら内容をご確認いただけます。
▽サン・ライフの自然葬
https://www.moshimo.net/plan/nature/

まとめ

散骨での後悔と後悔しないための対処について解説しました。今注目されている散骨ですが、後悔しないためには何よりも事前の準備が不可欠です。事前に散骨について知っておくことや、本人の希望を聞いてその旨を事前に親族や菩提寺などに連絡し、散骨の前に周りの理解を集めておきましょう。また、しっかりと安心して任せることのできる業者に頼み、のちに後悔しないように十分に考慮したうえで、散骨というお別れの選択をとるようにしましょう。


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