こんにちは。西湘ホールの金子理紗です。
今年のお盆は、台風情報に気をもんでいた方も多いのではないでしょうか?
観光地的には、キャンセルなどが相次ぎ悲痛な声………心が痛いです。
さて、8月は、長崎や広島の平和祈念式典など、
戦争や平和についてクローズアップされる月ですね。
ここ数年は、戦争体験をした世代が徐々にいなくなってきていて
語り部がいなくなることへの懸念についてもよく耳にするようになりました。
原爆が投下された地域では、大学生などが、子供たちへワークショップを開催し、
残されている写真と同じ場所にたち、今の自分たちと同じように見ていた景色や日常が
一瞬にして奪われたことを子供たちに伝える活動を行っていました。
戦争に対する恐怖心をあおるということでなく、
平和の尊さに気づき、日常の大切さを感じる良い機会になるではないかと思いました。
終戦記念日に対して、様々な想いやご意見もあるかと思いますが
私は、この日くらいは、日常を尊び、平和な世界になるよう祈りたい……
そう思っています。
お盆の時期ですので、新盆のお見舞いや飾りつけなどでご訪問する機会を多く頂戴します。
お話をうかがっていくなかで、娘さんや息子さんといった若い世代の方々の
お盆やお彼岸に対する想いがご自身と違っていて戸惑われている……といったお話を耳にしました。
確かに、昨今は就業形態なども様々になり、お盆休みがないこともありますし、
親世代と同居されている方も少なくなっているため、
そうした感覚の相違が生まれやすいのかもしれません。
当たり前のこととして行っていた世代と
なぜそうしなければならないのかわからない世代。
といった具合でしょうか?
ただ、実体験として、若い世代の方も、知らないからやらなかったというだけで
こうした謂れがあって、こういう風にするのです。
とお伝えすると進んで行ってくれたりもします。
私たち、葬送にかかわるものとして
そうした世代間ギャップも考慮したご案内の必要性を感じました。
まだまだ、暑い日々が続きそうですので
どうか皆さまご自愛くださいませ。
西湘ホール 金子 理紗