こんにちは。相模原会館支配人の栁沼です。
夏も終盤に差し掛かり、とうとう今月の9月23日(火)は秋分の日。
実は秋分の日は、またの名を「秋の彼岸の中日」と言います。
「あれ?彼岸って春先にもあったような…」
と思われる方もいらっしゃるでしょう。
その通り、まだ寒い時期にある春分の日が「彼岸の中日」でした。
3月の彼岸は「お彼岸」と呼び9月の彼岸は「秋の彼岸」というのが正式なのですって。
ご存知でしたか?
きっと春と秋の呼び方に区別をつけたのですね。
実はお彼岸という行事は、仏教国の中でも日本にしかない儀式なのだそうです。
時期を春と秋にしたのも、いかにも日本的な要素が含まれていて興味深いです。
3月と9月の中旬は、稲の種まきと稲刈りの時期。
稲作を中心としていた農耕民族の日本人にとって、重要な季節だったといえます。
また、春分と秋分は太陽が真東から昇り、真西に沈む日です。
日本でよく広まっていた浄土思想では、西方の果てに極楽浄土があると言われています。
真西へ沈む太陽に、遥か彼方の浄土を想い、手を合わせていたのでしょう。
重要な時期の特別な日、春分と秋分を中間地点の「中日」として、
その前後3日間を含む計7日間が「彼岸」なのです。
極楽浄土への礼拝は、いつか亡くなった先祖達の供養に重なって行きました。
四季と人の想いが深く結びついたスペシャルウィーク。
自然と共に生きる、生真面目な国民性が表れている感じがしませんか?
お墓参りをしてご先祖様を想う。
稲の種まきをして、今年も田植えガンバローと気合を入れる。
今年も豊作だったね、と疲れた身体を労わりあう。
ぼたもちやおはぎ等のごちそうを食べる。
そんな楽しい時間をご褒美にしたから、この行事は現在まで根付いたのでしょうね。
今年もお彼岸を迎えようとしています。
家族でおはぎを食べながら、ご先祖様に想いを馳せ、
ご自分のルーツなどをお話になられたらいかがでしょうか?
相模原会館ではお線香はもちろん、
食べ物・飲み物を模った「面白ロウソク」も準備しております。
どうぞお気軽にご来館ください。
また、相模原会館では9月29日(月)に施設見学会を開催します。
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季節の変わり目です。お身体ご自愛くださいませ。
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