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葬儀社選び コラム
作成日:2024/06/03 最終更新日:2024/06/03

告別式のみ行う一日葬とは?服装マナーや葬儀の流れを解説

お通夜を行わず、告別式のみ執り行う葬儀を一日葬といいます。一般的な葬儀と比べると故人とお別れする時間は短くなりますが、時間や費用面で遺族の負担を軽減することが可能です。一日葬は忙しい現代人のライフスタイルに合った葬儀として注目されています。

そこで本記事は告別式のみの一日葬を執り行うメリットやデメリット、一日の流れや服装のマナーなどについて詳しく解説します。短い時間の中でもきちんと供養できる葬儀を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

告別式のみでお通夜なしの一日葬とは

まずは一日葬の概要について説明します。家族葬や直葬など、一日葬と比較されやすい葬儀スタイルとの違いにも触れながら解説しているので、一般葬以外の葬儀も検討している方はぜひ参考にしてみてください。

一日葬とは? 家族葬との違い

お通夜を行わず、告別式と火葬を一日で執り行う葬儀のことを「一日葬」と呼びます。お通夜を行わない分、一般葬よりも短時間かつ低コストで供養できるというのが一日葬の大きな特徴です。

また一日葬と同様に近年注目されているのが「家族葬」です。家族葬とは家族や親族、故人と特に親しかった友人のみを呼び、小規模で執り行う葬儀スタイルのことをいいます。

多くの関係者を呼ぶ一般葬とは異なり、家族葬では参列者を身近な範囲に限定するため、故人との強い絆を感じながら有意義な最期の時間を過ごせます。

このように一日葬と家族葬は全く異なる葬儀であるため、どちらかの葬儀を検討している方は、双方の特徴をきちんと把握した上で選択しましょう。

直葬との違い

直葬とはお通夜や告別式などの儀式がなく、火葬のみを執り行う葬儀スタイルのことです。このことから「火葬式」とも呼ばれます。所要時間は数時間と短く、参列者は家族や親族など数名程度で行います。

一日葬と直葬はどちらもお通夜がなく、一日で葬儀が完結するという点は共通しますが、一日葬は告別式を執り行い、直葬は告別式を行いません。

直葬は費用を最小限に抑えられることから、葬儀にかける時間や労力を抑えたい遺族に選ばれることがあります。

下記の記事では、直葬の詳しい概要について掲載しています。直葬を行うメリットやデメリット、実際の流れについて知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

>>直葬とは。直葬・火葬式を行う理由やメリット・デメリット、注意点などを解説

告別式(一日葬)の流れ

ここからは、一日葬の場合の告別式の流れについて解説します。なお死亡診断書の発行や遺体の搬送・安置、葬儀社への依頼・打ち合わせなど、さまざまな準備を経て納棺・告別式が行われるということを念頭に置きましょう。

納棺

納棺とは故人を棺に納める重要な儀式のことです。また納棺は故人を敬う行為であり、故人と過ごす最後のお別れの時間となります。納棺の儀式の一般的な流れは以下の通りです。

  1. 末期の水
  2. 湯灌
  3. お着せ替え
  4. 死化粧
  5. 副葬品を納める

末期の水とは故人の口元を水で潤す行為を指し、故人が乾きや飢えで苦しまず安らかにあの世へ旅立つことを願うといった意味が込められています。末期の水をとった後は、ぬるま湯を使って故人の身体を洗い清める湯灌の儀式を経て、死装束へのお着せ替えと化粧を行います。

最後に副葬品として故人の思い入れのある品を棺に入れ、蓋を閉じたら納棺は完了です。ただし納棺の流れは地域や宗派によって異なるため、事前に確認しましょう。

葬儀・告別式

納棺を済ませたら、葬儀・告別式が執り行われます。一般葬は納棺の後にお通夜を行うという流れが通常です。しかしお通夜を省略する一日葬の場合、納棺の後に行うのが告別式となります。

告別式の進行は受付・開式・焼香・出棺という流れです。告別式が仏式の場合は僧侶によって読経が行われます。故人が迷うことなく仏様のもとへ導かれるといった意味合いがあり、故人が現世に別れを告げるための大切な儀式といえます。

火葬・お骨上げ

告別式を終えたら火葬場へと移動し、火葬・お骨上げの流れとなります。お骨上げは縁のある人が遺骨を拾い集めることによって、故人を偲ぶ意味合いを持っています。火葬やお骨上げも、故人を送り出す大切な儀式です。

火葬にかかる所要時間は一般的に1時間から1時間半ほどです。火葬が完了するまで遺族や親族は待合室で待機します。

火葬が完了したらお骨上げへと進行し、喪主から血縁の深い順に遺骨を箸で拾い上げ、骨壺に納めます。

告別式にかかる時間

ここまで説明してきたように、一日葬は納棺・告別式・火葬・お骨上げといった流れで進みます。火葬を含めた一日葬の所要時間は告別式の内容や地域、宗派の慣習によって異なりますが、5時間程度となるのが一般的です。

告別式に1時間程度、火葬・お骨上げは3〜4時間程度かかると想定しておくのがよいでしょう。なお精進落としを含めるとさらに1時間以上かかります。

お通夜を行わない一日葬の場合は、故人との最期の時間を過ごせるのが告別式の間のみとなります。また告別式の詳しい流れや参列マナーについて知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

>>告別式とは?葬儀との違いや式の流れ、参列するマナーを解説

告別式のみの服装マナー

告別式のみの一日葬にも、一般葬と同じように身だしなみに関するマナーがあります。ここでは男性と女性に分けてそれぞれのポイントを紹介していくので、ここできちんと理解しておきましょう。

男性の服装

一日葬の告別式も一般葬の服装と変わらず、男性はブラックスーツ(喪服)を着用するのが一般的です。ジャケット・ベスト、ズボンは黒、ワイシャツは白を選ぶのが正しいマナーといえます。足元は黒の革靴に、黒の靴下が適切です。

全てのアイテムに共通していえるのは、できるだけ派手な装飾や柄が付いているものは避け、無地のものを選ぶことです。なお結婚指輪を除きアクセサリー全般は装着しないようにしましょう。

女性の服装

一日葬の告別式では、女性は黒いワンピースやアンサンブル、スーツを着用するのが一般的です。身だしなみのマナーとしては一般葬の告別式とほとんど変わりません。ワンピース・トップス・スカート・ストッキング・靴・バッグなど、どのアイテムの色も黒が適しています。

スカートの場合は膝を覆う丈を選ぶのが一般的です。過度な装飾のあるアイテムは避け、メイクやネイルもナチュラルで落ち着いているかどうかを基準に考えましょう。

下記の記事では、葬儀の際の髪型や細かいマナーについて解説しています。ここでは触れられなかった髪型に関するマナーも詳しく説明しているので、告別式の際のヘアセットに関して詳しく知りたい方は参考にしてください。

>>お葬式(葬儀)の髪型は?最低限のマナーとセットの方法を解説!注意点も

告別式(一日葬)のメリット・デメリット

現在は、葬儀にも一般葬や家族葬などさまざまなスタイルがあるため、どれを選べばよいのか迷う方も多いでしょう。ここからは一日葬を選ぶことで得られるメリット・デメリットについて解説します。特に一日葬にするかどうかについて検討している方はぜひ参考にしてください。

告別式のみのメリット

一日葬を選ぶメリットは、遺族・親族の体力的・精神的負担を軽減できることです。2〜3日に分けて執り行う一般葬と比べ、一日葬は1日で告別式からお骨上げまでを遂行できるので、スケジュールも1日のみ確保できれば行えます。

また費用はプランによって変動はあるものの、1日で完結できる一日葬は基本的に会場使用料も1日分で済みます。そのため2〜3日分の使用料がかかる一般葬よりも葬儀費用を大幅に削減できることもメリットの一つといえるでしょう。

告別式のみのデメリット

1日という短い時間で告別式から火葬・お骨上げまでを遂行できる一日葬は、やはり故人とのお別れの時間が短くなるというデメリットが生じます。特に故人と縁のあった方の場合、一般葬であればお通夜できちんとお別れができますが、一日葬では十分に供養できたと感じる方は少ないかもしれません。

また一日葬は近年注目され始めたスタイルであるため、親族の理解を得にくいこともデメリットといえます。宗派や親族の考え方によっては反対される可能性があるということを踏まえた上で、事前に遺族や親族と話し合っておきましょう。

まとめ

一日葬とはお通夜を行わず、告別式のみを1日で執り行う葬儀です。遺族や親族、参列者の中に高齢者がいる、できるだけ費用を抑えたいという方におすすめの葬儀スタイルです。

主に東京都・神奈川県を中心に多種多様な斎場・葬儀場を用意している株式会社サン・ライフでは、電話相談を24時間365日通話無料で行っています。

一日葬に関する相談はもちろん、その他の葬儀に関わるご質問も随時受けているので、気になる方はぜひ一度当社までご相談ください。


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