こんにちは。相模原会館の栁沼です。
先日の4月8日はお釈迦様のお誕生日でしたが、ご存知の方少ないですよね。
キリスト様のお誕生日はあんなに盛大に、楽しげにお祝いするのに
お釈迦様の誕生日は何もしないばかりか、思い出しても頂けないなんて
どっかのお父さんみたいな扱い…寂しい限りですよね。
キリストの生誕祭であるクリスマスはご存じの通りですが、
お釈迦様の誕生を祝う”お花祭り”はどんなことするかご存知ですか?
お花祭りでは、お寺に飾られた花御堂というミニュチュアの御堂中にある、
お釈迦様幼仏像に甘茶を灌ぎます。この仏像のポーズは、お釈迦様が
生まれて直ぐに七歩も歩いて、「天上天下唯我独尊」とおっしゃられたあのポーズ。
何故甘茶かというと、昔は母乳代わりに甘茶を用いたという説があり、施しの一種だと言われています。
またまた古いことを申しますと、お釈迦様の誕生日は
江戸時代には役所や寺子屋は休みになる「国民の祝日」的な扱いをされていたり、
種まきの時期ということで「農耕の日」と言われていたり、
果ては甘茶を母乳に見立てた事から母性をたたえる「母の日」の意味合いまでも
あったという大変な日だったそうです。
比べて、今では花御堂を飾らないお寺もチラホラあるようで
宗教行事が重要視されなくなってきた日本の現状を感じます。
昔と現代では、楽しい事や嬉しい事が成立する根本的なあり方が違うのでしょうね。
単に楽しい事嬉しい事美味しい事だけではなく、その先にご先祖様への感謝や
地域との交流、そして宗教的な価値観があるからこそ嬉しい。
そんな宗教が根付いた生活を送っていたのではないでしょうか。
宗教が良いとか、絶対に必要だとかは、家族または個人の考え方による思います。
ただ、故人を思い出したり、偲ぶ機会としては必要なのではないでしょうか。
家族ごとに異なる送り方があって良いし、偲び方にも家風があります。
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