こんにちは、サカエヤ仏壇店の宮川です。
日本の伝統的な芸術文化のひとつ「香道」が、
最近ひそかなブームになっているようです。
“香を聞く”
平安の昔より、香りを楽しむことは
日本人の大切な生活文化のひとつでした。
ここ十数年、アロマテラピーなど西洋の香り文化が広く浸透した結果、
日本古来の香りの文化にも目が向けられるようになったためでしょうか?
香道が体系的に整えられたのは室町時代だそうです。
「香道」では、香りを「かぐ」とは言わずに香りを「きく」と表現します。
その由来には諸説あり、お酒の種類を選別する「利き酒」同様、
香りを「聞き分ける」意味からだとか。
他にもまた、香りと向き合い、香りに問いかけてその答えを「聞く」、
香から立ち上がる煙に思いを託し、天に「聞き届けてもらう」など。
日本のお香には独特の香りがあり、その香りを「きく」と
日本人の奥深くに眠る何かが呼び起こされるような気がします。
香りは「残り香」を楽しむのが一番。
ときには香炉でたく「練香」など、時間とともに変化していく香りを楽しみたいですね。
サカエヤ仏壇店では、お線香タイプや塗香などの”香”を取り扱っております。
名刺に香りを移す名刺香など是非一度お試しください。